【 晴れのち、キッチン 】クリスマスを待ちわびて
暖房のタイマーが切れて
ひんやりとした空気に包まれた朝。
こんな朝は、なかなか布団から脱出できない。
何度目かの決意でようやく起き上がって
「さむ〜〜」と、独り言を呟くのが
最近のお決まりです。
それから、
前日の夜に多めに作っておいた
スープを飲むことも、冬のお決まり。
体の中からあっためる作戦です。
お気に入りのスープマグで
心もほこほこ、あったか。
そんな朝を過ごしてる最近の私。
いつもより少し、浮かれています。
なぜかというと、
1年で1番好きな季節が来たから。
12月。
街がイルミネーションでキラキラしていて
すれ違う人もなんだか
ソワソワしているような...。
クリスマスの飾りつけを目にするだけで心が踊るのは
子どもの頃に待ちわびたサンタさんの思い出が
あるからでしょうか?
とにもかくにも、この季節がたまらなく大好き。
寒くて起きられない朝だって
今はとても嬉しいのです。
今年は挑戦してみたいことが1つ。
シュトーレンを作りたい!
クリスマスまでの日々を
1枚1枚切りながら待つドイツの伝統菓子。
学生のときアルバイトをしていたパン屋さんで
販売していたこともあり、
私にとっては懐かしい気持ちになる食べものです。
ここだけの話、材料を買いに行ったときに
完成されたシュトーレンを見つけてしまい
「買ったほうが早いのでは...?」と
揺らぎました。笑
いやいや、作る楽しみがあるじゃない、と
ぐっと堪えて帰ったのはどうやら正解で、
作り始めたら楽しくって
「なんでそんなこと思ってたんだろう〜」と感じるほど。
生地の粘り気が強くてまとまらないので
強力粉と薄力粉を少しずつ追加。
こんなふうに、試行錯誤できるのも
手作りの醍醐味ですよね。
ドライフルーツとナッツはたっぷりと!
2度目の発酵が終わった頃、
形がちょっとヘンテコなことに気づいたけれど
「まー、これも手作りの良さやんね!」と
言い聞かせて、オーブンに詰め込みます。
焼き上がると、お部屋いっぱいに広がる
香ばしくてやさしい匂い。
学生時代にお世話になった
あのパン屋さんを思い出す、
大好きな匂いです。
バターを塗って、粉糖をこれまたたっぷりと。
これで完成です。
作ってみると思っていたよりも簡単で
毎年作ろうかな〜なんて
調子の良いことを思ったり。
ひとり暮らしを始めてから
前よりもっと季節ごとを
楽しめている気がします。
さて、シュトーレンのお供には
最近ゲットしたこれの出番。
紅茶のアドベントカレンダーです。
いろんな味のティーバッグが
ランダムに入っていて、
毎日違った味を楽しめるもの。
この日の紅茶は、シナモンが効いた
フェスティブ スパイスという味でした。
シュトーレンと紅茶も、
「最近のお決まり」に加わりそうです。
今年はまだまだ
やりたいことがたくさん。
クリスマスパーティーは
料理を作っておもてなししたいし、
小さなツリーも飾りたいな。
あっという間に過ぎていく大好きな季節を
できるだけ長く楽しめるよう、
大事に過ごしたいと思います。