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【 My DIY HOME 】木のぬくもり感じる突板を使って、
インテリアアイテムをカスタマイズ!「塗装編」

みなさま、こんにちは。
おかもとです。

今回のウェブマガジンは、
前回の記事で、突き板を使って
カスタマイズした鏡に塗装を行う、
「塗装編」をお送りしたいと思います。

20190109163412.jpg

アッシュの大胆な木目に色が加わり、
ナチュラルカラーの時とは違った、
味のある風合いの表情になりますよ。

今回はワトコオイルの「ミディアムウォールナット」
を使っての塗装です。オイルだからムラになりくく、
とても作業も行いやすかったです。

また、突き板を使ってカスタマイズする
「貼り付け編」をお読みでない方は、
是非こちらも読んでくださいね♪

木のぬくもり感じる突板を使って、インテリアアイテムをカスタマイズ!「貼り付け編」

20190109163549.jpg

ちなみに、材料は前回ご紹介したアイテムのうち

  • 塗料(WATCO OIL ミディアムウォルナット)
  • いらなくなった布
  • 刷毛
  • カッター
  • 紙やすり(#400)
  • 木工用ボンド


を使用。また、鏡を保護するために
マスキングテープも追加しています。

塗装をする前に、淵やつなぎ目の処理や、
表面の研磨を行いましょう

では、塗装を行う前に、突き板が剥がれにくく
なるように、つなぎ目や周辺を整える作業と、
塗料が乗りやすくするために表面の研磨を
行なっていきます。

突き板を貼った時、はみ出た部分を切り取って
いるのですが、1ミリほどの僅かなはみ出しも、
ふとした時にひっかかって突き板が剥がれたりする
原因となります。しっかり角に沿うように
取っておきましょう。

20190109163916.jpg

次にこういった突き板と突き板のつなぎ目ですが、
こちらも剥がれる原因となる箇所です。突き板の
表面の研磨と一緒にこういう部分も整えていきます。
#400辺りの細かめの紙やすりを使用します。

20190109164022.jpg

全体的にまんべんなく削りながら、
触った時に引っかかりがないように整えていきましょう。
途中、ここ剥がれそうだなとか、少し浮いているなと
感じた所があれば、木工用ボンドで接着を強化して
おくと安心ですよ。

20190109164144.jpg

やすりがけが終わるとこんな感じに。
僅かにあったすき間と段差が自然と埋まって、
ほとんど引っかかりが無くなりました。
剥がれにくくなっただけでなく、
遠目に見ても目立ちにくくなりました。

20190109164234.jpg

継ぎ目やはみ出た部分の処理、表面の研磨が終わったら、
やすり掛けで出てしまった木の粉をしっかりと
拭き取っておきましょう。

20190109164335.jpg

塗料が付着しないよう、
マスキングテープで、鏡の縁を覆っておきましょう。

ワトコオイルは液体状の塗料です。縁の幅ぴったりに
塗っていたとしても必ず液だれしてくるので、
鏡の表面が汚れないように、マスキングテープで
縁を覆って保護していきます。

20190109164459.jpg

こんな感じで4辺貼ることができればOK。
これで塗装前の準備ができました。

20190109164549.jpg

ワトコオイルをたっぷり刷毛に染み込ませて、
塗装をスタート!

ワトコオイルはイギリス原産の塗料で、液体状の塗料です。
ブライワックスなどの粘度の高い半固形の塗料に比べると
乾かすのに時間は掛かりますが、塗り心地も滑らかで、
水彩絵の具を塗るようにスイスイ塗ることができます。

そのため、色ムラなどが起こりにくく、
安定して塗ることができるという特徴があります。

ワトコオイルを含めたオイル塗装は、
ウレタン塗装などのように表面に塗膜を作らないので、
木に馴染みやすく、木目を活かした塗り方が可能です。

今回は突き板に塗っていますが、木材の通気性を
邪魔しないので、無垢材を使用したテーブルの天板など、
塗ることでひび割れなどを防ぐこともできます。

20190109164658.jpg

それでは、ワトコオイルに付属のキャップにオイルを
準備できたら、刷毛にたっぷり染み込ませて塗装を
行なっていきましょう。

オイルを刷毛に染み込ませたら、木目に合わせる
ように塗っていきます。木に染み込みますが、刷毛で
伸ばすと全体に塗り広げることができるので
バランスよく塗っていきましょう。

20190109164811.jpg

側面も忘れずに塗っていきます。この時、刷毛にも
よりますが、液体状が故に周辺に少しずつ液体が
飛ぶことがありますので、汚れてはいけない
衣類や布などが無いか気をつけておきましょう。

20190109164944.jpg

全体に塗ることができたら、15〜30分ほど乾かして、
表面に浮いた余分なオイルを拭き取ります。
こんな感じで結構付着します。
余分なオイルが取れたら
1時間ほど乾かしておきましょう。

20190109165117.jpg

1時間たったら2度塗りを行い、さらに深みのある
色にしていきます。1度目と同じように余分なオイルを
拭き取って乾かしたら、その後24時間乾かします。

20190109165229.jpg

以上で完成です!

ナチュラルの時とは一変、味わいのある雰囲気に
仕上がりましたが、アッシュの木目のラインが
縦で揃っていることもあり、ヴィンテージテイスト
過ぎない、割と上品な印象にもなっています。

20190109165326.jpg

20190109165801.jpg

突き板を使ったカスタマイズ「塗装編」、
いかがでしたでしょうか?

いかがでしたかでしょうか?

最初は味気なかった鏡ですが、
突き板を貼って木の風合いを持たせ、
その後に塗装をすることでヴィンテージテイスト漂う
木製フレームの鏡にカスタマイズすることができました。

20190109165937.jpg

20190109170043.jpg

20190109170131.jpg

<塗装前>

20190109163412.jpg

塗装する前の状態でも十分気に入っていたのですが、
こうやって見比べてみると、アッシュの表情が
どちらも美しく、突き板の選び方次第で、
塗装をしてもナチュラルのままでも
どちらでも楽しむことができるなと感じました。

今回は、ワトコオイル(ミディアムウォールナット)
を使用しましたが、ワトコオイルは8色ある上に
同じワトコオイル同士なら組み合わせて
調色することもできます。

お部屋のテイストに合わせて、
自分好みの色を作るのも楽しいですよ♪

興味を持っていただいた方は、
是非チャレンジしてくださいね!

突き板を使ったDIYを「貼り付け編」、「塗装編」と
2話に分けて書かせて頂きました。
貼る、塗るといえど、実は色んな工程やポイントが
あるので細かい部分までお伝えできていれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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