【ほんとうの、美味しいって?】秋に作りたい。かぼちゃのポタージュ
寒い季節になると、温かいポタージュが
飲みたくなりますよね。
今回作るのは、秋の味覚として知られている
「かぼちゃ」を使ったポタージュ。
材料は、玉ねぎ、バター、かぼちゃ、水のみで
牛乳は使いません。作り方もごくシンプルです。
では、美味しく作るポイントは? というと、
ずばり「引き算」と「かぼちゃ選び」にあります。
ポタージュ作りの極意は「引き算」
ポタージュを作る時、何を入れますか?
大体、主役の食材の他に、
玉ねぎ、バター、牛乳、出汁(コンソメなど)を
入れて煮ると思います。
食材によってはとろみを付けるために、
ジャガイモかお米なんかを入れると思います。
このパターンで作ることが多いと思うんですが
実は、ちょっと「やりすぎ」かも。
素材の良さを楽しむには、
もっと「引き算」したほうが
逆にいいところがみえてきます。
メイン食材と、玉ねぎと、水。
本当はこれだけいい。
物足りなかったら、牛乳、
それでもダメなら出汁を加える。
といった感じで、
様子を伺いながら足していくのが、いい料理です。
なるべく添えるだけで、
最初から全部入れるのは辞めときましょう。
「美味しいかぼちゃ」の選び方
お伝えしたとおり、作り方は
「シンプル」でいいんですが、ポイントが一つ。
美味しいかぼちゃを使ってください。
当たり前の事なんですが、
別に、特別なかぼちゃを使え!
と言っている訳ではありません。
選び方が重要です。かぼちゃは夏に収穫されますが、
実は採れたてのかぼちゃはあまり美味しくありません。
1〜2ヶ月寝かせた方が、
水分が抜けて旨みが濃くなります。
だから、スーパーでかぼちゃを選ぶ時は
くたびれたカボチャを選んだ方がいい。
皮の緑が鮮やかで、ツヤツヤのものよりも、
ゴツゴツして、ヘタもしわしわで、
ところどころ黄色く変色してるもの。
こっちの方が美味しいんです。
では、作ってみましょう。
かぼちゃは夏野菜ですが、秋の味覚となっているのは
そういう理由がありました。
美味しいかぼちゃを選ぶ事が出来たら、
あとはこのレシピで!
材料(2人分、調理時間20分)
- かぼちゃ 200g
- 玉ねぎ 100g
- バター ひとかけ
- 水 500ccほど
- 塩 ひとつまみ
作り方
1. 玉ねぎを薄くスライスします。
かぼちゃも、皮を剥いて薄くスライス。
2. 鍋にバター、玉ねぎ、少しの塩を加えて
しんなりするまで焦がさないように炒める。
3. かぼちゃと水、ひとつまみの塩を加え、
柔らかくなるまで煮る。
※徹底的に柔らかくなるまで煮てください。
少しでも硬いと、仕上がりがざらっとします。
4. 粗熱が取れたら、ミキサーでペーストに。
5. スープの濃度が濃すぎるようであれば、水を足す。
塩気が足りなかったら塩を足す。
寒い季節になると、しっかりと味の詰まった
かぼちゃがたくさん出てきます。
そういったかぼちゃを使えば、
自然とポタージュが美味しくなりますよ。
それでは、また。