
瀬戸市の歴史ある窯元・かしわ窯が手がける「Kamagaki (カマガキ)」シリーズのプレート。作家もののような味わい深い佇まいと、瀬戸焼の温かみが魅力です。
https://www.receno.com/plate2/kashiwa-pl.phpこんにちは。料理家の松山たけしです。
鶏肉でも豚肉でも魚でも、揚げ物に甘酢あん。
これ、かなり使えます。
油と酢は相性が良く、油のこってり感を酢がやわらげ、
酢の鋭い酸味を油がまろやかにしてくれます。
おいしいものは、脂肪と糖とでできている。
お酢を入れるともっとおいしい。この法則です。
今回ご紹介するのは、
「サバのトマト甘酢あんかけ」。
揚げたサバに、
トマトと甘酢のあんかけをあわせた料理です。
トマトを加えることでうま味と酸味の幅が広がり、
普通の甘酢あんよりも断然おいしくなります。
さらに五香粉や八角などのスパイスを入れると、
香りに深みが加わってもう一段おいしく仕上がります。
「おいしそうな感じはするけれど、
揚げ物+あんかけって、なんだか大変そう。」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、サバの下処理さえ済んでいれば、
実は15分ほどで作れてしまいます。
「揚げ物はむしろ楽」というのが僕の持論。
だって、揚げたら大体おいしいし、
メイン料理にもなりますよね。
ネックになるのは、必要な道具が揃っていないことと、
「たまにしかやらない」ということだと思います。
小さい蓋がついている揚げ鍋をひとつ用意しておけば、
使わないときはキッチンの隅に置いておけばいいし、
使いたいときはさっと火にかけるだけ。
揚げ物は、実は時短料理です...!
少し話が逸れてしまいましたが、
つまり「そこまで難しくない」ということです。
ひとつレシピを覚えておけば、
鶏の唐揚げも豚の唐揚げもおいしく作れて、
大満足のメイン料理に仕上がりますよ。
今回の料理に使った器は、
「かしわ窯 Kamagaki プレート」。
サイズは25cmタイプです。
程よい厚みと、あたたかみのある手触りが特徴。
和食、中華、エスニック系の料理が合いそうな
印象的なリムのデザインに目を引かれます。
落ち着きがあるのに華やかで、
ほかの器とのコーディネートにもなじみそうです。
今回の料理にもぴったりでした。
瀬戸市の歴史ある窯元・かしわ窯が手がける「Kamagaki (カマガキ)」シリーズのプレート。作家もののような味わい深い佇まいと、瀬戸焼の温かみが魅力です。
https://www.receno.com/plate2/kashiwa-pl.php
1. サバは骨があれば取り除き、軽く塩を振ります。
15分ほど置いたら、キッチンペーパーで水気を取り、
一口大にカットして片栗粉をまぶします。
2. 新玉ねぎはくし切りにします。
トマトは1つを粗みじん切り、もう1つをくし切りに。
菜花は食べやすい大きさにカットしてください。
3. 鍋に新玉ねぎ、粗みじん切りにしたトマト、
甘酢あんの調味料をすべて入れて火にかけ、
新玉ねぎがくったりするまで5分ほど煮ます。
水溶き片栗粉を加えてとろみをつけたら、
くし切りのトマトと菜花を入れて一煮立ちさせます。
4. 180℃くらいに熱した油に、1.のサバを入れて
カリッとするまで3分ほど揚げます。
5. 器にサバを盛り付けたら、3.の甘酢あんをかけ、
黒胡椒を振って完成です。
サバのトマト甘酢あんかけ。
難しそうに聞こえますが、意外に簡単に作れます。
ぜひご家庭でお試しください。
【シンプルを極めるレシピ】揚げ物は、実は時短料理。サバのトマト甘酢あんかけ
トマトの酸味で奥行きが広がる揚げサバの甘酢あんかけ。「揚げ物は面倒...」と思われがちですが、実は簡単に作れます。