【 My DIY HOME 】装飾加工で味わいある風合いに。
本格的な額縁をDIY!
こんにちは、おかもとです。
Re:CENO MagでDIYを始めてから約5年ちょっと。
まだまだ初心者ですが、機材や知恵も少しずつ増え、
できることの幅が広がってきたような感じがする
今日この頃です。
そこで、今回はDIYの記事を始めるきっかけとなった
額縁づくりに立ち返りたいと思います。
あの頃はのこぎり1本しかなく、何とか作ったものの
中身を入れ替えるにもドライバーで背板を外すような
簡易的な額縁づくりが限界でした。
今回は、中身の入れ替えが一般的な額縁と同じように
背板を手軽に外してできるようなタイプで作り、
なおかつ淵に装飾加工も施したいと思います。
ぜひ最後までお読みいただければと思います。
インテリアに個性を。半日で作るDIY額縁にチャレンジ!
まずは準備物をご紹介!
- 外枠用の木材(オーク無垢集成材)
- 背板用の木材(MDF材、2mm厚)
- アクリル板(2mm厚)
- マイターボックス
- コーナークランプ
- トリマー
- ジグソー
トリマービットは、通常のストレートタイプに加え、
額縁の装飾のため、こちらのヒョータン面を用意。
- 差し金
- 鉛筆
- Pカッター
- 角用金具
- 吊紐金具
- トンボ
<その他>
- 木工用ボンド
- 紙ヤスリ(#120、#240、#400)
- 塗料(お好みで)
- クランプ
- 額装マット(お好みで)
板を切り出し、トリマーで加工を施しましょう!
今回僕が作る額縁のサイズは縦37.8cmの横28.2cm。
A4の印刷物が対象で、額装マットで広めの余白を
作ることを想定しています。この辺りの設計で、
素材のサイズが決まってくるので、
事前にしっかり考えてから始めましょう。
まず、ジグソーを使って外枠用の4辺分、
オーク材を切り出します。
サイズは細く見せつつも裏側に金具を付けられるよう
2cm幅に設定しました。
続いてトリマーで外枠用の材に下記の加工を施します。
・装飾用の加工
・背板をはめる為の溝加工
加工を施すにあたってですが、トリマーは基本的に
木材に押し当てながら使うものなので、
作業台に固定するための準備を行います。
・横を固定する材
・奥を固定する材
を加工する材と同じ高さで準備し、
それぞれクランプでしっかり作業台に固定します。
準備ができたら、写真のように面をなぞりながら
削っていきます。
木材の左側が直角、右側が曲線の形状に
なっているのがわかると思います。
ちなみに直角の部分ですが、幅は5mmの深さはは5.5mm。
深さの算出方法ですが、
背板の2mm+アクリル板の2mm+額装マットの1.5mm
という内訳で、この部分に背板がはまるイメージです。
次に、額縁の角を45度で接着するため、
マイターボックスを使ってカットします。
向きを間違えると大変なことになるので、
事前に薄く線を引くなどすることをおすすめします。
ボンドで接着し、コーナークランプで固定します。
木材の加工が終わったら、角をボンドで接着し、
コーナークランプで固定。丸一日乾燥させます。
お好みの塗料で風合いを出しましょう。
枠がしっかりと固まったら塗料を塗っていきましょう。
今回塗料として選んだのはOSMOカラー#1101。
オイルタイプの塗料で、木材への染み込みが良く、
木の表情をしっかり表現してくれます。
背板と前面のアクリル板をカットします。
塗料の乾燥を待っている間に背板とアクリル板の
カットを行っていきます。
まず背板をジグソーでカットしていきます。
額の接着具合で、設計と微妙にサイズが変わっている
可能性があるので事前に必ず図っておきましょう。
次にPカッターという、プラスチックやアクリル板
専用のカッターを使用。
先に切り出した背板と同じ形になるよう下書きを行い、
その線を何度もなぞり、アクリル板の厚みの半分まで
溝を掘ります。
しっかりと溝が掘れたら手でぐっと力を入れます。
すると、とても簡単にアクリル板をパキっと割ることが
できました。
額縁の裏側に金具を取り付けていきます。
ここまで来たらあと少し!
木材はボンドだけでも十分固定されているのですが、
万が一落としたときなどに心配なので、角用の金具を
取り付けます。
続いて、アクリル板、額装マット、背板の順番で
はめ込んでから、トンボという背板を固定するための
金具を取り付けます。
そして最後に吊紐金具という紐を通すための金具を
取り付ければ完成です。
以上で完成です!
木材加工の面など、クオリティーはまだまだですが、
なんとか完成しました!
背板用の窪み、そして枠の装飾用の加工があったりと、
前回の額とは違った理想の額縁が完成しました。
額装マットもオーダーしたので、より本格的な
風合いを感じさせてくれます。
味わいある額縁ができあがりました。
いかがでしたかでしょうか?
完成後、マンションの前に落ちていた桜の落ち葉を
飾ってみたのですが、木の表情と相性がとてもよく、
良い感じのオブジェになりました^^
サイズもそこまで大きくないので、カメラや雑貨と
並べてもバランスが良く、お気に入りの作品です。
おうち時間にDIY、とっても楽しくてオススメです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。