【ほんとうの、美味しいって?】スペアリブのブラウンシチュー
もうすぐクリスマス。
特別な日には、いつもより少しだけ手の込んだものを
作ってみるのはいかがでしょうか。
今回は、「ルー」や化学調味料などを使わない
自然な旨みのブラウンシチューを作りたいと思います。
スペアリブで作る本格シチュー
「ルーを使わずにシチューを作るなんて、大変そう」
と、思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、ブラウンシチューの作り方は意外とシンプル。
まずは、玉ねぎを色がつくまで、しっかりと炒める。
いわゆる「キツネ色」ではなくて、
それ以上の「クマ色」になるまで炒めます。
そこに、トマトと赤ワインを入れて煮詰め、
「フォンドボー」を入れて、
お肉と一緒に煮込んでいきます。
フォンドボーとは、仔牛の骨や肉を
香味野菜と一緒に煮込んだスープのこと。
フレンチやシチューを作る時によく使われますが、
これを家で作るのはほぼ不可能です。
固形のブイヨンなどを使うしかありません。
だけど、身近な材料で作る方法もちゃんとあって。
それがスペアリブを使うこと。
スペアリブは、煮込み料理に最適な食材です。
骨からいい味が出てくるし、煮過ぎても固くならない。
脂身の入り方も、ちょうどいい。
入れることで、見た目も華やかに仕上がります。
では、作ってみましょう。
そこで今回は、フォントボーを使わない代わりに
スペアリブを使って美味しいシチューを作ります。
トマトの部分には、トマトペーストを使用。
料理でトマトを使う場合には
ホールトマト、トマトピューレ、
カットトマト...など、いろいろな選択肢があります。
トマトペーストは、原材料はトマトだけですが、
しっかりと煮詰めてあるので、
酸味が飛んでいるのが特徴。
トマトの旨みだけが欲しい時には
かなり使いやすいです。
まとめると、ルーを使わずに、
美味しいブラウンシチューを作るために、
押さえておきたいポイントは3つ。
- スペアリブを入れる
- 玉ねぎはクマ色になるまで炒める
- トマトペーストを使う
この3つのポイントさえ押さえれば、
本格的な手作りブラウンシチューの完成です。
お肉がほろほろになるには、
90分ほどの煮込み時間が必要になりますが、
基本的には放っておくだけで大丈夫。
ぜひ特別なパーティーや
クリスマスの一品として、挑戦してみてください。
材料
- 玉ねぎ 3個
- にんにく 1片
- スペアリブ 500g
- 赤ワイン 300cc
- トマトペースト 20g(大さじ1)
- バター 30g
- 赤ワイン 300cc
- 水 300cc
- はちみつ 大さじ1
- ローリエ 2枚
- クローブパウダー 小さじ1
- 塩 約8g
- 薄力粉 適量
作り方
1. スペアリブに、総量の1.5%の塩(約8g)を振り、
15分以上置いておく。
2. 玉ねぎとにんにくをスライスする。
煮込み用の鍋にバターをいれ、中火でじっくりと
クマ色になるまで炒める。
(所要時間 約20分)
3. 玉ねぎを煮ている間に、スペアリブに
薄力粉をまぶし、別のフライパンで表面に
焼き色をつける。
※薄力粉をまぶすことで、程よいとろみがつき
お肉にシチューが絡みやすくなります
4. ②にトマトペーストと赤ワインをいれ、
一度、液量が半分以下になるまで煮詰める。
※赤ワインの酸味を飛ばすことで、
まろやかになります
5. 水、スペアリブ、ハチミツ、
クローブ、ローリエを入れて、
蓋をして弱火で90分ほど、焦げないように煮る。
※クローブは、なくても美味しくできますが
入れることで、味に深みがでます
5. スペアリブが、骨から剥がれそうなくらい
ホロホロになったら、器に盛り付けます。
蒸したジャガイモやニンジン、ショートパスタなどと
一緒に盛り付けると、豪華な一品に。
「手作りでシチューを作ったぞ!」という満足感と
ともに、素敵なクリスマス料理が完成です。
少し手間はかかるけど、その分美味しく仕上がる
本格的なブラウンシチュー。
ぜひ挑戦してみてくださいね。
なお、今回レシピで使用した器は
以下のページよりご購入いただけます。
HASAMI PORCELAIN ボウルラウンド 22cm