「本棚」をおしゃれに見せる!飾り方のコツは、4つあります。
こんにちは。編集部の江上です。
今回は、お客さまからよくご相談をいただく
「棚の飾り方」のルールをご紹介します。
手順は、とてもシンプルです。
これからご紹介するステップを踏むことで、
どなたでも簡単に棚のディスプレイを素敵に
みせることができます。
ぜひご参考いただけますと幸いです。
本棚を「見せる収納」にするメリットとは?
収納は、大きく分けて、
「見せる収納」と「隠す収納」があります。
この2つを、私たちの生活環境に合わせ、
うまく使い分けすることで、「居心地の良い」
お部屋づくりを実現することができます。
例えば私の場合は、一人暮らしで自宅が狭いため、
見せると隠すの両面を1つの家具でまかなえる
シェルフキャビネットを愛用しています。
まず、「隠す収納」部分には以下を収納します。
- 見せたくないもの(洋服、郵便物等)
- 生活感が出るもの(薬やマスク等)
そして、「見せる収納」は、飾ることを楽しむ基準で、
目に入ったとき、気分があがるものを選びます。
- よく使うもの(化粧品、本、オーディオ等)
- 見せたいもの(お気に入りの小物等)
隠す収納の場合、扉を閉めてしまえばいいのですが、
見せる収納は、飾るテクニックが必要。
そのため、少し難易度はあがるものの、
隠す収納にはない、こんなうれしいメリットが
あるのです。
- 扉がなくオープンなので、収納しているものがすぐ分かる
- ディスプレイにより、装飾しているものがお部屋のインテリアにもなる
- 本などは、日々目に入ることで、手に取るきっかけになりやすい
つい先ほど、見せる収納は少し難しい...!
とお伝えしたのですが、
飾り方のルールさえ知ってしまえば、
実は、そんなに難しくありません。
このあとの章では、そのコツを余すことなく
ご紹介します。
本棚をおしゃれに見せるディスプレイ「4つのコツ」
わたしは、去年までの6年間、リアルショップ
のディスプレイを担当しておりました。
(2022年秋より編集部に異動し、現在は
オウンドメディアの運営に携わっています。)
そこで本日は、今までのお仕事で培ってきた
ディスプレイのコツを、押さえておくべき
「4つのステップ」に分けてお届けします。
必ずしも、この方法だけが正解というものでは
ありませんが、オープン収納を素敵にみせるため
の「最短テクニック」としてご参考いただけます
と幸いです。
今回は、雑多な印象になりやすい「本棚」を
モデルにご紹介します。
ステップ①
飾るアイテムを、「よく使うもの」と「見せたいもの」に分けてピックする。
まず、棚に何を飾るのか?を選ぶ工程です。
このステップでは、全てをキッチリと決める必要は、
ありません。必ず置くものをピックできたらOK。
例えば私の場合、「よく使うもの」として、
必ず置きたいものは、たくさんの本たち。
本のカバーは、カラフルなものが多いため、
カバーを外した状態にして飾ります。
そして、「よく使うもの」として、オーディオ、
鏡、シェーカーボックスもピックしました。
ディスプレイ品を選ぶときの基準として、実用性が
あり、インテリアにもなるものを選ぶと一石二鳥。
また、同じ素材同士を組み合わせると、
まとまりが生まれ、ディスプレイの難易度が
グッと下がるので、おすすめです。
今回は、ブラウンのウッド(木)を選択。
(左から)オーディオtivoli、KURVE ROUND、シェーカーボックス
その次に、「見せたいもの」として動物の
オブジェを選びました。
棚の色が、ヴィンテージレッドなので、
コントラスト(対比)が生まれる白色のクマに。
コントラストをつけることで、お互いの存在感
を惹きたて合います。
ステップ②
本を、段ごとに「左右ジグザク」に並べる。
それでは早速、棚にものを配置していきます。
まず最初に置くべきは、
「本」などの一番大きいサイズ(幅を取る)もの。
このとき、本を段ごとに左右ジグザグに
なるように配置すると、まとまりが生まれます。
その理由として、インテリア術のひとつに、
「レピテーション」というものがあります。
これは、同じ素材や色味、形のものをひとつの
空間の中に繰り返し取り入れる、というもの。
このテクニックは、空間のバラツキや違和感を
グッとなくしてくれるため、重宝します。
そのため今回も、一か所に本をまとめて置かず、
分散させることで、空間全体がまとまるように
調整しました。
(ステップ①の小物選びでも、レピテーションを
活用して、同じ素材同士を組み合わせています。)
ステップ③
なるべく「大きいもの」で、空いたスペースを埋める。
ステップ3では、残りのスペースを埋めていきます。
このとき、大切なポイントは以下の2つ!
- 下段には、大きいサイズのアイテムを選ぶ
- 小さいものは、ステージグルーピングをする
1つ目のポイント、「下段には大きいものを選ぶ」は、
私の中でとても大切にしているポイントです。
その理由は、大きいものを下段に置くことで、
重心が下がり、防犯面でも心理面でも安心感を
感じることができるため。
また、小さいもの同士を組み合わせるディスプレイ
は、難易度が高い方法だったりもします。
理由として、どこに視点を持っていけばいいのか
分かりづらく、ごちゃごちゃとした印象になるため。
ディスプレイの要は、余白とメリハリです。
大きいサイズのアイテムを置き、余白をつくる
=ものがある所とない所のメリハリが生まれる
この方法は、高級感を演出することもできます。
応用編として、小さいもの同士を合わせる際には、
「同じ色味・質感」という共通点を持たせ、視覚的
に小物どうしがひとつのグループとして認識できる
ように調整する方法がおすすめです。
そして、3つ目のポイントでもある
ステージグルーピングという方法を使うことで、
バラバラとしがちな小物を、素敵に見せることが
できます。
ステップ④
仕上げに、複雑性のある「ドライフラワー」を足す。
最後に、棚全体を俯瞰でみてみます。
なんだか...アクセントがなく寂しい印象が
ありますよね。
その理由は、複雑性が足りていないため。
複雑性をつくる方法として、生花や観葉植物、
ドライフラワーなど、自然のものを足します。
ドライフラワーを足してみました。
いかがでしょうか。
複雑性により、動きが生まれて、
もの寂しさがなくなりました。
これにて、完成です。
本棚をおしゃれに見せるディスプレイのコツをおさらい
さて、今回は本棚(オープン収納)を素敵に見せる
ディスプレイ術について、ご紹介しました。
それでは、おさらいです。
本棚を飾る4つの手順
1、小物を、「よく使うもの」と「見せたいもの」に分けてピックする
2、本を、段ごとに「左右ジグザク」に並べる
3、空いたスペースの下段は、「大きいもの」で埋める
4、仕上げに、複雑性のある「自然のもの」を置く
本棚に限らず、お部屋の中でオープンシェルフを
ディスプレイする際には、ぜひご活用いただけます
と幸いです。
その場合は、本がある位置にラタン素材のカゴ
を置くとディスプレイしやすいのでおすすめ。
また、今回の記事に登場した収納家具については、
以下の記事にて、スタッフ宅レビューを公開中です。
【お家で使ってみた。】リセノスタッフ3名が、新作「silta cabinet」をレビューします。
【わたしの愛用品】1K・8畳から2LDKにお引越し。「silta シェルフキャビネット」のBefore/After
心地よいお部屋づくりのためには、「使い心地」と
「見心地」のどちらをも満たすことが、大切。
そのためには、どんな方法でモノ選びをしたら
いいのか? についても、改めてお届けできたら
いいなと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。