【まいにち、ちょっといいこと。】朝散歩と心を満たすもの
朝方、なんだかいつもより寝室が
ひんやりする感じがして起きて、
思わずリビングの窓を開けた朝。
入ってくる風が澄んでいて、気持ち良い。
リビングに差し込む朝日がダイニングテーブルまで
伸びてきて、秋を感じる今日この頃です。
娘のクラスが学級閉鎖になり、
子どもたちとべったり過ごす一週間。
前日、早々に寝てしまい
いつもより1時間半も早く目が覚めた日。
子どもたちを起こさないようにと、こっそりこっそり
ベッドから抜け出したつもりなのに...
すぐに私がいないことに気づいた息子が
「ママ...」と泣いて起き、
それにつられて娘も起きてきて。
まだ朝ごはんには早い時間。
2人とも二度寝は...しなそうな雰囲気。
なんだか外の空気を吸いたくなって
「せっかくだからお散歩でも行く?」と
3人で初めての朝散歩へ。
「ママと朝におさんぽしたの初めてじゃない?」
「すずめさんもおはよう〜」
「すずめって声かわいいね。早起きだねぇ」
「あの家よく見ると面白い屋根の形じゃない?」
「落ちてる葉っぱだけ黄色!」
「そらが夕方みたい!」
いつもと違う空気に娘はわくわく、
息子はびっくりしたのかしばらく抱っこしたまま
私の腕をぎゅっとつかんで離れませんでしたが
歩くうちに少しずつ慣れてきて。
最近覚えた「あっぱ(葉っぱ)」を拾ってみたり、
鳥たちを指さしてみたり。
いつも自転車で走る道を心の向くままただただ歩いた、
それだけなのに、自転車に乗っている時には
気づかないことに気付けたり、
何も急ぐことなく時間を気にせずゆっくり話せたり
いつもの道が特別に感じる、そんなことが嬉しくて。
秋の澄んだ空気もすごく気持ちが良かった。
朝散歩、毎日は自信ないけれど笑、
たまにはありかも。
ついついやるべきことに追われてしまう毎日。
大好きな写真も、撮るべきものが増えるにつれて
前ほど楽しむ余裕がなくなっていて、
素敵な写真を撮る人を見ては自信もなくなり、
あれ、私にとって本当に大事なことってなんだっけ?
と思うタイミングが増えて。
今月はできるだけ心の動くことをして
できるだけ目の前のことに集中して
好きなものだけを撮ろうと決めて過ごした10月。
近所の池の隅にひっそり咲くお花、
色づき始めたいつもの公園の木の葉、
夕暮れの光に照らされるコスモス...
とにかく好きな瞬間を、と思って
カメラを構えたら、身近にも心動かされる瞬間が
あふれていることに気づいて。
何よりやっぱり子どもたち、家族との毎日が
愛おしくて、なんでもない日々の瞬間こそ
大切に残しておきたいなぁと思います。
そうしてただただ愛おしいと思える瞬間だけを
切り取っていたら自ずと心が満たされていって、
ぼんやりしてしまった自分の中の「好き」の輪郭も
少しずつ形を取り戻してきた感じがあって。
あぁやっぱり写真を撮ることが
楽しくてたまらなくて、大好きなんだなぁと。
例え同じ場所で同じものを撮っていても、
人それぞれ心動く瞬間は違うし、撮る写真も違う。
自分の愛おしい瞬間を切り取る、
それだけでいいのよね。
大人になると、ついやるべきことに追われてしまう
ことも多いけれど、大人になったからこそ
自分で自由に選択できることもあると思っていて。
だからこそできるだけ自分の心に正直に、
ちゃんと愛おしいと思えるものを選んで
心が動く瞬間を残しておかないと、
と心に刻んだそんな11月の始まり。
ハロウィンが過ぎれば
あっという間にクリスマス、そして年末。
残り2ヶ月、みなさんはどんな時間を過ごしますか?