【 My DIY HOME 】DIYで洗面台をリノベーション!
(設計&準備編)
こんにちは、おかもとです。
前回の記事でもご紹介しましたが、今年に入ってから
古いマンションに引っ越し、すこーしずつですが、
自分好みのおうちになるようにDIYを頑張っています。
そんなおうち作りの中で、今回から数回の記事に
分けて、洗面台のセルフリノベーションについて
書かせていただきたいと思います。
初回である今回は「設計&準備編」です。
設計と準備だけ? と思われるかもしれませんが、
DIYは準備が9割と言われるくらい大切な内容。
特に今回は洗面台のリノベーションということで、
設計はもちろん、水回りのDIYに必要なアイテムなど、
僕自身調べて用意するだけでも結構大変だったので、
詳しく紹介したいと思いました。
ぜひ最後までお読みいただければと思います。
DIYで洗面台をリノベーション!(木工&水周り編)
DIYで洗面台をリノベーション!(完成編)
まずは理想のイメージ作り!
こんなのが良いなを膨らませていきます。
「洗面台を作るなんでどうしたらいいかわからない...。」
という風に僕も最初は思っていましたが、まずはやはり
理想のイメージを先に作らないと進みません!
まずは鉛筆で。
引き出し付きの洗面台に真鍮の取っ手を付けて
壁際にはタイルを。そして鏡は楕円形のものを
チョイスしてブラケットで壁付けの棚を作る。
僕のイメージはこんな感じ。
そこにまた、理想となるテイストを再現しやすく
するため、絵の具で着色していきました。
そもそも洗面台ってどんな構造?
給水、排水などの仕組みを知りましょう。
そもそも洗面台ってどうなってるのでしょうか?
ここがわからないと先に進めませんが、調べながら
簡単に図を作ってみたのがこちらです。
なんとなくわかってもらえたでしょうか? 我が家の
場合は床に給水と排水がまとまっていたのですが、
壁からのタイプもあります。
そして現状の我が家の洗面スペースはこんな様子。
どうなっているの? と思われるかもしれませんが、
古い洗面台の撤去はリフォーム時に依頼をしました。
自分でも撤去はできるようなのですが、ガスヒーターが
付いていたりと変わった仕様で、自分での撤去は
断念して依頼することにしました。
先ほどの図と照らし合わせてみるとわかりますが、
給水に関しては止水栓が付いている状態。排水は
トラップなどもありません。
そしてもうひとつ大事なポイントは、排水の根本が
プラスチックタイプということ。
ここは金属製のものも多く出回っていますが、通常、
上につけるトラップも合わせてプラスチックのタイプを
付けたほうが良いようです。
洗面台のオプションでセットで買おうとする場合など、
どっちのタイプか確認しておいたほうが良さそうです。
イメージができて仕組みを知りました。
次は現実化するための設計を行いましょう!
完成イメージと、洗面台の構造がわかったら、現実化
するために各パーツのサイズなどを具体的に決めて
いきましょう。
正面
まずは正面から。
洗面台の全体のサイズは、幅が90cmで高さは70cm。
その上にシンクを置いて、全体の高さは83.5cmになる
予定です。
シンクの両サイドには、洗面周りの道具を色々と置く
スペースが欲しかったので、20cmずつスペースを用意。
シンクのサイズは50cmに設定しました。
ちなみに、使用する木材は2.5cm厚のものを想定して
います。ここで細かな数値が変わるので、しっかりと
考えて決めましょう。
側面
次に横から。
ここでは奥行きに関して細かく決めていきます。
シンクの後ろにタイルを貼るのですが、板に貼って
設置するため、その分の厚みも計算しておきます。
また、シンクの底は下に出ているので、その分を
通すスペースを洗面台の天板に開ける必要があるので、
測っておきましょう。
上部
次に上から。
情報としては正面と横からでも把握できたのですが、
考慮する情報が無いか、確認するため作っています。
引き出し
最後に引き出し部分。
普通の引き出しとは違って、排水・給水エリアを
考慮した形状で作る必要があります。
また、引き出しの中身も作るので、その分もサイズも
計算しておきましょう。
下調べを行って、
用意した準備物はこちら。
ここまでたくさん調べ物をしてきましたが、
やっとこさ準備物をオーダーできる状態になりました。
届いたアイテムや買いに行った準備物をコーナー別に
紹介していきます。
洗面台の外枠木材
洗面台の外枠にはオークの集成材をチョイス。
ホームセンターにあったものが、
幅420cm×奥行き50cm×厚み2.5cmという巨体。
このままでは車に乗らないので、設計図のサイズ通り、
一枚の板から切り出せるようお店の加工室に
依頼しました。
シンク&排水・給水関係
シンクはネット上で探して、理想のサイズに近かった、
TOTOのこちらのアイテムをチョイス。デザインも美しく
とても気に入っています。
水栓は、湯・水が一緒に操作できる混合水栓タイプで、
鈍い輝きが渋さを感じたクロームメッキ製のものを
選びました。
蛇口の捜査感も滑らかで高級感があります。
そして調べるのにこれまた時間を要した排水管周り。
右から、
・Sトラップ
・丸鉢排水栓(排水溝になる部分)
・テープ状コーク
・パッキン(Sトラップの根本につける部分)
シンクにオプションで付けられるSトラップが、
我が家にははまらなかったので、プラスチックタイプで
揃えました。
テープ状コークはパッキンの周りを隙間なく埋める
ために使用予定で、水回りの補修に必要なアイテム。
洗面台の引き出し関係
引き出しの取っ手にはタオルがかけられるように
真鍮のハンガーを選びました。
また、今回の引き出しはスライドレールを使用。
3段階で伸びるタイプのものを選びましたが、他にも
プッシュタイプがあったりと魅力的なものがたくさん
ありました。
真鍮のハンガーは鈍い光と細身でシャープな
シルエットがほどよい上質さを感じさせてくれます。
そして引き出しの中身にはパインの集成材をチョイス。
こちらは、
幅192cm×奥行き91cm×厚み1.8cmの板を2枚購入。
外枠用のオークと同じく設計図のサイズに合わせて
お店の加工室に依頼しました。
タイル関係
次にタイル周りですが、
・2.5cm角タイル(25枚1シート)×3
・へら(ボンド、目地、コーキング用)
・タイル用ボンド
・コーキング
・板
・目地材
タイルは、壁に直接付けずに板に付けてから設置予定。
必要な面積が狭かったのと、現状に戻したくなった時や
他のタイルに交換したくなった場合、簡単に変えられる
ようにしました。
タイルの表面はこんな感じ。グレーに近い薄い茶色です。
鏡&ブラケット棚関係
まず鏡は、当店でも人気の「ミラー KURVE SQUARE」を
選びました。
サイズ的に洗面台の上に掛けるとバランスが良く、
アンティーク調のデザインがオークの洗面台とも
マッチしそうな感じ。
洗面スペースの雰囲気をちょっと懐かしくも味わい
ある雰囲気に変えてくれそうです。
そして鏡の上に設定予定のブラケット棚には、
・15cmの奥行きの真鍮ブラケット
・オークの耳突の板材
を選びました。
ブラケットは装飾の無いシンプルなデザインがとても
気に入りました。
棚板にはちょっと物が置けるけど邪魔にはならない
サイズの幅60cm×奥行き15cmのものをチョイス。
味わいある耳付きの板を選んでいます。
少々長かったですが、コーナー別の材料紹介は以上です。
最初は選ぶのに知識を要しましたが、各コーナーに
それぞれこだわりをもったアイテムが選べたので、
これからの作業が楽しみです。
設計&準備編は以上です!
次回は洗面台のDIYをご紹介致します。
設計&準備編はいかがでしたでしょうか?
いつものDIYと違って、実際に作るにあたって知識を
要しましたが、その分勉強になるのが、また面白い
ところです。
色々調べていると、IKEAなんかでは洗面台やシンクも
家具と同じように売られているので、海外では
もっとカジュアルに扱われているのかな? という
発見もありました。
作るのが面倒な人はそういったものを選ぶのも手の
ひとつかもしれません。
次回からは実際に組んでいくわけですが、ここからは
サイズの変更なども効きません...。準備が9割と
書いていた通り、大枠考えた通りに進めて行くのみです。
是非次回のマガジンも楽しみにお待ちいただけると
うれしく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。