【にちにちこれ、好日】
夏の一幕。相手を偲ぶことの大切さを知りました。
みなさんこんにちは。
8月末。
夏が長くなった昨今のこの国、
残暑というには暑すぎる毎日。
帰省が終わって久しぶりに近くを散策すれば、
柳の枝垂れた葉はさらに繁茂し、
ゆったりとなびいて、
涼しさを感じさせてくれました。
とはいえ暑いんですが......。
心の癒しってやつですね。
今回は、お盆のひとときを
少しお話しさせてください。
今年のお盆はとにかく水遊び三昧でした。
プール・海・プール・川・川・川。
6日連続なんて人生初だったのですが、
この酷暑にはベストオブプレイス。
涼しさはもちろん、
水に揺られる心地よさでついまったりし、
足の皮がふやける毎日。
ただ、改めて子供達の体力は無限だな...と、
思わずにはいられないほどの体のだるさは
盆明け1週間ほどつづいたのもまた事実です。
つぎにBBQも夏の醍醐味ですね。
キャンパーではないので知識はないけれど、
とにかく言えるのは、火が起きる瞬間は
達成感もひとしおだということです。
まず着火剤で炭を炙る。
炭にある程度熱が浸透したところで
うちわを全力で仰ぐ。ひたすら仰ぐ。
そうして炭からバチっと火花が飛んで、
ぼうぼうと火が立ち上がると、
うちわ仰ぎ隊みんなでおお〜と歓声。
ところでBBQで食べるお肉って
なんであんなに美味しいんだろう。
遠くで鳴くひぐらしが聞こえて
夏の夕方の静けさを感じながら食べるお肉......。
共食の良さもあるけれど、
それよりももっと個人的なところで、
わたしの心は動いている気がします。
そして、花火。
子どもの時は気づいてなかったけれど、
花火って、煙の量ほんとすごいですよね。
そりゃ集合住宅でやっちゃいかんのも頷ける。
娘たちが花火をしようもんなら、
纏ってる煙の方が目立ってるのでは?
とさえ思ってしまうほどに。
それでも本人たちは、
手持ち花火の小さな火花の変化を
曇りなき眼で見届けている。
子供って素敵だな〜と思う瞬間です。
もう一つ。
ちょうどお盆にペルセウス流星群が見れる!
ということで、
アウトドアチェアに身体を預けて空を見つめつづけ、
結果2つ流れ星を確認しました。
真っ暗な空にまたたく星の光を、
仕事終わりの夫と電話で共有する夜は
ちょっと贅沢な時間だったりして。
(会話はめちゃくちゃ世間話でも)
そんなことをして過ごしたお盆の時間。
ただただ「楽しいな」と過ごしていたのですが、
夫の実家での滞在中、
お義兄さんがぽつりと放ったひと言。
「おとんも子どもたちが楽しそうなの見て、
そこで笑ってると思うわ」
が私には強烈に刺さりました。
この温かさと想像力こそが人間らしさ。
と、私は大事にしたい言葉に思えたのです。
川で見送るとき、
去年までとはまた違った気持ちで手を合わせられた
のが、嬉しかったのでした。