【まるく、暮らす。】
らしくないかも?から外れてみると。
台風が来る前日の蚤の市で
一つの花器に出会いました。
土っぽい色合いと、濃い色合いの独特な模様。
お店を遠くから眺めていた時に目が合い、
引き寄せられるようにお店に立ち寄りました。
独特な色合いだけど、形がやさしくていい。
両方についている小さな輪っかが
何だか手みたいで愛嬌を感じるな〜。
確か、そんなことを思ったような気がします。
といっても、今まであまり
お部屋に取り入れたことのないタイプ。
一度、棚に戻してから、
他のアイテムを見ながらも横目でチラ見。
「かわいい。けど分かんない...。」
というのがその時の正直な気持ちでした。
話は逸れますが、私も周りには
こんなタイプのお買い物上手がいます。
気に入ったものを見つけた時、
お家に合うか合わないか、
そんなことは関係ない!
好きならそれでいい。
とスパン!と即決できる人。
そんな知人たちを見て
自分の軸があって、かっこいいなあ。と
毎回、尊敬の眼差しを送るのでした。
(福岡「護国神社の蚤の市」)
当の私はというと、時と場合によりますが
気に入ったものでも割とうだうだと考えます。
そして、最終決断のひとつは
「お部屋に合うか」ということ。
今回はその前例がないので、
私の感覚は大混乱。
「合うかな」「でもなんか惹かれる」を
何往復も自問自答しながら
蚤の市を徘徊したのでした。
(実際に買ってきて置いてみた時の写真。)
帰宅してお部屋に飾ってみると、案の定
ちょっとお部屋の中で浮いているような...。
と同時に、優しい雰囲気のものが多いわが家に
ピリリとスパイスを加えたようで
今までにない感じだけどありかな、とも。
私の中で「あ、これ面白いかも」に
変わった瞬間でした。
それからは、一緒に毎日を過ごしながら
いろんなものと組み合わせて
バランスを探り探りな日々。
(濃いめのブラウンカラー、金属の無機質な素材などと合わせてみました。)
すると愛着も湧いてきて、
今となっては結構なお気に入りに
なっています。
もちろん、自分のお買い物経験値を
フル稼働させて選ぶのが
失敗が少なくて、間違いない。
けれど、たまには自分「らしい」から
一歩外に飛び出てみると、その先には
今までにない学びが待っているんだな〜と
感じたのでした。
「らしさ」から飛び出して、
インテリアを、そして自分自信をも
面白がってみるのもいいかもしれない。