【さて、どう暮らそう。】朝ごはんとお台所は、暮らしの基本
こんにちは。空間コーディネーターの平野です。
私は、7人家族のなかで育ちました。
祖父と祖母、両親、そして弟二人と私。
毎日の食事の時間はにぎやかで楽しく、
食卓の真ん中には祖母と母が作ってくれた
愛情たっぷりのお料理が並んでいました。
大人になって、自分が家庭の食卓を預かるようになり
祖母や母が作ってくれたお料理の愛情深さを
身に染みて感じています。
身体にいい食材を選ぶのはもちろんですが、
手をかけた料理と、笑顔のあふれる食卓...
毎日の「食」って本当に大切ですね。
私は、お台所にいる時間が大好きです。
子ども達がお料理を楽しみに待っている雰囲気。
「おいしい」と言って食べてくれる様子。
3度の食事の中でも、特に朝ごはんを大切にしています。
メニューは至ってシンプル。
ご飯にお味噌汁に納豆と卵焼き。
前日の晩ご飯のおかずが並ぶことも。
私はあまり朝が得意ではないので、
夜のうちにおかずとお味噌汁の下ごしらえをし、
朝、ご飯が炊けたらおむすびを握ります。
土鍋で炊くご飯は時短だし、何よりおいしさが格別。
昔はパン派だった私ですが、
土鍋でご飯を炊くようになってからは
お米の美味しさにはまり、
すっかりごはん党になりました。
簡単な食事だけど、家族全員で過ごせる朝。
朝ごはんは、私にとって欠かせない家族の時間です。
夏休みに入って、娘がときどき朝ごはんを
作ってくれるようになりました。
彩りを考え、ちょっぴりバランスも考え
家族の笑顔を楽しみに作る姿に成長を感じます。
そして、朝ごはんを作るようになってから
娘に少しずつ変化が訪れました。
- 出されたものを残さず食べるようになった
- 苦手だったお野菜を食べるようになった
- 準備と片付けの段取りを考えるようになり、お片付けが得意になった
- 時間の段取りができるようになった
「朝ごはんを作りたい」
という気持ちから広がる伝播は想像以上。
この夏休み、まだまだどんな成長を見せてくれるのか
楽しみでなりません。
お料理をするということは、
メニューを考えるのはもちろん、
買い物、時間の配分、器選びなど、
全ての組み立てと段取りをするということ。
これは、いろんなところに活きてくると思うのです。
「お台所が整うとお家が整う」
というのはやはり意味があります。
「食」は生きていく上での基本だから、
食を作る場はインテリアの基本であると思うんです。
インテリアを整えるには、まずはお台所から。
そのために、まずは自分の癖を知る。
インテリアを整えるための紐解き作業に何が大切か、
改めて娘から学んでいます。
来週は、お客様のお宅のキッチンの打ち合わせ。
お客様にとっての心地よいお台所を
ご提案できるといいなとワクワクしています。