【好きもの工房】ガラスの器がまるで焼き物のように!
簡単にできる塗装術をご紹介します♪
こんにちは。なかはらです。
最近は作家さんが作っている器に
非常に興味があるのですが、
どれもお高くてなかなか手が出せず...。
おそらく買ってももったいなくて
使わずに飾っておくだけだろうなと。
そう思うと余計に買わないままに...。
どうせ飾るだけなら、
自分でそれっぽいのが作れたら気楽だし、
愛着も湧きそう♪
ということで今回は、塗装を重ねて、
まるで焼き物のような器作りに挑戦しました!
まずはプライマーで、
下地処理からスタート!
こちらのお安く手に入れた
グラスを変身させていきます。
塗料を塗っていくのですが、
塗料の付着性をよくするために
プライマーを吹き付けます。
こちらは「ミッチャクロン」。
密着の悪い亜鉛メッキなどの金属、
プラスチックなどの樹脂面や
ガラスなどに吹き付けるだけで、
塗装の付着力をアップできます♪
ミッチャクロンを吹き付けていきます。
20cmくらい離して、
全体にまんべんなく吹き付けます。
匂いが強いので、換気をしながらか、
外での使用をおすすめします。
20分以上乾かして、下準備が完了!
アイアン塗料とホワイトの塗装。
重ね塗りで奥行きを出します。
仕上がりに凹凸をもたせるために、
まずはこちらの「アイアン塗料」を塗ります。
名前の通り、塗った部分がまるで
アイアンのような仕上がりになる塗料です。
焼き物のような風合いを出すために、
スポンジでトントンと叩くように
塗っていきます。
アイアン塗料が塗り終わりました。
このまましっかり乾かします。
次に、アイアン塗料の上から
白いペンキを塗っていきます。
今回使用するのはこちらの「Farrow & Ball」という
独特な色合いが特徴の水性のペンキ。
イギリスの職人が伝統的な工法を駆使し、
ひとつひとつ丁寧に製造されています。
Shaded Whiteという色を選びました。
オフホワイトのような色味なので、
アンティーク感が出ます♪
全体にまんべんなく塗っていきます。
ちょっと厚めに塗った方が、
焼き物のどっしりとした雰囲気が出るので、
2〜3度重ねて塗りましょう。
このように、白くなりました。
このままでも良い雰囲気が出ていますが、
ここからもう一つ加工をします。
1500番くらいの、目が細かいヤスリを使って
表面を削っていきます。
こするとホワイトが削れ、盛り上がっている
アイアン塗料が黒いぽつぽつとなって現れます。
あまりゴシゴシとしてしまうと
地が見えてしまうので、
優しくこすりましょう!
角や凹凸がある部分を
平らな部分より多めにこすると、
メリハリが出ます♪
これで完成です!
お疲れさまでした!
ガラスだけでなく、
様々なものに塗装できます♪
ガラスの器がまるで焼き物のように
変身する塗装術、いかがでしたか?
今回はガラスでの例をあげましたが、
実はこの中の2つはプラスチックに
塗装したものです。
(上段の左から2番目と、右から2番目)
プライマーがあれば様々な素材の器に
しっかりと塗装ができますので、
お気に入りの形を見つけたら
好きな色に塗り変えちゃいましょう♪
お家にある使わない容器なんかも
素敵に生まれ変わりますよ。
塗装した器は飲食をするのには向きませんので、
アクセサリー入れや観賞用として
お楽しみいただければと思います。
ぜひ試してみてくださいね♪
ではまた次回。