【シンプルを極めるレシピ】ナスとトマトの揚げ浸し
こんにちは。料理家の松山たけしです。
ナスの揚げ浸しを作るときに、
「ナスが油を吸いすぎてしまって
美味しくないんです...」
という話をよく聞きます。
今回は、そんなナスの油吸いすぎ問題に
しっかりと対処しながら、
ナス、トマト、アスパラを使った
彩り豊かな揚げ浸しを作っていきましょう。
▼使用した器
プレート Ancient Pottery オーバル
「ナスの油吸いすぎ問題」の3つの解決策
ナスの油吸いすぎ問題。
炒めものをする時も、ナスが油を
どんどん吸っていくから、油を足しながら炒めると
ドロドロになってしまうことがあります。
これには、いろいろと解決策がありますが
揚げ浸しのポイントは、とりあえず3つ。
① ナスに塩を少しふって、水気を拭き取る
ナスは水分が多いので、塩をふって
水分を出すことで、身が締まって
油の吸収が抑えられます。
② 高温の油で、しっかりと焼き目をつけて揚げる
低い温度で上げると、どんどん油を吸っていきます。
茄子を揚げるときは、高温の油で揚げる。
一度に入れすぎてしまうと、
油の温度が下がってしまうので、
少しづつ揚げるのも大事です。
③ 揚げた茄子は、お湯で洗う
「え?」と、思ったかもしれませんが、
お湯で洗うと、余分な油が抜け、スッキリと仕上がり
オイルコーティングも取れるので
味が染み込みやすいんです。
油揚げを煮含める時に、湯通しするのと同じ原理。
ナスだけではなく、他の野菜でも同様です。
あとは、つゆに漬けて一晩。
少なくとも2〜3時間は漬けておきましょう。
さっぱりとした綺麗な味に仕上がりますよ。
材料(2人分)
- 茄子 2本
- トマト 1個
- アスパラ 3本
- 煮干し出汁 200cc ※
- 醤油 40cc
- みりん 40cc
- 唐辛子 1/2本
※煮干し出汁の作り方
水200cc、昆布2g、煮干し4gを
一晩浸けておくか、
弱火にかけてゆっくりと煮出します。
作り方
1. 茄子は縦半分に切り、皮の部分に5mm幅の
切り込み入れ、一口大にカットします。
アスパラは根本の部分をピーラーで皮を剥き、
半分にカット。トマトは湯むきして、くし切りに。
2. ナスに軽く塩を振り、5分ほど置いておき、
水気が出てきたらペーパーで拭き取ります。
3. ナスは190℃くらいの高温の油で
2〜3回に分けて、
表面に軽く色がつく程度に揚げます。
アスパラも同様に。
4. 揚げた野菜をお湯で洗い、水気をよく切ります。
5. 煮干し出汁、醤油、みりん、唐辛子を火にかけ、
沸騰したら火を止めます。
バットに茄子とアスパラを並べ、
熱いうちにつゆをかけましょう。
粗熱が取れた湯むきトマトも一緒に入れて
冷蔵庫で一晩寝かせます。
6. 盛り付けて、完成です!
今回は、湯むきしたトマトとアスパラを一緒に加え、
彩り良くさっぱりと仕上げました。
全部の工程をするのは大変かもしれませんが
「揚げたナスはお湯で洗う」は、
ぜひやってみてください。綺麗な味に仕上がりますよ。
また、今回のレシピに使用した器は
以下のリンクよりご覧いただけます。
プレート Ancient Pottery オーバル(ブラスカラー)