【ぼくとコペン】終わりなき戦いの始まり
京都に移り住んでからちょうど3年。
この頃、たびたび耳にする言葉がある。
「ぜんぜん関西弁にならへんやん!」
この土地にやっと馴染めてきたかな〜。なんて
少しの余裕を感じてきた僕にとっては、
急に死角からパンチを入れられたような。
そんな不意にジャブを打ってくる相手の正体は、
チームメートであり、生粋の関西人でもある同期。
日によっては驚きだったり呆れ気味だったり。
はたまた、少し嬉しそうな顔だったり。
毎度、いろんなニュアンスの「ならへんやん」
を放ってきます。
まぁ確かに、今いるのは京都。僕にとっては
聞き馴染みのない言葉が日々飛び交うなかで、
全く身に付かないのも不思議なことではある。
「郷に入っては郷に従え」という言葉もあるくらい。
むしろ努力してでも学ぶべきなのかもしれない。
でも一応、住民票は京都。コペンのナンバーも京都に。
チバケンに行く時だって、たくさんの八ツ橋を
我がもの顔で配り続ける日々を送ります。
ただ、何度も「ならへんやん」を食らい続けてると、
絶対に染まらないぞ。なんていう
変な反抗心なんかが出てきてしまって...
毎日、共に仕事をしながらも、
マウントポジションに入られまいと
警戒体制は怠りません。
そんな、周囲からしたらなんてことない、
でも自分にとっては負けられない戦いが
密かに繰り広げられています。
今週も、そんな同期との平和な日々が始まる。
絶対、負けへんで。