次なるトレンドスタイルかも? 民族とモダンを
かけ合わせた「ボーホースタイル」をひも解きます。
こんにちは、よねもとです。
Boho(ボーホー)という言葉を
ご存知でしょうか?
今、じわじわと注目を集めている
インテリアスタイルなんです。
今回のマガジンでは、このボーホー
スタイルのインテリアについて
ひも解いていきます。
もしかすると、すでにお持ちのアイテムの
中には、ボーホースタイルに当てはまる
ものもあるかも知れません。
そのあたりもチェックしつつ、
ぜひ、ご覧ください。
Boho(ボーホー)スタイルって、何?
そもそもBoho(ボーホー)とは、
どういった意味なのでしょうか?
ボーホーは、実は造語です。
ボヘミアンとソーホーを掛け
合わせて"ボーホー"。
わかりやすいですね。
ボヘミアンは、チェコの西部から
中部エリアに住んでいる民族のこと。
社会の習慣に縛られず、芸術などを
志して自由気ままに生活する人たち。
エスニックや、エキゾチックなテイストを
強く感じる民族衣装が特徴です。
ソーホーは、NYのSOHO地区のこと。
高感度な高級ブティックやレストラン街
として、多くの買い物客で賑わう
エリアとして知られています。
この対極にあたる2つの要素が
組み合わさることで生まれた
スタイルがボーホー。
ボーホースタイルは、都会的でモダンな
インテリアに、民族アイテムのような
プリミティブな要素も取り入れた
ミックススタイルなんです。
プリミティブとは
原始的、素朴な、などといった意味。
ポイントを押さえて、センスのいい
ボーホースタイルをコーディネートしよう!
ボーホースタイルのインテリアは、民族系と
モダン系のアイテムを、絶妙なバランスで
取り入れることで成り立つミックススタイル。
センスよくコーディネートするために、
選ぶアイテムにも特徴があります。
- 民族系アイテムだけど、スタイリッシュ。グリッドパターンがモダンな印象の"ベニワレンラグ"
- ふっかふかのさわり心地がたまらない、ボーホースタイルを象徴する"シープスキン"
- マクラメ編みのアイテムで、ボヘミアンな印象をプラス
- 素材の雰囲気を力強く活かした、民族系アイテム
それではさっそく、アイテムの特徴を
一つずつ解説していきます。
民族系アイテムだけど、スタイリッシュ。
グリッドパターンがモダンな印象の"ベニワレンラグ"
ボーホースタイルでよく目にするアイテムの一つが、
このベニワレンと呼ばれているラグマット。
ベニワレンとは、Beni Ouaren(ベニ・ワレン)と
言う、モロッコの部族を意味します。
北アフリカ中部のアトラス山脈一帯に住んでいる、
遊牧民のベニワレン族。
その人たちの手により、1960~70年代に
織られたラグマットが、ベニワレンラグマット
と呼ばれるものです。
素材はウールのみを使用し、毛足が長く
シンプルな線画で描かれた模様が特徴。
デザインは、ひし形が多く、その模様には「家を守る」
という意味がこめられているそう。
そんなベニワレンのラグマットは、NYのソーホー地区
に住む、著名デザイナーなどがインテリアに取り入れ
始めたことから、モダンスタイルのインテリアにも
登場するようになってきました。
今では、ボーホースタイルに欠かすことが
できない代表的なアイテムの一つです。
ふっかふかのさわり心地がたまらない、
ボーホースタイルを象徴する"シープスキン"
続いては、こちら。
ふっかふかのさわり心地が
たまらないシープスキン。
羊の毛皮を使用したこのアイテムは、
ベニワレンのラグマットと同様、
海外インテリアによく登場します。
ラグジュアリーな空間を演出するのに、
アクセントアイテムとして使用される
ことが多く、海外セレブにも人気。
ソファにさっと掛けるだけで、なんだかセンスを
感じるコーディネートに仕上がります。
極上のさわり心地で実用的な魅力も去ること
ながら、インテリア性の高いモダンな印象は、
ボーホースタイルを象徴するアクセント
アイテムの一つとして欠かせません。
マクラメ編みのアイテムで、
ボヘミアンな印象をプラス
ここでも聞き慣れないワードが
登場です。
「マクラメ」ご存知でしょうか?
古くからアラビア半島に伝わる、
編みもの技法のことです。
こういうのどこかで、見たことありませんか。
マクラメ編みを採用して作られた、
ハンギングプランターです。
マクラメ編みは、1970年代のボヘミアンスタイルの
流行とともに脚光を浴び始めました。
麻で編み込まれたシンプルな装飾は、
素朴ながら、個性の強い雰囲気が魅力。
ボーホースタイルのアクセントとして、
一役買ってくれるアイテムです。
木や綿といった、自然から生まれる素材の
雰囲気を力強く活かした、民族系アイテム
マクラメ編みのアイテムの他にも、
ボーホースタイルには欠かせない
小物系アイテムがあります。
それは、木や綿といった、自然から生まれる
素材の雰囲気を力強く活かした、
民族系のアイテムたち。
例えば、フリンジがアクセントになった手織りの
クッションカバーや、ウォールタペストリー。
それに、素朴な雰囲気ながら存在感が強い、
無垢材を削って作られた壺や、サイドテーブル。
どれも工業製品では出せない、手仕事ならではの
力強い雰囲気を醸し出しています。
こういった民族系のアイテムを取り入れることで、
よりクオリティの高いボーホースタイルに
仕上がるので、おすすめです。
今じわじわ注目を集めている、ボーホースタイル。
今後のインテリアトレンドも要チェック
いかがでしたか。
今じわじわと注目を集めている、ボーホースタイル
について、ひも解いていきました。
- 民族系アイテムだけど、スタイリッシュ。グリッドパターンがモダンな印象の"ベニワレンラグ"
- ふっかふかのさわり心地がたまらない、ボーホースタイルを象徴する"シープスキン"
- マクラメ編みのアイテムで、ボヘミアンな印象をプラス
- 木や綿といった、自然から生まれる素材の雰囲気を力強く活かした、民族系アイテム
ボーホーとか、マクラメとか聞き慣れないワードも
多いですが、コーディネートの雰囲気はインテリア
雑誌などでよく目にすることもあるかと思います。
コーディネートのポイントを押さえつつ、
気になる方はぜひ、参考にして
いただけたら嬉しです。
メンズライクインテリアが流行している昨今。
もしかすると、次に来るトレンドスタイルは、
"ボーホー"かもしれません。
今後のインテリアトレンドも、
要チェックです。
それでは、また次回に。
よねもとでした。