【 My DIY HOME 】DIYの可能性を広げる
ダボ継ぎの方法をご紹介
みなさまこんにちは。
おかもとです。
今回のマガジンでは、僕自身がDIYで取り入れている
「ダボ継ぎ」の方法をご紹介。
ハードルが高く、難しそうなイメージのある
「ダボ継ぎ」ですが、基本を抑えれば、
難しいこともなく簡単に取り入れられます。
見た目の印象が美しく強度も高いので、
この技術が身につけば、
DIYの可能性もグンと広がることでしょう。
ぜひ最後までお読みいただければと思います。
「ダボ継ぎ」って何?
ダボ継ぎは、「木ダボ」という
木で作られた小さな棒状の材料を使って、
板と板を繋ぎ合わせる方法を言います。
このように、2枚の木に穴を開けて、
木工用ボンドを流し込み、接着するというもの。
木ダボは水分を含みやすく作られているので、
ボンドを吸い込んだダボが中で膨らみ、
しっかり固定されるという仕組みです。
このようにぴったりと2枚の板を接着でき、
1枚の板を作ることができます。
鉄と木をくっつけると、負荷がかかったときに
柔らかい木がダメージを受けますが、
同素材のため、それぞれが引っ張り合い、
強度が高くなるという特徴があります。
仕上がりが美しいので、釘やネジを使わずに
木を繋げたいときに重宝します。
どんなことができるの?
ダボ継ぎは縦にも横にも継げるので、
使い方がわかってくると、
様々な木工を楽しむことができます。
2枚の板を繋いで天板を作り、
足は既製品のものを使えばデスクに。
天板に加えてフレームや脚まで継いでいけば、
ダボ継ぎだけで作るサイドテーブルだって作れます。
また、少し難易度は上がりますが、
天板と底面に側面、背面の板を継いでいけば、
少し大きな引き出し収納を作ることも。
同じ要領で洗面台を作ったこともあるので、
アイデア次第で色んなDIYを楽しめます。
ダボ継ぎに必要なもの
ダボ継ぎに必要なものは下記になります。
・木ダボ
・ドリル
・ドリルビット
・木工用ボンド
・ダボマーカー
・金槌
・ドリルガイド(後ほど登場)
・目打ち(後ほど登場)
木ダボ、ドリルビット、ダボマーカーは、
基本的には同じサイズのものを使用。
木ダボに対して0.1mmほど
小さなドリルビットを使用すると、
木ダボがよりしっかりと固定されますが、
僕自身が使っている印象では、
同じサイズでも問題ありません。
ダボマーカーやドリルガイドは、
正確にダボ継ぎするために、
とても便利なアイテムなので、
ご活用をオススメします。
ダボの選び方
木ダボには「長さ」、「太さ」それぞれに
種類があります。
「長さ」の基準は
板側の板厚×1/2+木口側の板厚=木ダボの長さ
となります。
ホームセンターなどでよく売っている
18mmの板の場合ですと、
18mm×1/2+18mm=27mmとなるので、
30mmの長さが良いでしょう。
また「太さ」の基準は
木口側の板厚×1/3=木ダボの太さ
となります。
同じく18mmの板の場合ですと、
18mm×1/3=6mmとなるので、
6mmの太さが良いでしょう。
このように、使う板の厚みによって、
選ぶ木ダボのサイズが変わってくるので、
作る前の参考にしていただければと思います。
ダボ継ぎの手順
それでは、ダボ継ぎの手順を見ていきましょう。
1.印を付ける
まずは最初に穴を開ける場所に印を付けます。
2.下穴を開ける
次に目打ちなどの先の尖った工具で、
印からずれないように下穴を開けます。
この穴があることで、ドリルを動かしたときに、
先端がずれるのを防ぎます。
3.垂直な穴を開ける
続いて、ドリルとドリルガイドを使って、
垂直な穴を開けるのですが、
ドリルの先端を、先程開けた下穴にはめて、
ずれないようにしてからスタート。
垂直な穴でないと、最後木ダボをはめたときに
反対側の穴にはまらなくなるので、
ドリルガイドを使用することをおすすめします。
深さは、ギリギリ過ぎるとはまらないことがあるので、
少しだけ余裕を持った深さにしておきましょう。
4.ダボマーカーで対になる印を付ける
最初に開けた穴と対になる穴を開けるため、
片側の板にダボマーカーをセットしていきます。
ダボマーカーがある場所に押し込むと、
対になる印が付けられたのがわかるでしょうか?
この後、手順2と同じ様に目打ちで下穴を開けます。
5.反対側にも垂直な穴を開ける
手順3と同じ要領で、反対側にも垂直な穴を開けます。
6.ボンドを流し込む
木工用ボンドを穴に流し込み、
木口部分にもボンドを塗りましょう。
7.木ダボをセット
金槌で軽く叩きながら、木ダボを穴にはめていきます。
8.反対側の穴にはめこんで叩く
片側の板のすべての穴に木ダボがはまったら、
いよいよ接合していきます。
金槌で直接叩くと凹んでしまうので、
当て木をして上から叩いていきます。
このようにボンドが側面から出てくることもあるので、
しっかり拭き取っておきましょう。
9.乾燥させて完成
しっかり奥まではめこむことができれば、
最後に12~24時間乾燥させて完成です!
クランプで固定すれば、
隙間なくしっかりと圧着できるでしょう。
ダボ継ぎの方法はいかがでしたでしょうか?
難しい印象のダボ継ぎですが、
こうやって一連の流れがわかると、
少しハードルが下がったのではないでしょうか?
とはいえ正確性のいる技術で、
僕自身まだまだだな...と思うのですが、
上手く継げたときの嬉しさがあると、
「次はこんなことができるんじゃないか?」と、
次のDIYが楽しみになったりもします。
まずはチャレンジということで、
気になられた方は、
この機会に是非やってみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。