本物みたいな「ミニチュア家具」をはんだ付けでDIYしよう。
こんにちは。
Re:CENO TOKYOのオオトモです。
12月に入った途端、東京は一気に寒くなり、
本格的な冬の訪れを感じるようになりました。
寒くなると、布団からも家からも
出るのが辛くなりますよね。
そこで「家でもできる趣味」を探していたら、
youtubeでミニチュア家具を作っている動画に
出会いました。
これならお家で作れるし、
リセノのオリジナル家具を作ったら面白いかも!
という事で、今回はミニチュア家具を
作ってみたいと思います。
まずは、ミニチュアにする
リセノのオリジナル家具をご紹介します。
「 80ダイニングテーブル WIRY 」
今回、ミニチュア化するのは、
リセノオリジナル商品の中でも
根強い人気を誇るWIRYです。
こちらの特徴は、
オーク無垢材を使用した天板と
スタイリッシュなアイアンフレーム。
さらに、きらりと光る真鍮のアジャスターが
上品なアクセントになっています。
それでは早速、ミニチュアにした際に
天板の大きさが10㎝角になる「1/8サイズ」で
作ってみたいと思います。
今回、使用する材料をご紹介します。
- 10㎝角で厚み4㎜の板(オーク材にすると、よりリアルに作れます!)
- ステンレス 3㎜角棒
- 真鍮 2㎜丸棒
- 金ノコギリ
- 接着剤
- ペンチ
- はんだゴテ
- はんだ
- フラックス
- 水性スプレー(つや消しブラック)
- 紙やすり
- 中性洗剤
- ゴム手袋
- 段ボールまたは、新聞紙
スプレーで塗装するので、
写真に写っている他に、段ボールや
新聞紙、ゴム手袋をご用意ください。
材料費は、おおよそ1,500円です。
ちなみに、はんだゴテは、
安いものだと1000円ほど。
ペンチやノコギリは、500円ほどで
ホームセンターに売っています。
①材料のカットから制作スタート!
材料が揃ったら、
早速、カットからスタートです。
まず、アイアンフレームの部分は、
ステンレスの角棒で作ります。
金ノコギリでカットしていきます。
切り始めは、ノコギリが滑ってしまい、
切りにくいのですが、少しずつステンレスに
溝が彫られ、切れやすくなります。
力みすぎたり、ノコギリを早く動かしてしまうと
ケガに繋がるので、慎重に作業を進めましょう。
材料が切り終わりました。
こんなにも細いステンレスの角棒ですが、
金属を切るのは、一苦労。
電動の工具があると、
作業がはかどると思います。
②はんだ付けでフレームを組み立て
はじめに、「はんだ付け」について
ご説明します。
左から順に、フラックス、はんだ、はんだゴテ。
はんだ付けとは、簡単に言うと
コテ先が高温にな「はんだゴテ」で
融点の低い金属(はんだ)を溶かして
金属同士を接着させる事です。
ちなみにですが、電子機器の基板やステンドグラスは、はんだ付けで作られています。
はんだ付けをする際は、はんだを付ける部分に
フラックスという薬品を塗ります。
このフラックスを塗ることで、
金属にはんだが付きやすくなります。
はんだ付けしたい金属ごとに
専用のフラックスがあるので、
ご購入の際は、お気を付けください。
はんだゴテが熱くなったことを確認したら
いよいよはんだ付けを行っていきます。
接合部に、はんだゴテを当てて高温にしたら、
はんだを溶かしてフレーム同士を接着していきます。
はんだが溶けて接合部の溝が埋まったら
はんだゴテを離して、固まるのを待ちます。
※高温になっているので、
火傷にお気を付けください。
脚のフレームが完成しました。
同じ要領で他のフレームも
はんだ付けしていきます。
これで、フレームの組立が完了しました!
次は、塗装をしていきます。
③缶スプレーでフレーム塗装
すぐにでも、スプレーで黒く塗装したい所ですが、
塗装にも準備が必要です。
はんだ付けした部分が盛り上がって、
不格好になっているので、
紙やすりで平らに仕上げます。
また、フレーム全体にヤスリ掛けを行うことで、
細かい傷が無数につき、
塗料の乗りが良くなります。
ヤスリ掛けが終わったら、
汚れや油分を中性洗剤と水で洗い落とします。
この作業をしないと、
フレームに残った油分が塗料を弾いてしまうので、
念入りに行いましょう。
しっかり洗って乾かしたら、いよいよ塗装です。
今回は、こちらの缶スプレーで
塗装していきたいと思います。
カラーは、つや消しブラックを選びました。
本物も、つや消しブラックなので、
光沢を抑えたかっこいいフレームになる事を期待。
フレームからスプレーのノズルを30cm離して、
塗料を吹き付けていきます。
いっぺんに塗ると、塗料が垂れてしまったり、
部分的に塗れていない所が出てきたりするので、
3回位に分けて塗ると綺麗に仕上がりますよ。
綺麗に塗り上がりました!
マットな質感も再現できていて、
思わずテンションが上がってしまいました。
④組立と細部の作りこみ。
キラリと輝く真鍮パーツを取り付けよう。
WIRYシリーズに欠かせない
「真鍮」のアジャスターを取り付けて、
細部を表現していきたいと思います。
2mmの真鍮丸棒をカッターで
コロコロ転がしながら、カットしていきます。
カットが終わったら、接着剤で
それぞれのパーツをフレームに取り付けます。
ミニチュアでも、真鍮パーツがキラリと輝いて、
かっこいいアクセントになりました。
あとは、接着剤が固まったら完成です!
お疲れ様でした。
おうち時間を楽しもう。
MINI WIRY いかがでしたでしょうか?
実は、フレームのカットを間違ったり
組み立てたら歪んでいたりと
かなり試行錯誤しながら作りました。汗
ですが、作っていくうちに
もっと綺麗に仕上げたいと探求心が湧いて、
夢中で、おうち時間を過ごすことができました。
当初は、テーブルだけ作成する予定でしたが、
テーブルがあるならソファも必要という事で、
1人掛けソファーWIRYも作ってみました。
実物は、東京店のレジカウンターに
飾ってあるので、ご来店の際は、
見てみてください。
ご来店を心よりお待ちしております。