【ぼくとコペン】甥に会い、老いに追われて。
先日、久しぶりの実家に帰りました。
さすがに愛車のコペンで、とはならず。
前回の帰省でクタクタになったのを反省して、
ゆったり新幹線で。
地元を満喫するための体力も温存しとかなければ
ということで、今回は京都に置いていきます。
帰省の最大の目的は、甥っ子に会うこと。
一言でいうと、めちゃくちゃ可愛いかった。
なんでしょう、あの純粋無垢な瞳は...。
こんなこと言ってると「身内だからでしょう」
なんて声が聞こえてきそうだけど、断言したい。
うちの子たち(兄弟の子)が1番かわいい。
実は、会いに行く甥っ子は2人。
上と下にいる兄弟の子どもたちです。
よく、少年になるまで早い なんて聞くもんだから、
とりあえず今の姿を見に行かなければと
それはもう気が気じゃなかったんです。
もちろん、大きくなって名前を呼んでくれたり遊んだり
それはそれで楽しみではあるんだけど。
地元から遠く離れているここ京都からは、
気軽に会いに行くことなんてできなくて。
年末での帰省計画も虚しく失敗。
今回、ついにその目的を果たせたというわけです。
久しぶりの実家には、主役たち含め親戚が大集合。
大人になって集まる機会はだいぶ少なくなったけど、
やっぱりここは安心できる、何にも代え難い場所です。
ただ、そんな懐かしく見慣れた場所には、
いつもとは少し違った景色がありました。
小さな新しいメンバーと、そこに寄り添う兄弟の姿。
あの頃、くだらないことでよく喧嘩していた2人が、
それぞれの家庭を持ち、いつの間にか
親の顔になっていて。
なんていうか、その姿がすごく印象的でした。
久しぶりに帰った我が家は、懐かしくも新しい
眺めの良い景色に変わっていました。
なんだか良いものを見れた気がして、大満足で
再び京都に戻ってきたわけです。
ところで、今回の帰省で心に深く残った言葉が一つ。
「この人がおじさんだよ〜」
それを聞いてふと我に帰る。そうか、必然的に
オジサンという称号が僕にも。
そういえば、周りを見渡すと
「おばあちゃん」を襲名した母が、そして
「ひいばあちゃん」に昇格した祖母が微笑んでいた。
あぁそうか。僕も歳をとったんだな。
おじさんになること自体は、おめでたいことだし、
別に当人にとっては大した話ではない。
ただ、自分が一気に老け込んだ気がするというか。
もう若くないんだよと言わんばかりの現実を
突き付けてきた言葉。
心なしか、同僚からも「おじさんやな〜」っていう
言葉をかけられることが増えてきたようにも思える。
その言葉は、どちらの意味なんだろう?
まぁどちらにせよ、間違ってはいないか。
膝とか腰も痛くなるし、音楽は落ち着いた曲を好むし、
ドライブしてても、同じコペンに乗っているのは
イケオジばかり。
あぁ、段々そんなこと考ているのも疲れてきた。
変に抗ってしがみついているより、それこそ
甥っ子たちにかっっこいいなんて思われるような
イケおじになれるように今から前を向こうか。
大きくなってきたら、コペンに乗せて
ドライブするのもいい。
ゆくゆくは、お酒を飲める歳になって
一緒に楽しむのもいい。
後ろばっか見て焦っていたはずが、いつの間にか
まだ遠く先のことなんか考えだしていました。
とにかく、良い時間だったな。
今夜は、撮り溜めた思い出を眺めながら
お土産の日本酒を。