【シンプルを極めるレシピ】せいろで作るしっとり蒸し鶏
こんにちは。料理家の松山たけしです。
今回は、せいろを使ったレシピのご紹介です。
せいろレシピについては、以前にも
何度かご紹介させていただきました。
豚バラとキャベツのせいろ蒸し
せいろで作るアクアパッツァ
僕の結論としては「せいろは、良い」ということ。
- 蒸すだけで、美味しい
- 焦がす心配がない
- 香りがいい
- 水滴が落ちない
- 部屋に置いてあってもかっこいい
このように、良いところがたくさんあります。
ということで、せいろのレシピの
レパートリーをもっと増やしていきましょう。
今回ご紹介するのは、せいろで作る蒸し鶏。
いくつかのポイントを押さえておけば、
ほぼそのまま蒸すだけで、しっとりとした
美味しいメインディッシュに早変わりです。
▼使用した器
ひのき中華せいろ(21cm /1段)
蒸し鶏をしっとり仕上げるためのポイントは?
今回のレシピに使う調味料はとってもシンプルで、
塩、酒、そして少量の砂糖です。
鶏肉は塩で食べるのが一番美味しい。
これは、焼き鳥屋さんも証明してくれています。
以前にご紹介したチキンソテーのレシピも
塩のみで作りました。
徹底的にチキンソテー
さらに今回は皮面を外側にして鶏肉を巻く
という、新たなポイントを1つ紹介します。
焼き鳥をよく見ると、皮面を外側にして、
くるっと巻いて串打ちしていませんか?
デパ地下の唐揚げもよく見ると、皮面を外側にして、
くるっと巻いて揚げています。
ただ「くるっと巻く」だけなんですが、
丁寧な仕事をしているところでは、この手法で
調理しているところが多く、そして美味しい。
これをすると、皮がクッションになって
やさしく火が入り、肉汁もある程度抱えてくれるので
しっとりジューシーに仕上がるんです。
巻くだけなんですけどね。これがかなり変わります。
下準備としては、鶏肉に対して適切な量の塩をして、
酒と砂糖を揉み込んで、水分を少し含ませてあげる。
それをせいろで蒸して、黒酢やレモン、
少量の塩を振ったり、薬味と合わせたりして食べる。
すごく簡単ですが、食卓が華やかになる
楽しい一品が完成します。
材料
- 鶏もも肉 2枚
- 塩 鶏肉に対して1%
- 酒(あれば紹興酒) 適量
- 砂糖 ひとつまみ
- 小松菜 適量
- レモン 適量
- パクチー 適量
- 黒酢 適量
作り方
1. 鶏肉の余分な皮や脂肪分を取り除き、
身の厚い部分には切り込みを入れておきます。
2. 下処理の後、鶏肉に対して1%の塩をふります。
3. ボウルに入れ、酒と砂糖を加えたら、
水分がなくなるまでよく揉み込みます。
4. 鶏肉の皮面を外側にして巻き込み、
つなぎ目を下にして、クッキングシートなどを
敷いたせいろに乗せます。
5. 沸騰したお湯にせいろをセットし、再度湯気が
立ち始めたら、弱火にして20分蒸します。
火を止めたら、そのまま10分おきます。
途中でお好みの野菜(小松菜など)を加え、一緒に蒸しても美味しくなります。
6. 蒸している間に、パクチーやレモンなどを
カットしておきます。
7. 鶏肉をカットしたら、食卓に並べて完成です!
今回は、せいろを使って蒸し鶏を作りました。
熱いかもしれませんが、ある程度温かい状態で
切り立てを食べた方が断然美味しいです。
お好みの薬味と合わせて、味わってみてください。
なお、今回ご紹介した器は、
以下からご覧いただけます。
ひのき中華せいろ(21cm /1段)