【好きもの工房】拾ってきた葉っぱを使って、
スケルトンリーフ(葉脈標本)作りに挑戦!
こんにちは。なかはらです。
少しずつ暖かい日も増えて、外に出るのが
気持ちの良い季節になってきました。
公園の植物たちもだんだんと
青くなってきた気がします。
今回は庭や公園に落ちている葉っぱを使って
スケルトンリーフを作ろうと思います!
〈スケルトンリーフ(葉脈標本)とは〉
葉っぱの葉肉を取って、葉脈のみをわざと残して加工したもの。葉っぱの形をした天然のレースのような仕上がりが幻想的です。
まずは外へ出て、葉っぱ探しからスタート!
まず、使用する葉っぱを探しに行きましょう。
庭や公園などで探してみました。
選ぶポイントとしては、ハリがあって
丈夫そうな葉っぱ。
どれがうまくいくか分からないので、
できるだけ色んな種類を
用意するのがおすすめです♪
くれぐれも人のお宅の庭や、
私有地から取らないでくださいね!
使用する材料をご紹介します。
今回使用する材料はこちら。
- パイプ洗浄剤
- キッチンハイター
- 重曹
ホームセンターやスーパーで
簡単に手に入ります。
肌に触れるとただれてしまったり、
臭いで気分が悪くなることがありますので、
取り扱いには十分にご注意ください!
パイプ洗浄剤を使って、葉の組織を分解します。
ガラスの容器に葉っぱを入れます。
薬品の節約のためにも、
入れる葉っぱの大きさや量より
少し大きめの容器がおすすめです。
そこへパイプ洗浄剤を葉っぱが
浸るくらい注ぎます。
このまま放置します。
全体的に葉っぱの緑がなくなるまで
浸けておきましょう。
このくらい色がなくなるまで
置いておきます。
浸けておく時間は葉っぱの種類によって
全く違ってきます。
今回使用した葉っぱはしっかりとしているので、
ここまでなるのに丸二日かかりました...。
あとはパイプ洗浄液から取り出し、
破れないように注意しながら
水で薬品を洗い流します。
重曹を使って、さらに葉肉をやわらかくします。
次に、先程の黄色くなった葉っぱを
水の張った鍋に浸けます。
そこへ重曹を混ぜます。
水約500mlに対して大さじ5杯くらいの
重曹を入れてかき混ぜます。
火を点けて沸騰させます。
沸騰したら中火にして、
浮いてくる葉っぱをお箸などで
沈めながらしばらく煮ます。
少し透明感が出てきたら火を止めて、
破れないように水で洗います。
歯ブラシで優しくトントンと、葉肉を落とします。
歯ブラシを使って葉肉を落としていきます。
新品の歯ブラシよりも、
少し毛先がへたってしまった歯ブラシの方が
力の加減ができるのでおすすめです♪
少し水に浸しながら歯ブラシで
葉っぱの表面をトントンと叩きます。
葉脈がちぎれてしまったり破れてしまうので、
ブラシはこすらず、上下に優しく
トントンしましょう。
この時に葉肉がなかなか落ちないようであれば、
もう少し葉が柔らかくなるまで
再度重曹で煮ます。
煮すぎると葉脈までボロボロになるので、
やり過ぎ注意です!
このように、葉脈だけ
取り出すことが出来ました♪
最後の仕上げ♪
キッチンハイターで漂白して、真っ白に。
最後の仕上げに、葉脈を漂白して
白くしていきます。
先程の葉っぱをキッチンハイターに浸けます。
こちらも葉っぱによって浸け時間が
全く変わってきますので、
こまめに様子を見ながら
白くなるのを待ちましょう。
全体的に綺麗に白くなったらそっと取り出し、
破れないように水でゆすぎます。
キッチンペーパーなどで水分を
十分に拭き取ります。
新聞紙などに挟んで重しをのせ、
葉っぱが丸まらないように乾かします。
乾燥したらスケルトンリーフの完成です!
お疲れさまでした!
吊るしたり飾り付けをして、素敵なオブジェに!
拾ってきた葉っぱを使った
スケルトンリーフ作り、いかがでしたか?
完成したら吊るしておいたり、
瓶などに入れておくだけでも
素敵なオブジェになりますよ♪
さらりと出来ているように見えますが、
ここに至るまでには繰り返し
実験をする毎日でした...。
重曹だけを使ったパターン、
パイプ洗浄剤だけを使ったパターン、
パイプ洗浄剤を温めて使ったパターンなど。
思ったより葉肉が取れなかったり、
ふやけすぎてデロデロになってしまったり、
葉っぱに謎の反転が現れたり...。
色々と試したのですが、
今回のパイプ洗浄剤からの重曹パターンが
一番うまくいきました。
しかし、葉っぱによって向いている
やり方があると思いますので、
使いたい葉っぱに合わせて色々なパターンを
試してみてくださいね♪
ではまた次回。