【ほんとうの、美味しいって?】シンプルポモドーロ
「煮詰めてから、水を足す」
全体の水分量は±0で、何も変わってない様に見える。
だけど、これが美味い料理を作る
ポイントになることがよくあるんです。
例えばトマト缶を使った、トマト料理。
正直トマト缶ってそのまま食べても
美味しくないですよね。
基本的に長時間煮込めば美味しくなるんですが
1、2時間くらいかかちゃうんですよね。
大量にトマトソースを仕込むぞ! って時は
いいんですが、そんな気持ちになる時は
なかなかありません。
そのままだとイマイチなトマト缶を
簡単に美味しくするコツ
そこで、出てくる考え方が、
「水分を煮詰めてから、水分を足す」です。
一度しっかりトマトを煮詰める事で、
酸味が飛んで旨味が出てきます。
ピチピチになるまで煮詰める。
まぁそれだと、ディップみたいになっちゃって
使いにくいので、水を加えゆったり戻します。
水分量は結局同じになるんですが、
味は変わるんですね。
酸味が飛んで旨味が出てきます。
試しに、煮詰める前と煮詰めた後で
味を比べてみてください。
たぶん全然違ってるはずです。
あと、砂糖を少しだけ入れるのもポイント。
これでさらに角が取れた味になります。
これ、白ワインを使う時も同じで、
一度しっかり煮詰めると酸味が飛んでコクが残ります。
では、作ってみましょう。
美味しいトマトソースが出来たなら、
トマトソースだけのパスタ、ポモドーロで
シンプルに味わってみましょう。
美味しいポモドーロを作るには、
このトマトソースにバターを加えるだけ。
それだけで、一気に雰囲気が変わります。
結構濃厚な味わいになるので、
パスタなるべくは太いものを。
なかなか見つかりませんが1.9mmとか2.0mmのものを
見つけた時は迷わず買いましょう。
仕上げにパルメチーズ、フレッシュなバジルも。
材料 3食分ぐらい
- 【 トマトソース 】
- 玉ねぎ 1/4個 みじん切り
- オリーブオイル 大さじ2
- ニンニク 1/2片 みじん切り
- トマト缶 1缶(400g)
- 塩 ひとつまみ
- 砂糖(きび砂糖)小さじ1
- 【 ポモドーロ 】
- スパゲティー 100g
- トマトソース 150g
- バター 大さじ1
- バジル 適量
- パルメザンチーズ 適量
トマトソースの作り方
1.鍋にオリーブオイルとみじん切りの
ニンニクを入れ弱火で炒める。
2.香りが出たら、玉ねぎを加えて
しんなりするまで炒める。
3.潰したトマト缶と塩、砂糖を加え、
焦げないようにしっかり煮詰める。
ポモドーロの作り方
1.1%の食塩水で、パスタを茹で始める。
2.フライパンにトマトソース、パスタの茹で汁を
100ccほどを入れて、温まったらバターを加える。
3.茹で上がったパスタをよく和えて、
バジルをちぎって入れる。
4.盛り付けたら、パルメザンチーズをふる。
シンプルなイタリアンは本当に美味しい。
より、拘るとするならば
材料が少ない分、オリーブオイルや塩、
チーズの種類でも味が劇的に変わることがあります。
突き詰めていくと、いい食材に出会える
きっかけにもなるかもしれませんね。
次回は、野菜の旨味だけで作るスープです。
それでは、また。