【はなうた日和】思い出の唐揚げの味
2023年、1月。
今年は、雪が多く、寒い日が続いています。
こんな日は、こたつやストーブの前で
のんびり過ごしたいなぁ...なんて思う私ですが。
子供たちは、雪をみて大喜び。
雪だるまを作ったり、ソリ遊びをしたり、
雪合戦をしたり。
「今」を全力で楽しんでいます。
ここは、夫の実家の裏山。
桜の木、柿の木、栗の木。夏は、青々と。
冬に雪が降れば、子供たちのソリ遊び場に。
四季で違う表情になる裏山。
お花見をしたり、栗拾いをしたり。
春夏秋冬でいろんな遊びを楽しんでいます。
わたし自身、田舎育ちですので、
春に山菜を探しに出かけたり、
松ぼっくりを集めたり、野菜を分けてもらったり。
日々の何気ない出来事に、懐かしいな。
と感じることが多いです。
日々を切り取ることをはじめてからは、
もう何年も経ちますが、いつか何気ない日常を
振り返ったときに、こんな事もあったな...!って
思い出や笑い話になればいいなと思っています。
さて今回は、1月にあった出来事。
娘が初めて、「明日お休みしたい」と言ったこと
について少し書いてみたいと思います。
ちなみに、入園してから、
こんなふうに言ったことは初めてのこと。
兄さんも言わなかったことなので、
私にとっても初めての出来事でした。
憂鬱そうな表情をしている娘。
理由を聞くと、
「給食に、苦手なものがあって食べられなかった...」
ようでした。
今までそういったお話は無かったのですが、
その日は、みんなの前で泣いてしまった。
そのことも原因のようです。
娘のお話を聞いているうちに、自分の小さい頃を
思い出し、なんとも複雑な心境になりました^^;
好き嫌いが多くて、給食が嫌な日あったなぁ。
その日は、結局、気持ちを落ち着かせるためにも
お休みすることにしました。
娘の好きなことをして、気持ちをリフレッシュ!
楽しそうに1日を過ごす娘を見る中で、
母としてできることを考えていました。
そうだ!と思いついたのは、一緒にご飯を作ること。
娘ができる作業を盛り込んで。
好きなものばかりではなく、あえて苦手な食材も
使うことにしました。
私が、今回のことで少し考えてみてほしいなと
思ったのは、作り手の気持ち。
栄養のことも、もちろんありますが、
何より1番は、美味しいと思ってもらえたら
うれしいなという気持ちです。
「材料をたくさん切るのは、大変なんだね。」とか、
「人参って、固いんだね。」とか。
苦手な茄子をわーわー言いながら、炒めたり。
そして、出来上がったあとの達成感溢れる
満足そうな顔の娘。
母さんもうれしかったな。
結局、苦手な茄子は、時間がかかったものの完食!
良かったぁ...!と思ったのですが、しかし。
そんなに簡単におわる問題ではなく、
次の日の朝も同じことを言いだしました^^;
(結局、2日目も同じことを繰り返しました。)
ただ、2日目に違ったこと。
夕食を食べ終わって、洗いものをしていると、
娘がやってきて、こう言いました。
「皆が美味しいって言ってくれると、うれしいね!」
私は、
「そうだね!ママも○○ちゃんが美味しいって
食べてくれるとうれしいし、給食センターの人も
同じ気持ちだと思うよ^^」
と返しました。
娘は、笑って唐揚げをおかわりしていました。
その日の夜。「明日は、行くね」と言った娘。
小さいながらに、悩んで立ち止まって進んでる。
親も子も同じ。
お互いが全てを理解するのは難しいかもしれないけど、
寄り添うことが大事だなと、改めて感じた出来事でした。
そしてその日から、手伝いたい!と言う日が増え、
隣で頑張ってくれています。
思い出の唐揚げの味。おいしかったな、また作ろう。