【ほんとうの、美味しいって?】秋の贅沢! 秋刀魚の炊き込みご飯
「何を作ったらいいかわからない」
「献立のアイディアがない」
「いつも同じで飽きてきた」
料理をしていたら、往々にして出てくる問題たち。
そんな問題をに解決してくれる
1番身近な方法があります。
それが「旬」。
季節によって変わる食材。
一定期間しか味わえない限定的美味しさ。
はたまた、環境に合わせて身体を整えてくれる効果。
めくるめく旬の食材を味方につける事ができたら
それは変化だらけ。
旬の食材の使い方を知っていれば、
献立に悩む頻度も減るはずです。
そこで今回は、秋の旬「秋刀魚」を使った
「秋刀魚の炊き込みご飯」をご紹介します。
美味しい「秋刀魚の炊き込みご飯」とは。
今回ご紹介する「秋刀魚の炊き込みご飯」は、
僕が思う「三大サカナの炊き込みご飯」の一つ。
残り二つは、「鯛めし」と「鮎のご飯」なんですが、
それぞれ、特徴があって...
鯛めしは、鯛からいい出汁が出るので、
それを米に染み込ませるイメージ。
鮎の炊き込みご飯は、
鮎が持つ夏の青い香りを活かすために、
炊き上がってから後から混ぜます。
(夏にレシピをご紹介しています。こちらも是非)
【ほんとうの、美味しいって?】夏の正解。鮎の炊き込みご飯
そして、秋刀魚の炊き込みご飯は、脂の多い秋刀魚を
高温で焦げ目をつけるように焼きます。
それを一緒に炊き込むことで、
米に脂が馴染み、コクのある仕上がりに。
秋刀魚自体の味がしっかりしているため、
お出汁は不要。
つまり、塩焼きをドンと入れて炊くだけなのですが、
「秋刀魚の塩焼き」と「白米」を食べるのと、
「秋刀魚の炊き込みご飯」にして食べるのでは
なぜだか全く違う味わいになり、強烈に美味しいです。
では、作ってみましょう。
ここからは、作り方をご紹介していきます。
「秋刀魚の炊き込みご飯」を作るポイントは3つ。
- 秋刀魚にしっかりと塩を振ること
- おろしニンニクを少し入れること
- 焦げ目がつくまで焼くこと
炊き込みご飯の全体の塩気を
秋刀魚に一点集中することで、
素材の味がはっきりと感じられます。
また、おろしニンニクをほんの少し入れることで、
秋刀魚の強い味とご飯をうまく繋げてくれて、
いいバランスに。
このちょっとしたポイントが、
美味しさを大きく左右するので、
必ず覚えておいてください。
材料(2〜3人分)
- 白米 1.5合
- 秋刀魚 2匹
- 塩 大さじ1程度
- 酒 大さじ1
- おろしニンニク 小さじ1/4
- 米油 小さじ1/2
- 昆布 一切れ
- 水菜 適量
作り方
1. 秋刀魚に塩に振って、魚焼きグリルで
焦げるまで両面をしっかりと焼ききます。
魚にふった塩気が、ご飯全体の塩気にもなるので
塩はたっぷりめに振ります。
2. あとは全て炊飯ジャーに入れて炊きます。
秋刀魚が入り切らない場合は、
半分に切ってください。
また、鍋炊きの心得がある方は、
土鍋などで炊きましょう。
土鍋で炊く場合
・白米を洗い、30分以上浸水。
・ザルにあげて水気をきり、土鍋に水270ccと白米、
残りの材料をいれて、蓋をして強火にかける。
・沸騰したら、弱火にして10分。火を止めて10分蒸らす。
3. 炊き上がったら、秋刀魚を取り出して、
ほぐして骨をとり、
刻んだ水菜と一緒に混ぜ合わせる。
この時期ならではの味わいです。
是非、秋の味覚を楽しんでみてくださいね。