【 My DIY HOME 】レザーハンドルで味わいをプラス。
オーク材の引き出し収納をDIY!
こんにちは、おかもとです。
この記事をお読みの皆様は、おうち時間を楽しまれて
ますでしょうか?
僕は最近、古いマンションに引っ越し、おうち時間を
活用してせっせとDIYに励む
楽しい週末を送っています。
今回チャレンジしたのは引き出し収納。
なぜこのお題にしたのかと言いますと、もともと
引っ越し先には150cm幅の壁付けタイプの収納が
付いていました。
これはこれで活かしつつ、前から使っている当店でも
人気のキッチンカウンター「OCTA 120 counter」も
使いたい。でも設置すると30cmほど空いてしまう...。
そんな流れからOCTAにぴったりな高さの
引き出し
収納を作ることに。
今までのDIYよりはボリュームが少し大きく
なりましたが、時間をかけて作ることの
楽しさを
感じることができました。
ぜひ最後までお読みいただければと思います。
まずは準備物をご紹介!
今回は少し多いので、簡単にご紹介。
- 外枠用の木材(オーク無垢集成材)
- 差し金
- 鉛筆
- ドライバー(プラス、マイナス)
- 金槌
- 使用済みのレザーベルト
- 釘
- 木ねじ(引き出し組み立て用)
- ダボマーカー
- 木ダボ
- 真鍮ねじ(レザー取り付け用)
<その他>
- 引き出し用の木材(桐材)
- ドリル
- ジグソー
- ドリルガイド
- お好みの塗料
- 紙ヤスリ(#120、#240、#400)
罫書きを行なって、素材を切り出すところからスタート!
イメージした形が作れるよう、各パーツの形を
計算して鉛筆で木材に印や線を書いていきます。
この作業を罫書きと言い、木材を切る時にはとっても
大切な作業。
罫書きの段階で間違いに気づけば大丈夫ですが、
一度切ったらもう戻すことはできないので慎重に
行いましょう。
こちらが切り出した木材で、外枠用のオーク材です。
<手前の列、左から>
- 引き出しの前板×3枚
- 引き出しのすりざん(棚受け)
- 上面&底面の板×2枚
<奥の列、左から>
- 側面用の板×4枚(大小を繋ぐ)
- 背面用の板×1枚
今回はジグソーで切り出したのですが、
数が多いのとまっすぐに切ることが難しく
苦戦しました。
引き出しに使用する桐材も同じように切り出し、
ヤスリがけをしておきます。
ダボ継ぎをしながら、収納棚の側面を作っていきます。
今回、外枠に釘を使いたくなかったので、
全て木ダボで継いでいます。
各所にドリルで木ダボ用の穴を開けていきます。
写真のドリルガイドを使用することで、正確で垂直な
穴が開けられるのでオススメです。
ちなみにドリルガイドを使用する際、事前にこちらの
目打ちを使って印をつけるのですが、ここでしっかり
穴が空いていると、ドリルを回し出した時のズレも
起こりません。
※写真は側面の時のものではありません。
穴が空けられたらダボマーカーをセット。
こうすることで反対側の板にも正確な印が付けられます。
両側の穴が空いたら、ボンドを流し込んで木ダボを
入れていきます。
板と板を継ぐ瞬間です。少しでもずれていると
はまらないので、正確な穴が空いているか試される
瞬間です。
何とか無事2枚の板を継ぐことができました!
奥行き45cmの側面用の板の出来上がり。この工程を
もう1セット行いましょう。
板を継ぐのが終わったら「すりざん」と呼ばれる
ものを取り付けます。
いわゆる引き出しのレールで、引き出し初心者の
僕としては簡単にできそうなこの方法を選びました。
今回は3段の引き出しなので側面に2箇所ずつ付けます
側面と同じ要領で外枠を作っていきます。
先ほどの工程で板を継ぐという事をしましたが、
他の板も同じ要領で繋げていきます。
僕は最初に背面の板で側面を繋いで、その後に
上下の板を繋げました。
直接叩くと傷が入るので、当て板の上から金槌で
叩いていきます。
木を切る時に出た歪みが隙間を生んでしまいましたが、
何とかこれで外枠の完成です。
引き出しの前板を作っていきます。
続いて引き出しの前板部分を作っていきます。
今回はハンドルに装飾的な要素を持たせるため、
レザーと真鍮を使っています。
ベルトをハサミで切って3枚用意します。
次に真鍮ねじが通せるように穴を空けましょう。
前板側にも下穴を空けて、ねじを使って取り付けます。
桐材で引き出しの中身を作っていきます。
次に引き出しの中身を作ります。
中身は軽くしたかったので桐材を使用。
普段外からは見えないので、釘を使って組んで3段分
作りました。
無塗装バージョンの完成です。
引き出しの箱ができたら、先ほど作った前板を箱の
内側からネジで止めていきます。
こうする事で外側から無駄なネジが一切見えません。
無塗装バージョン完成です。
これはこれで良い仕上がりになったと思ったのですが、
この色であればレザーハンドルが目立つので、
もう少し細くしても良いのかなと思いました。
キッチンに置いてみたところフィットはしていますが、
やはり隣のOCTAとの差が気になります。
分解して塗装の工程へ進みます。
OSMOカラーで塗装していきます。
今回塗料として選んだのがこちらのOSMOカラー。
他の塗料も今まで使っていたのですが、オーク材は
パイン材などに比べて色が濃く、暗い印象に
なりがちなので、明るい色で評判の良かったこの塗料を
選びました。
全体的に少しブラウンにはなりましたが、木の節の色が
濃くなりすぎずに軽い印象で良かったです。
以上で完成です!
長い工程でしたが完成しました!
外国っぽいデザインの引き出しにしたいなと思って
色々調べていたところ、レザーハンドルの引き出しを
たまたま発見したのがこのデザインのきっかけ。
それを参考に作っていたのですが、縦長のシルエットに
ぴったりでいい仕上がりとなりました。
横からの姿も好印象。
なんだかんだで1ヶ月ほどかかりましたが、その分
できたことに対しての嬉しさはとても大きいです。
おかげさまでとても豊かなおうち時間を過ごすことが
できました。
キッチンにぴったりな引き出し収納が出来上がりました。
いかがでしたかでしょうか?
完成後、実際にキッチンに置いてみたのですが、
サイズも雰囲気もぴったり。
OCTAと作り付けの棚とも相性が良く、外観的にも
両者をつないでくれるような印象です。
作業場的にもOCTAの天板の延長で広くなって、
余裕を持って物を置くことができるようになりました。
既製品はサイズが決まっていてなかなか置く場所に
ぴったりなものが作れませんがDIYならそれができます。
しかも素材やデザインも自由にこだわるので、納得の
一台が作れます。
おうち時間にDIY、とっても楽しくてオススメです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。