【 My DIY HOME 】DIYで洗面台をリノベーション!
(木工&水周り編)
こんにちは、おかもとです。
前回の記事からスタートしました、
「DIYで洗面台をリノベーション!」ですが、今回は
一番メインとなる、台の木工制作と水を使えるように
するための水周りの作業をお届けしたいと思います。
今までのDIYでは水回りなど触らなかったので、素材
選びから工程まで、色んなところでつまづきましたが、
何とか無事洗面台として使えるところまでこぎつけて
います。
ぜひ最後までお読みいただければと思います。
DIYで洗面台をリノベーション!(設計&準備編)
DIYで洗面台をリノベーション!(完成編)
罫書きを行なって、天板に穴を開けるところからスタート!
いつも書いている材料紹介ですが、前回の準備編で
ある程度書いているので省いていきます。また、細かい
パーツや工具は、工程の説明時に紹介していきます。
まずは洗面台の天板にあたる場所に、給水・排水の
ホースを通すため、洗面台がはまる四角の穴を
開けたいと思います。
洗面台のサイズもそれぞれなのと、給水・排水の栓の
位置との都合もあるので、両方を加味しながら穴の枠を
罫書いていきましょう。
罫書きができたら、枠の少し内側にジグソーの歯が
通せるほどの穴を開けます。
ドリルガイドを使うと狙った位置に垂直に穴を掘る
ことができるので、今回の穴開け作業にはすべて
使用しています。
四角形の各辺に穴を開けてまっすぐ切っていけば、
このように四角の穴をくり抜くことができました。
洗面台の固定穴も必要ですので、説明書の図面から穴の
位置を計算して、開けておきましょう。
釘の無い外観にするため、
ダボ継ぎで台を作っていきます。
今回は無垢の表情を活かすため、釘が見えない
ダボ継ぎで作っていきます。
使用している木材は25mmのオークの無垢集成材です。
今回は水周りに使うということもあって、反りが
起こりにくいと言われる集成材を選んでいます。
そしてこの集成材というのは写真で見るとわかるように
継ぎ目があります。
通常使っていて問題ないのですが、割れることもある
ので、穴を開けるときなどは、継ぎ目を避けたほうが
安心です。安全そうなこの場所に印を付けました。
次に目打ちなどを使って先ほどの印に穴を開けます。
これはドリルの振動で歯の先がずれるのを防ぐためで、
正確なダボ継ぎには必須の作業です。
準備ができたらドンドン穴を開けていきましょう。
今回使用するダボですが、選び方として木の厚みの
1/3が目安と言われており、8mmのものを選んでいます。
片側が開いたらダボマーカーという道具を使用して、
反対側の面の全く同じ位置に印を付けます。
穴の深さとしては、ダボの長さの半分より2-3mmほど
長めがいいでしょう。短いとそ分浮くので少し深めに、
そして垂直に穴を開けるよう心がけます。
両側に穴が開いたら、ボンドを流し込んでその上から
木ダボをトントンと金づちで叩いて押し込みます。
ちなみにボンドですが、こちらも洗面所ということを
懸念して、水場に強いものを選んでいます。
ボンドが入れられたら、このように反対側も押し込む
のですが、かなり固いため、厚めのタオルや木を敷いて、
その上から思いきり叩いて押し込んでいきます。
ちょっとボンドを入れすぎたこともありますが、
木目からボンドから出てきていることがわかります。
ダボ継ぎはこのようにしっかりとはまったダボが、
ボンドを吸い込み膨張しながら固まることで、さらに
強固な接合を実現してくれるのが特徴です。
一気に全箇所は無理なので、1つの面が終わったら、
コーナークランプなどで固定して待ちましょう。
側面の板から始めて、最後に天板を継いだのですが、
見ての通りダボの数も多くなっています。
微妙なずれがこの1つ1つのダボをずらしてしまい、
反対側の穴にはまらないなんてこともあるので、
隙間なくぴったり継いでいきましょう。
洗面台作りはここも大切なポイント!
水周りでも安心して使える塗装を行います。
まずは、240番のやすりで全体を整えつつ、塗料が
浸透しやすい状態を作ってます。ものが大きいので、
サンダーなんかがあるととっても便利です。
そして今回使用した塗料ですが、オスモカラーの
下塗り材、ウッドプロテクター#4006とフロアー
クリアーエクスプレスつや消し#3362 です。
なぜこの2種類にしたかというと、通常のDIYとは違う
水周りだからです。他社の塗料などはウレタン塗料で
あっても、洗面所など湿度の多い箇所はやめてくださいと
書かれています。
しかしウッドプロテクター#4006は洗面所などもOKで、
カビ防止成分が入っているのでそのあたりも安心です。
当初はこれだけでもいけるのでは? と思い、
オスモカラーの方にも相談したのですが、洗面所は
水以外にも石鹸や薬に整髪剤など、かなりハードな
使い方をする場所。
ワックス成分が含まれているフロアークリアーエクス
プレスつや消し#3362を上から2度塗りすることを
おすすめしていただきました。
もともと床用で汚れに強く、飲食店のカウンターなど
にも使用されるほどの強さがあります。
ちなみに画像が1度目のウッドプロテクター塗装後で、
台以外にも引き出しの前板なども一緒に塗っていきます。
そしてこちらが全ての塗装を終えた状態です。
ウッドプロテクターだけでは濡れ色が強かったですが、
少し黄味がかった色合いでコントラストも落ち着いて
理想的な色になりました。
いよいよ水周り作業へ!
洗面台を取りつけていきます。
頑張って作り上げた台に、シンクを設置するときが
やってきました。
まずは水栓(蛇口)からはめていきます。ホースの
横のボルトを回して固定します。
そして固定ができたら、洗面台の固定穴と天板の穴が
合うような場所にセットします。
この四角の穴の両サイドに出ているねじを締めて
固定します。穴は全部で4つありましたが、また外す
ことも考慮して今回は2つで止めいます。
次にホースを止水栓につなぐのですが、このパッキンと
六角レンチをお忘れなく。最初これが無いために
随分水を漏らしてしまいました。
先ほどのパッキンを金色のボルトの内部に挟み込んで
お湯、水両方につなぎます。
そして次に排水栓の上部をシンクの上から差し込みます。
差し込むと下から棒が出てくるので、黒いゴムの
パッキンを挟みながら、手でボルトを回しながら
しっかりと止めます。
次に排水栓の先にSトラップを取りつけます。
Sトラップの下部にパッキンを取りつけて、排水溝に
差し込みます。
ここまでできたら一度水を出してみましょう。
給水・排水どこからも漏れが無ければOKです。
そしてコーキングテープを使って排水栓の水漏れ
防止処理。
こちらは排水溝からの匂い漏れ防止処理を行いました。
最後に鏡を取り付ければ、ひとまず完成です!
最後に、壁にねじを打ち込んで鏡を取りつけます。
当店でも人気の「ミラー KURVE SQUARE」を
選んでいて、アンティーク調のデザインがオークの
洗面台ともマッチしてくれました。
今回はここまで! 以上で完成です!
引っ越してから約半年間、洗面所の無い生活を
過ごしていたので、この水が出てきた瞬間がとても
嬉しかったです...。
思い描いていたデザインに少しずつ向かってきている
印象も感じていて、今回の第一段階の完成は、とても
やりがいを感じることができました。
まだ残り、引き出し、タイル、ブラケット棚と
残っていますが、次回のマガジンで完成予定です。
楽しみにお待ちください。
最後までお読みいただきありがとうございました。