【 まるく、暮らす 】わたしの中の、ブルー
こんにちは、リセノスタッフのいわべです。
今回、エッセイを書かせていただくことになりました。
まずは、簡単に自己紹介をさせてください。
福岡の田舎育ちで、自然と
食べること(特にパン)が大好きです。
焼くときに、小麦がこうばしく、ふわっと香る
あの瞬間がたまりません。
この話は、語りだすと止まらないのでまた後日。
おいしそうな食材の組み合わせや
料理法を見つけては、挑戦しています。
4年前、大した知識もありませんでしたが、
勢いと好奇心のままに「えいっ」と
インテリア業界に飛び込み、ご縁があってリセノに。
それから京都で3年間のひとり暮らしを経て、
昨年、地元の福岡でふたり暮らしをスタートしました。
現在はリモートワークで、福岡から
コンテンツづくりに携わっています。
自分にとっての、インテリアって?
京都で初めてのひとり暮らしを
始めたころ、いざ家具を買おうとすると
「あれ、私ってどんなものが好きだっけ?」
と悩む自分がいました。
さらに、SNSを開けば
素敵なお家やアイテムがたくさん。
優柔不断な私は迷ったあげく、
理想と現実の差に、少し落ち込むことも。
そんな時、楽しみ方を教えてくれたのは、
すでに自分軸を持って
インテリアを楽しんでいる先輩方でした。
色んなショップや蚤の市へ
連れて行ってくださったり、
今までのインテリアの体験談について
お話を聞いたり。
それぞれの好きなものについて熱く語る姿や
楽しそうな姿がとても魅力的で面白く、
いつの間にか、私もそうなりたいな、
と思うようになったんです。
そんな思いが芽生えてからは、
「これ、好きかも...!」
という心の動きを意識して観察してみることに。
そうすると、自分の軸が少しずつ、
見えてきたように感じます。
たとえば。
私は青いものが好きなようで、
いつの間にか集まっていました。
深みのあるブルー、くすんだブルー。
田舎で育ち、水辺や空が好きだからかな?と
理由を考えてみるのも楽しい。
自然のような、深くておおらかな色合いが、
癒しをくれるようです。
そのお気に入りたちを、
見慣れた場所にふと置いてみたり、
よく視界に入る場所に置いてみたり...。
なんとも感じていなかった場所が
お気に入りの場所に変わる、
そんな変化も楽しみの一つです。
私にとってインテリアは、いつの間にか
日常の色を明るく変えてくれる相棒
のような存在になっていました。
運よく出会った、ブルーのお部屋
福岡に来てから、くすんだブルーの壁紙が
アクセントのお家に出会いました。
これもご縁だなあと、つくづく感じます。
今は、ここで少しずつ好きなものを集めながら
おうちづくりを楽しんでいます。
自分軸で選んだものは、毎日の暮らしのふとした瞬間に
「あ、なんだかいいな」という気持ちをくれます。
たとえば。
お気に入りがぎゅっと詰まったダイニング。
ふと目を向けると、カーテン越しの光が柔らかくて
なんだかグッときた瞬間でした。
こちらは、ある日の食卓。
夏野菜をたっぷりと使ったメニューを
お気に入りの器に盛りつけて。
鮮やかな色合いと夏野菜のみずみずしさに、
気分もるんるん。夏も食欲が止まりません。
こんなふうに、自分なりの「いいね」を
探したり、積み重ねながら、暮らしています。
毎日穏やかに、まるい心でいたいと思っていても
まだまだ、余裕がない日々も多いのが
正直なところです。
ただ、そんなときに「なんだかいいな。」と
感じる瞬間があることで、
ふっと心が軽くなることも。
気持ち的に「ブルー」だったとしても、
それを前向きに変えられるのが
私にとっては、みずみずしくて
爽やかな「ブルー」の色合いだったりします。
自分なりの好きなものや暮らしに
目を向けながら、捉え方や工夫次第で
小さな喜びを増やしていきたい、というのは
わたしの小さな目標。
お気に入りのブルーのお部屋で
暮らす日々を、綴っていければと思います。
これから、どうぞよろしくお願いします◎