【整理収納のヒント手帖】
「部分的」ミニマリストという考え方
こんにちは。
北欧式整理収納プランナーのmahoです。
「家の中のモノを減らしてすっきり暮らしたい。」
と思っていても、実際どこから手を付けて
良いかわからない...ということはありませんか?
今回は、家の中がまだまだ整っていなかった頃の私が、
どこから片付けを始めたのかというお話です。
漠然と「片付けたい」という気持ちがあるのに
なかなか取り掛かれない時に、思い出して頂けたら
うれしいです。
誰でも、部分的には「ミニマリスト」になれる。
わたしは「ミニマリスト」という言葉を知って数年、
その方々のモノの持ち方や向き合い方にずっと憧れを
持っています。
自分の持ち物をすべて把握・管理できている状態って
心地良いだろうなぁ...という憧れ。
とはいえ、わたしは好きな台所道具をついつい色々と
揃えてしまう。
また、夫や子どもたちの持ち物も多いのですが、
それぞれの意志で手放すタイミングを待つことしか
できず、ミニマリストとは程遠いわが家...。
でもある時、家の中をぐるっと見回してみて、
こう考えました。
「ミニマリストとはいかなくても、
部分的にならモノを減らせるのではないか?」
家全体のモノを減らそうとするとハードルが高いと
感じますが、
「この領域だけは必要最低限だけ持つようにしよう」
という考え方です。
具体例
例えば、わたしの場合。
どうしても減らすことができないのは、
台所道具や、かご。
減らすことで気分が下がったり、ストレスになるもの
は無理に減らさない。
量は多いながらも、自分なりに何をどれだけ持ってい
るか把握はできているので、むしろある程度モノに
囲まれている方が快適に感じていたのです。
その代わり、持ち物の把握ができておらず、それが
ストレスに感じる領域は徹底的に数を減らしました。
わたしにとってその領域は、衣類関係です。
部屋着や肌着類も含めてオールシーズンの衣類は、
この6段の引き出しにすべて収まる数しか今は
持っていません。(冬のアウターは別保管です。)
そして一着買ったら、一着は手放すことを徹底する
ようにしています。
こうすることで、自分の衣類だけで見るといつでも
引っ越しできるというぐらいに物理的にも精神的にも
身軽になりました。
一緒に暮らしている家族の持ち物も気になるところ
ですが...!
まずは、自分のコントロールできる範囲で、モノの
総量が多い領域と最低限しか持たない領域を明確に
分けてみる。
そうして衣類の整理に取り掛かることで自然と
片付けスイッチが入り、その後は台所道具も見直し
をすることができました。
家全体は難しくても、部分的にならミニマリストに
近づくことができる!と感じた出来事でした。
「減らすもの」と「減らさないもの」の切り分け
最後に、まとめです。
「部分的」ミニマリストになるためには、こんな基準
で断捨離をしてみることをおすすめします。
- 減らさないもの:物量を把握できている場所、見ていて気分があがるモノ・場所
- 減らすもの:モノの位置を把握できていない場所、見ていて気分が下がる場所
一つの領域だけでも、「持ち物をすべて把握できて
いる心地良さ」を実感することができれば、今後の
片付けのモチベーションに繋がります。
どこから手を付けようか迷ったときには、自分で
コントロールできる範囲かつ、モノの量を減らしても
ストレスにならない領域から始めてみてはいかがで
しょうか?
今回も最後までお読みくださり、ありがとうござい
ました。