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【シンプルを極めるレシピ】伝統料理「柚庵焼き」とは? 
秋鮭でつくる簡単レシピをご紹介

こんにちは。料理家の松山たけしです。

今回は、これからの時期にとびきりおいしい
秋鮭を使ったレシピ。

秋鮭の柚庵(ゆうあん)焼きをご紹介します。

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皆さまは、
「柚庵焼き」という料理をご存じでしょうか?

料亭や懐石料理のお店などで目にしますが、
名前は聞いたことがあっても、どんな料理なのか
詳しくはわからない方も多いのではないでしょうか。

それでは早速、
「柚庵焼きとは何か?」からご説明していきます。

柚庵焼きとは?

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「柚庵焼き」とは、
醤油、酒、みりん、柑橘類を合わせた
タレ(漬け地)に食材を漬け込み、焼き上げたもの。

江戸時代の茶人「北村祐庵(きたむらゆうあん)」
によって考案されたと言われる伝統料理です。

柚庵焼き、祐庵焼き、幽庵焼き。
いろんな書き方がありますが、
読み方も調理法もすべて同じ。

僕は、「柚子などの柑橘類を使っているんだぞ」
ということをちゃんと伝えたいので、
「柚庵焼き」と書くことが多いです。

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柚庵焼きの漬け地の割合は、基本的には「 1:1:1」。
醤油1、酒1、みりん1です。

割合で覚えておくと、レシピをいちいち見直したり、
分量を計算し直したりする必要がなくて楽ですね。

魚全般はもちろん、お肉でもおいしくできる柚庵焼き。
今回は、旬の「秋鮭」で作ってみます。

「秋鮭」と「サーモン」の違い

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「鮭」というと、1年中スーパーに並んでいて、
いつでも食べられる魚というイメージですよね。

でも実は、国産の鮭を味わえる時期はほんのわずか。

初夏の時鮭(ときしらず)と、
秋の秋鮭(あきざけ)の2回だけ。
あとはほとんどが輸入品なんです。

秋鮭は、
脂が少なくてさっぱりとした味わいが特徴。

通年見かける脂がしっかりのった「サーモン」とは、
実はかなり食感が違います。

そのため、
塩焼きなど「いつもの感覚」で秋鮭を調理すると、
少しパサついたり、味気なく感じたりすることも。

そこで、柚庵焼きです。

秋鮭を漬け地に漬けてから焼くことで
水分や甘味が加わり、
淡白ながらもしっとりやわらかな食感に仕上がります。

漬け地の味の調整について

yuan_yaki_salmon_recipe (7).jpg

柚庵焼きのポイントは、漬け地のチューニング。

脂の少ない食材には、少し甘味を強める
保水率が上がり、よりしっとりと仕上がります。

ですので、今回は漬け地の割合を、
醤油1:酒1:みりん1.5 にして作ります。

レシピによってこの割合が少しずつ違うのは、
食材の特徴に合わせて調整しているからだと思います。

ですが、基本は 1:1:1。
これをベースに考えれば、迷わず理解できます。

yuan_yaki_salmon_recipe.jpg

また、以前ご紹介した
ブリの照り焼きサワラの粕漬け焼きと同じように、
漬ける前に軽く塩を振り、水気を拭いておきます。

このひと手間で魚の臭みが抜け、
味がすっきりと入っていくのです。

一緒に漬け込む柑橘は、この時期なら
「青柚子」や「すだち」、「かぼす」などがおすすめ。
なければ、「レモン」でもおいしくできます。

使う柑橘を変えると、
また違った表情が出るのも楽しいですね。

これは余談ですが...。

秋鮭は結構淡白で、
「脂の乗ったサーモンの方がおいしい!」と
思われる方もいらっしゃるかもしれません。

僕は、秋鮭は
「秋に出回る食材との相性がいい」
と思っています。

特に、新米との相性はバツグン。

ツヤツヤして甘味もあり、
それ自体がおいしい新米に対して、
こってり脂の乗ったサーモンは少しアンバランス。

一方、秋鮭のさっぱりとした味わいは、
新米のしっとりした甘味と合わさることで、
すごくちょうどいい調和を生むのです。

ということで、秋鮭の祐庵焼きと、炊き立ての新米。
ぜひこれらを合わせて、秋の味覚をお楽しみください。

レシピ(2人分)

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  • 秋鮭の切り身 2切れ
  • 塩 少々
  • 醤油 30cc
  • 酒 30cc
  • みりん 45cc
  • 柚子の輪切り(すだち、かぼす、レモンでもOK) 2〜3枚

作り方

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① 秋鮭に軽く塩を振り、
  10分ほど置いて水気を拭きます。

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② 醤油・酒・みりん・柑橘を合わせた漬け地に、
  秋鮭を1~2時間ほど漬けておきます。

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③ 魚焼きグリルで秋鮭を皮面から焼き、
  ひっくり返して少し焼きます。
  火の入れ過ぎには注意してください。

yuan_yaki_salmon_recipe (2).jpg

④ 器に盛りつけ、お好みで柚子皮を散らせば完成。

好きな野菜を一緒に焼いて添えると、
立派な秋の一皿になります。

ぜひご家庭でお試しください。

▼秋の味覚を楽しむ一皿。こちらのレシピもおすすめです。

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