【 My DIY HOME 】水や汚れに強いワックス塗装へ。
古くなったDIYアイテムをメンテナンス
みなさまこんにちは。
おかもとです。
今回のマガジンでは、古くなったDIYアイテムの
メンテナンスにチャレンジ。
オイル塗装家具のメンテナンスにも
役立つかと思いますので、
ぜひ最後までお読みいただければと思います。
作ってから約3年半。オイル塗装を施したDIYアイテムたち
今から3年半前、2019年の夏に、こちらのデスクを
DIYで制作しました。
【 My DIY HOME 】ダボ継ぎで天板を作って、オーク無垢材のデスクをDIY!
2枚のオーク材をダボで継ぎ、
裏面に補強の板を付けてオイル塗装で着色。
市販の脚にセットするというDIYです。
木目が美しく、手触りも良く気に入ってたのですが、
当時はオイル塗装のみのフィニッシュで、
またいつの日か塗装をしようなんて考えていたら
3年半も経ってしまいました。
塗装は剥げてきて白い部分が出てきたり、
エアコンの風や乾燥から、木目のひび割れが出たり、
グラスによる輪染みもあります。
もはや経年変化という良い表現では、
見られないようになってきました。
またこちらも同時期に作ったダストボックス。
【 My DIY HOME 】無垢材×レザーで味わいある風合いに。使わなくなったゴミ箱をリメイクするDIY!
こちらもたまにサイドテーブル代わりに
使ったりしていたので、
輪染みや水滴の跡が目立ちます。
今回はこれらのアイテムをメンテナンス。
水に強いワックス塗装で、
使い勝手を良くしたいと思います。
それでは、準備物からご紹介していきます。
- 紙やすり(#240)
- 木工用ボンド
- 塗料(OSMO #1101、#3362)
- 刷毛
- かき混ぜ棒
- いらない紙
シミや割れを補修しながら、表面を整えていきます。
まずは表面の研磨を行っていくのですが、
裏面の補強板も剥がれかけていたので、
一旦全て外します。
写真ではサンダー(電動やすり)を使っていますが、
紙やすりで天板の表面を全体的に研磨。
汚れや輪染みが無くなるまで、全体的に削ります。
また、このように乾燥で木目が割れてくる部分が
ありますので、浮いた部分にボンドを流し込みます。
上から押さえつけながら、剥がれそうな箇所の
引っかかりが無くなるまで研磨します。
表面の輪染み、汚れが無くなり、
ひび割れや剥がれそうになっている箇所の補修が
終わりました。
最後にタオルか何かで拭いておきましょう。
ダボ継ぎ部分もついでに補修
前回作成時、一部のダボが
奥まで入りきっていなかったので、
今回はついてでに補修。
継ぎ目を揺らしながら、少しずつ引っこ抜きます。
ドリルとダボガイドで穴の深さを調整。
すべての穴がダボの長さより深くなっていることを
確認して、またボンドを流し込んでくっつけます。
色を着け、木目を浮かび上がらせるオイル塗装
続いて、塗装を行うのですが、まずはオイル塗装から。
オイル塗料は木に染み込み、
着色しながら木目をはっきりと浮かび上がらせます。
表面をしっとりさせ、乾燥から防ぎ、
木そのものの風合いや手触りの良さがあるのですが、
定期的な塗り直しが必要なのと、
輪染みなどが出来やすいという点があります。
今回は下塗りという役割で用います。
オイル塗装を全体に施し、
2~3日ほど乾燥させた状態です。
全体の木目がはっきり浮き立ち、
少し濡れたような質感も感じられます。
表面に薄い膜を貼り、木を守るワックス塗装
続いてワックス塗装の工程へ。
ワックス塗料は表面に薄い膜を作るのですが、
木の呼吸は妨げず、水を弾くという仕組みで、
これを塗れば水に濡れても安心。
実際過去のDIYの洗面台にも使用していますが、
2年以上たった今でも全然大丈夫です。
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汚れが付きにくいので、床やカウンターにも
よく使用されています。
使うにあたって、まずはかき混ぜ棒で
しっかりかき混ぜます。
上部は透明でサラサラ、
下部は濁っていてねっとりしているのですが、
徐々に混ざってきます。
続いて刷毛で塗っていくのですが、
ポイントは薄く塗り拡げること。
分厚く塗ると粘着質になるので要注意です。
塗れているかわからない時は
上から見ると分かりやすいです。
うっすらと膜を張っていますね。
ダストボックスの蓋は、オイル塗装無しで、
研磨後に直接ワックス塗装を施してみました。
ここから3~4時間ほど乾燥させて、
もう一度上から薄く塗装をします。
デスクの天板とダストボックスの上蓋、
両方ともにオーク材ですが、
オイル塗装を下塗りしている方が、
木目が際立っているのがわかります。
3~4時間、乾燥を待って完成です。
デスクの天板、ダストボックスの上蓋共に、
完成しました!
お気に入りのアイテムが復活しました。
いかがでしたでしょうか?
長らく愛用してきたDIYアイテムが、
美しい姿で復活してくれました。
以前までのオイル塗装も良かったですが、
最近は仕事や子供のことなどで忙しく、
なかなかお手入れの時間をとるのも難しかったので、
塗り直しなども当分不要なのは嬉しいポイント。
また、グラスの液垂れや、夏場の冷たい飲み物による
水滴による輪染みにも気を使っていたので、
何も気にせず使えるのは凄く楽になりそうです。
これでまた、自分で作ったDIYアイテムと
長く付き合っていくことができそうです。
みなさまもお気に入りのアイテムがあれば、
ぜひメンテナンスすることをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。