空っぽの10畳LDKのお部屋を、1から素敵にレイアウト。縦長のLDKを迷わず整えるポイントを解説します。
https://www.receno.com/pen/coordinate/u85/2026-03-31.php公開日 2026年05月28日(木)
20畳LDK、レイアウトしてみた。
「L字」の間取りをバランスよく整える家具配置術とは?
こんにちは。リセノ編集部の増田です。
リセノのWEBマガジン「Re:CENO Mag」では、
お部屋を美しく・心地よく整える
レイアウトのコツをご紹介しています。
今回は、
そんなレイアウトシリーズの実践編。
何もない状態のLDKを、テーマに沿って
実際に美しくレイアウトしていきます。
皆さまもぜひ「自分だったらこうする!」と
一緒に考えながらお読みいただければ幸いです。
▼ 過去の「レイアウト実践」シリーズはこちらからお読みいただけます。
空っぽの8畳LDKを、1から素敵にレイアウト。狭い横長のLDKでもすっきり配置するポイントを解説します。
https://www.receno.com/pen/coordinate/u85/2026-04-21.php「20畳・L字LDK」を
実際にレイアウトしていきます!
今回は、
こちらの約20畳のLDKをレイアウトします。
① LDKの間取り
キッチンを囲むように空間が広がる
L字型LDKの間取りです。
少し広めの集合住宅や戸建てで
よく見られる間取りかと思います。
LDKの奥には大きな窓が連なり、
なんとも開放的な印象です。
床や建具の色が
「濃いダークブラウン」であることも特徴ですね。
キッチンはカウンタータイプで、
LDK全体を見渡すことができます。
キッチンと窓の間には、
大きな造り付け収納があります。
② レイアウトの条件
今回は夫婦とお子さま2人の4人家族が
新居に引っ越してきた場面を想定します。
レイアウトにあたって、
いくつか希望の条件があります。
- 大きなソファーとテレビを置きたい
- 家族4人でくつろげるリビングスペースがほしい
- 濃いダークブラウンの床の印象をやわらげたい
- ナチュラルだけど個性も感じるお部屋にしたい
「床の色がイメージと違って悩んでいる...」
という方は、多くいらっしゃると思います。
どのように家具を配置するか、
イメージはわいてきましたでしょうか?
それでは、実際にレイアウトしていきましょう。
20畳LDKのビフォーアフター
はじめに、レイアウトの
ビフォーアフターをお見せします。
▼ Before
Before①
Before②
Before③
▼ After
After①
After②
After③
今回はこのようなLDKレイアウトに仕上げました。
それではここから、
どのような流れでレイアウトを考えていったのか、
順番にご説明します。
20畳LDKのレイアウトの流れ
リセノでは、お部屋をスタイリングする流れとして、
- 「ベーススタイリング」 = 空間の配置バランス
- 「ポイントスタイリング」 = 装飾・ディスプレイ
こちらの順番をおすすめしています。
まずお部屋の土台となる家具を配置し、
そこに装飾を加えて美しく仕上げます。
こちらの順番でお部屋を整えていくと、
大きな失敗を防ぎやすくなります。
詳しくは以下のマガジンをご覧ください◎
センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げるセオリーの「基礎」をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/beforestyling/u4/2024-07-05.phpまずは家族の理想を叶えるベーススタイリング、
すなわち土台となる家具を配置していきます。
① ベーススタイリング
まずは「L字型」の間取りの
レイアウト方法から確認しましょう。
L字の空間に、リビングとダイニングを
どのように配置するかがカギになります。
1. 「L字型」LDKのレイアウト方法
L字の間取りは、広さにゆとりのある
LDKに多く見られるパターンです。
したがって、空間をうまく活用しないと、
ぽっかり空いたデッドスペースが生まれます。
リビングが広すぎて間延びした印象に...。
リビングまたはダイニングを長く引き伸ばして
このように埋めたくなりますが、
これではバランスが崩れてしまいます。
リビングとダイニングは、
それぞれ小さな四角形のスペースを作って
長方形につなげるのが失敗しないコツです。
これなら細長いLDKと同じレイアウト方法で
解決できますので、進めやすくなります。
一方この配置では、リビングとダイニングの他に
デッドスペースが生まれます。
この「第3のスペース」をどう活用するかが、
L字型LDKのレイアウトのポイントです。
2. リビングとダイニングのスペースを決める
リビング・ダイニングは、
暮らしの「動線(よく使う通り道)」を考慮して、
- キッチンの近くにダイニングを配置
- その隣のスペースにリビングを配置
とすると、暮らしやすいレイアウトになります。
今回はキッチンカウンターの正面にダイニングを、
それにつなげる形でリビングを配置しました。
4人家族ということで、
ダイニングテーブルは4人掛けの円形に。
天板の直径は「110cm」と
4人分の食事を広げてもゆとりのある大きさです。
またチェアを斜めに配置すると、
狭いスペースでも
チェアを後ろに引きやすくなります。
リビングには、家族の希望に沿って
大きなソファーとテレビを配置しましょう。
ソファーは横幅「180cm」の3人掛けでゆったりと。
広いスペースを活かして、
奥行きも贅沢なサイズを選びました。
3人掛けの場合、
お子さまが小さなうちはいいですが、
大きくなってくると4人では手狭です。
「3人掛けソファー+オットマン」で、
お子さまが成長しても
家族全員でくつろげるようにしています。
3. 第3のスペースの用途を決める
続いてリビング横の
「第3のスペース」の用途を考えます。
- お子さまが遊べる「キッズスペース」
- 在宅ワークやリビング学習用の「ミニ書斎」
さまざまな用途が考えられますが、
今回はラウンジチェアを置いて
「くつろぎスペース」を作りました。
ここでゆったり読書やゲームを楽しめますし、
ラウンジチェアをリビングに持っていけば、
LDK全体に一体感が生まれます。
4. ナチュラル家具+ラグマットで床の印象をやわらげる
ここで、
濃いダークブラウンの床の印象をやわらげたい
について検討しましょう。
よくあるアプローチが、床色と同じ
濃いダークブラウンの家具を置いて
色をなじませる考え方です。
床色に合わせて濃い家具を選ぶと、
コントラストが強くなります。
ですが、床色に合わせて濃い家具を選ぶと、
- 床や家具の「ダークブラウン」
- 壁や天井の「白」
この2色のコントラストが強くなりすぎてしまいます。
もう1つ、床にカーペットを敷き詰める
というアプローチもあります。
床色の印象を一気に解消できますが、
20畳という広さに敷き詰めるのは
ちょっと大変です。
そこで今回は、
「色のグラデーションを作る」
というアプローチを採用しました。
床のダークブラウンが浮いてしまうのは、
壁や天井の白との明暗差が大きいためです。
そこで、
- 明るいナチュラルブラウンの木の家具
- 明るいベージュのラグマット
ダークブラウンと白の中間色にあたる
明るいベージュやブラウンを取り入れて、
色のグラデーションを作りました。
こうすることで「壁、家具、床」の3色が
自然につながり、床色の印象がやわらぐのです。
▼横スクロールできます。
Before
After
Before
After
特に、明るいベージュやブラウンの
ラグマットは手軽に取り入れやすい方法です。
ソファー前やテーブル下にラグを敷いて、
色のつながりを作ってみてください。
② ポイントスタイリング
ベースの家具を配置できたら、
次にポイントスタイリング、
すなわち装飾やディスプレイを施していきます。
ベーススタイリングのみ済んだお部屋は、
暮らしに必要な家具はそろっていますが、
どこか物寂しい印象です。
今回は、次の3つを意識して
ポイントスタイリングを進めていきます。
- 「上空間」と「お部屋の角」を埋める
- 照明を「上下左右」に配置する
- 「アクセントアイテム」で趣きを加える
1. 「上空間」と「お部屋の角」を埋める
20畳の広い空間は、
ただ家具を置いただけではぽっかりとした印象です。
リセノでは、お部屋を
- 上空間:天井~目線の高さ
- 中空間:主役の家具(ソファーやテーブルなど)の高さ
- 下空間:床の高さ
の3つの空間に分けて、それぞれに見どころを作る
スタイリングをおすすめしています。
ベーススタイリング直後のお部屋は
「上空間」が空いた状態です。
そこで上空間を埋めるアイテムを
配置していきましょう。
また、お部屋に見どころを作るうえで
欠かせないのがお部屋の「角」です。
「角」は意識しないと空いてしまいやすく、
見えていると寂しい印象を与えます。
▼横スクロールできます。
フロアライト
大きめの観葉植物
そこでお部屋の角に背の高いアイテムを置き、
角の印象をやわらげるのがポイントです。
以上のような「空間のバランス」の整え方は、
こちらのマガジンでも詳しく解説しております。
センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「空間配置」のセオリーをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-06-28.php2. 照明を「上下左右」に配置する
暮らしに欠かせない「照明」は、
場所に合わせて最適なものを選びましょう。
リビングには、頭をぶつけないように
天井に直接取り付けるシーリングライトを。
ダイニングには、テーブルを効果的に照らし、
美しい見どころを作るペンダントライトを。
それぞれの場所に合った照明を選ぶことで、
見栄えも暮らしやすさも整います。
しかし、
こうした天井照明だけであかりを確保すると、
どうしても単調な印象になりやすいです。
それは、照明がお部屋の「上空間」に集中し、
上から下に照らす光しか得られないから。
照明を上下左右に散りばめることで、
奥行きとリラックス感のあるお部屋に変わります。
具体的には、
- 床に置く「フロアライト」
- 卓上に置く「テーブルライト」
- 壁に設置する「ブラケットライト」
これらの照明をプラスして、
空間に美しい陰影をプラスしましょう。
具体的な照明配置のテクニックは
こちらのマガジンを合わせてご覧ください◎
リビング・ダイニング・寝室、お部屋に合わせたおすすめ照明をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/lightings/u91/2026-02-03.php3. 「アクセントアイテム」で趣きを加える
今回のベーススタイリングは、
シンプルなナチュラル家具で統一しました。
ナチュラルテイストのインテリアは、
やさしいトーンのお部屋を作れる一方で、
やや殺風景に感じられることも。
ナチュラルだけど個性も感じるお部屋にしたい。
こちらの希望を叶えるために、
アクセントアイテムで趣きを加えます。
ここで取り入れているのは、
インテリアのコントラスト(対比)の
考え方です。
たとえばインテリアには、
- シンプル ⇔ 複雑
- 自然 ⇔ 人工
- モダン ⇔ ヴィンテージ
などのように、相反する要素が存在します。
どちらか一方の要素に統一することで
失敗の少ないスタイリングが叶いますが、
あえてコントラストを取り入れるのも一手です。
シンプルなナチュラル家具に対して、
複雑性のあるアクセントアイテムを加えると、
お互いの性質を引き立て合います。
このコントラスト効果がお部屋の個性や
見どころを生み出してくれるのです。
アクセントアイテムが多すぎると
バランスが崩れてしまいますので、
まずは全体の5%以内を目安にしましょう。
コントラスト効果は少し上級者向けの
テクニックになりますが、こちらのマガジンで
紐解いておりますので、ぜひご覧ください。
コントラストの心理効果で、インテリアに深みを与えるセオリーについて紐解いていきます。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-11-22.php最後に、改めてビフォーアフターです。
▼ Before
Before①
Before②
Before③
▼ After
After①
After②
After③
リセノのインテリアのセオリーに沿って、
20畳のL字型LDKが美しく仕上がりました。
インテリア選びに迷ったら。
リセノのプロサポートにご相談ください。
リセノでは、独自に研究を重ねた
「インテリアのセオリー」に基づき、
プロによるアドバイスを行っています。
難しい「インテリア選び」だからこそ、
インテリアのプロが寄り添って相談に乗り、
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セオリーがあるから迷わないし、
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快適なお部屋作りを。
いかがだったでしょうか。
それでは、今回のおさらいです。
- L字型LDKは「リビング+ダイニング+第3のスペース」でレイアウト
- 床色の印象は「色のグラデーション(中間色)」でやわらげる
- 「空間バランス」「照明配置」「アクセントアイテム」で個性をプラス
今回のマガジンが、
皆さまのお部屋づくりのお役に立てば幸いです。
こちらの動画でもレイアウトのポイントを
ご紹介しておりますので、ぜひ合わせてご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼他の「レイアウト実践」シリーズはこちらをチェック。
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リビングのレイアウトで押さえておきたい基本ルールを、1つの記事にまとめました。
https://www.receno.com/pen/livings/u85/2026-03-19.php誰でも真似できる「セオリー」を使って、プロ2人が全く違うコーディネートを提案します。
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