公開日 2022年06月06日(月)
更新日 2023年12月11日(月)
【 My DIY HOME 】書斎スペースに仲間入り。
便利でかわいい木組みスツールをDIY!
みなさまこんにちは。
おかもとです。
今回のマガジンでは、以前から気になっていた
スツール作りにチャレンジ。
釘やネジを使わず、木組みとダボ継ぎのみで
作ってみました。
デスクやダイニングでの椅子使いはもちろん、
サイドテーブルやちょっとした飾り棚にも便利な
アイテムです。
ぜひ最後までお読みいただければと思います。
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木組みの構造をそのままデザインにするため、
ツートーンカラーのデザインに。
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今回作ったスツールは、
冒頭にも書きましたが、ネジや釘を使わない
方法で作っています。
座面から真っ直ぐに伸びた板が、
脚部の板と交差することにより、
前後左右をガチッと固めてくれる仕組み。
そんな構造的な部分が、
そのままデザインになればいいなと、
今回はツートーンカラーにしてみました。
書斎の色合いが、ナチュラルとブラウンで
ミックスされた空間なので、
周辺のアイテムとも違和感なく馴染んてくれています。
それでは、準備物からご紹介していきます。
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- 木材(ラバーウッド)
- 差金
- ハンマー
- 木ダボ(8mm)×12
- 目打ち
- 木工用ボンド
- 紙やすり(#240)
- ジグソー
- ドリル
- 鉛筆
- ヤスリホルダー
- 耐水ペーパー(#400)※非掲載
- ドリルガイド
- ダボガイド(8mm)×12
- ワトコオイル(ナチュラル、ダークウォールナット)
- 刷毛
まずは作業前の下準備を行います。
まずはいつも通り、木材に罫書きを行います。
今回はジグソーを使って、
1枚の板から4つのパーツを切り出すので、
事前にパソコンで簡単な図面を作成。
図面通りに線が引けているか、
慎重に確認しながら線を引いていきます。
ジグソーとドリルを使って、木材に加工を行います。
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まずは先程書いた罫書きに添わせながら、
ジグソーでカットしていきます。
罫書きの真上を切ってしまうと、
刃の数ミリ分小さくなってしまうので、
罫書きの外側に刃が来るようにするとうまくいきます。
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続いて脚部と座面下の板に溝を作っていきます。
脚部は18cm、座面下の板は4cmの溝を作るのですが、
一番下のラインはジグソーだけでは切れないので、
ドリルを合わせて使います。
ジグソーで縦のラインを切ったあと、
ドリルで横のライン付近に穴を開け、
そこからまたジグソーで横にカットするイメージです。
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そしてここでハプニング。
最初カットする際、罫書きの外側を切っていましたが、
これを溝のところでもやってしまったため、
板の厚みよりもワイドな溝を作ってしまいました...。
一から作り直すことも考えましたが、
やはり板をもう一枚買うのももったいないので、
補修することに。
端材を使って、隙間にフィットする板を作ることで、
何とか難をしのぎました。
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溝が作れたら試しにセット。
グラつき過ぎるのも良くないですし、
はまらないのはさらに困ります。
ピッタリの幅になるよう、
紙やすりなどで研磨して調整しました。
木材の表面を整え、塗装を行っていきましょう。
ここまで来たら塗装の準備を行うのですが、
#240の紙やすりを使って表面を整えていきます。
やすりがけをしたラバーウッドは本当に手触りがよく、
オイル塗装のテーブルの天板などにも良さそうです。
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そしてこちらが塗装を終えたあとの木材です。
座面&座面下の板:ダークウォールナット
脚部:ナチュラル
という組み合わせ塗っています。
塗装を行ったのが夜ということもあり、
細かい塗装の工程が無いのですが、
まずは刷毛で塗り、翌日に耐水ペーパーを使用した
ウェット研磨という塗装で二度塗りを行いました。
ナチュラルもダークウォールナットも
良い感じに仕上がっています。
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塗装が終わったら、
ボンドを付けて組み合わせ、数時間固定させます。
最後の大切な工程。
ダボ継ぎを行えば完成です!
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ここまで来たら、あと少しと思いたいところですが、
ここからが更に慎重さが求められるところ。
ドリルとドリルガイドを使って、
木ダボの長さの半分ちょっとの深さの穴を
開けていきます。
ドリルガイドを使えば、
ブレずに垂直な穴が開けられるので安心です。
今回はこの様に全部で12箇所に穴を開けました。
ここに木ダボが入る訳ですね。
穴が開いたら、座面用の板に印を付けるため、
ダボガイドをセット。
すべての穴にガイドをセットした上で使用するので、
今回は12個使用しております。
この状態で上から座面用の板をグッと押し付けると
印が付くので、同じ様にまた垂直な穴を
12箇所掘っていきます。
合計24箇所の穴が開けられたら、
ボンドを流しながら木ダボをセット。
ハンマーで優しく奥まで入れ込みましょう。
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最後に上から座面を押し込んで、
乾燥させれば完成です。
DIYアイテムの並ぶ書斎スペースに、
新たな仲間が加わりました。
いかがでしたかでしょうか?
書斎の雰囲気にフィットした、
木のぬくもり溢れるスツールが出来上がりました。
少し高めの座面が好きで、
座面高を46cmにしたのですが、
思いの外デスクと相性が良く、とても気に入りました。
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デスク、時計、収納棚、ランプシェード、
ゴミ箱、本立て...。
気づけばDIYアイテムばかりが並ぶ我が家の書斎。
どれもが良くできたとは決して言えませんが、
少しずつ自分の部屋やお家を作っていく楽しさは、
DIYならではの醍醐味。
これからも少しずつチャレンジを重ねながら、
充実させていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。










編集部 江上
製品企画 中原