【まるく、暮らす。】
「せいろ」はじめました。
早いもので、9月も中盤。
朝晩は随分と過ごしやすくなり、
鈴虫の声が聞こえてきました。
夏が苦手な私は、
「ああ、やっとこの季節がきた。」
と、ついついにんまり。
もっぱら秋服を探し始めたり、
秋の味覚を求めたりしているのは
私だけではないはず...!
そういえば、両親からおいしそうな
「サツマイモ」が送られてきました。
久しぶりにご対面の、サツマイモ。
最近は、年中スーパーに並んではいるけれども、
旬の季節になると、やっぱり胸が高鳴ります。
さて、何をつくろうか。
ぼんやり考えていると、目についたのはせいろ。
夏は、1度シュウマイを作ったっきりで
すっかりご無沙汰でした。
長らくしまって置いてごめんね。のお詫びと、
今年の冬もよろしく!の挨拶を兼ねて
久しぶりにせいろを使ってみることに。
このワクワクな気持ちに乗っかって、
「作ったことのないもの」に
挑戦してみようと思い立ちました。
レシピを調べてみて、
作ることにしたのは「サツマイモおこわ」。
ちょうどもち米が余っていたので、
いいタイミングです。
「せいろでおこわを炊くなんて、大変そう。」
正直、そう思ってしまい、
なかなか手を付けられずにいましたが、
今日はそんな気持ちも吹き飛ばして
なんだかサッと作れそうです。
まずは、サツマイモを角切りに。
せいろに蒸し布を敷き、しっかりと浸水させた
もち米を入れ、その上に切ったサツマイモを。
蓋をして30分ほど蒸します。
せいろから広がる蒸気。
木と、お米と、サツマイモを蒸している
香りが合わさって、お部屋中に広がります。
せいろでお米を炊くと、こんなにも
いい香りがするのか~と、新たな発見。
暮らしの楽しみをまたひとつ、見つけました。
30分が立ち、蓋をあけてみると...
サツマイモの甘い香りと、良い色合い。
お腹がぐうとなってきました。
1つだけ、サツマイモをつまみ食い。
2つ目にも手が伸びましたが、ぐっとこらえて....
お酒とお塩を入れ、さらに10分ほど蒸します。
「サツマイモおこわ」完成です。
さて、お味はいかがでしょう。
ひとくち食べて、にんまり。
サツマイモの甘さが優しく広がり、
お塩もちょうどいい塩梅。
もち米は思ったよりも
もちもちしていなかったので、
何が足りなかったのか...。
これはこれで美味しいけれど、
次は、しっかりともちもちさせたい。
また、おこわを炊く楽しみができました。
(セブンイレブンのアイス「まるで濃密芋」にハマっています。)
秋は、きっともうすぐ。
...と思っていましたが、福岡は
まだまだ34度を超える日も。
秋までの道のりは遠いのか、近いのか。
しかし、一度押された
季節の切り替えスイッチは
なかなか後戻りができないもの。
「暑い~」と言いながら、秋味のアイスをかじり
秋と夏の間をさまよっている私でした。