公開日 2023年04月04日(火)
更新日 2023年05月10日(水)
【やわらかく、ひびく。】春、決意も新たに。
まだまだ朝晩冷え込む今日この頃ですが、
今年は一足早く、桜が満開となりました。
京都で迎える春も8回目となりましたが、
毎年、推しの桜は増えていく一方です。
数多ある桜の名所ももちろん素敵なのだけれど、
日常に溶け込む桜にはグッとくるものが。
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普段の何気ない景色に
優しい彩りで、でもはっきりと意思を持って
新たな幕開けを知らせてくれるよう。
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蕾も期待も膨らみます。
新たな幕開けといえば、
今年の春は思いがけない嬉しいニュースが。
東京に住む友人が、京都へ引っ越してきたのです。
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「生活も仕事もまだまだ慣れなくてさ・・
ゆっくり家のことしてる時間が落ち着くよ。」
東京で生まれ育った彼女が京都へ移住を決めたのは
半年程前のこと。
いろいろと京都にご縁を感じることがあったという。
ただご縁を感じたとはいえ、
それまでの生活に区切りを付けて変化することは
とても勇気のいる決断だったはず。
家、街、仕事。生活すべてが一新したのだから
慣れるのに時間がかかるのは当然のことと思う。
私もかつて、新卒で入った会社を辞めて
しばしのモラトリアムに入ったときのことや、
8年前に京都に来たときのことなんかを思い出して、
なんだか感慨深いものがありました。
小心者の私はいつも、決めたはいいけど
不安すぎて泣いてたよ・・
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そんなこんなでアフタヌーンティーをつまみながら、
話はこれからのことに。
「私、若い女性のために何かしたいと思ってるんだ。」
長期戦だけどね、と笑う彼女。
控えめに、だけど力強く。内容ももちろんだけど、
夢を言葉にしているその姿がカッコいい。
想いをカタチにしていくとき、
最初の輪郭を作るのは言葉だと思うから。
その夢はきっともう、叶い始めていると信じてるよ。
こうやって京都に住むことも実現させたわけだし。
「でもさ、いろいろと考えすぎちゃうときもあってさ。
そんなときはね、パン、捏ねるのいいよー」
パンを無心で捏ねるのが、今の彼女の癒やしとのこと。
パンを捏ねながらモヤモヤと向き合いつつ、
でも一歩ずつ、着実に進んでいる。
そんな彼女にエールを送り続けたいと、改めて思う。
たまにはこうやって、ゆるりとお茶でもしながらね。
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この後ちゃっかり、手捏ねのくるみパンをいただいたのでした。
そんな話を聞いて、私の心もムクムクと動き出す。
私だって目標はいくつかあるのだけれど、
そのうちの一つは、居心地よい暮らし作り。
目下取り組み中なのは、
すっきり余白のある生活にすること。
あれやこれやと憧れのイメージは心をよぎるけど、
揺れやすい自分の心と向き合って、
本当に居心地がよいと感じられる場所を作りたい。
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さぁ、夏がくるまでに一区切り。と改めて決意。
まずは本たちを整理するところから。
あ、その前にダンボールも買いにいかなきゃな・・
千里の道も一歩から。
その一歩は思いの外、地味で泥臭い。
理想と現実のギャップに気が遠くなることもありますが、
とりあえず一歩ずつ。
桜と友人が運んできた爽やかな空気に乗って、
私も気持ち新たに、決め直しの春なのでした。










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