センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げるセオリーの「基礎」をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/beforestyling/u4/2024-07-05.php公開日 2025年07月30日(水)
更新日 2025年07月31日(木)
インテリア、何から揃える?
お部屋づくりの手順とポイントを解説します。
こんにちは。青山店の人見です。
インテリアのお部屋づくりにおいて、
「何から揃えれば良いかわからない」
という方は多いと思います。
私自身、ひとり暮らしを始めたときには、
どう手をつけたらいいか不明瞭なまま家具を増やし、
まとまりのないお部屋になってしまったものです...。
家具を一式揃えるとなると大きな買い物に
なりますから、慎重に検討したいですよね。
今回は、お部屋づくりの手順から、
パターン別のポイントまで詳しくご紹介します。
これからインテリアを揃えたい、お部屋づくりを
楽しみたい方の参考になれば幸いです。
お部屋づくりの基本ステップ
「ベーススタイリング」
お部屋づくりの基本ステップは、
大きく分けると以下の2つです。
- ベーススタイリング:空間に家具をバランスよく配置する
- ポイントスタイリング:おしゃれに小物を飾る
ひとつずつ解説していきます。
① ベーススタイリング(配置)
「ベーススタイリング」とは、
シンプルなお部屋に
土台となる家具を配置すること。
配置するアイテムの色のトーンを合わせたり、
最適なサイズを選んだりしながら、
お部屋というキャンバスに家具を配置していきます。
ベーススタイリングが整うと、
その後のお部屋づくりもとてもスムーズになります。
② ポイントスタイリング(装飾)
「ポイントスタイリング」とは、
ベースが整ったお部屋に
小物や雑貨で装飾をすること。
ベーススタイリングが整ったあとに、
ポイントスタイリングでお部屋を仕上げていきます。
それぞれの詳しい基礎知識は、
以下のマガジンからご確認ください。
今回は、「これから家具を揃えていきたい方」向けに、
ベーススタイリングに着目していきます。
「ベーススタイリング」を整える4つの手順
まずは、ベーススタイリングで
お部屋の土台を作りましょう。
ベースを整えるまで、4つの手順は以下です。
- 理想のインテリアイメージを定める
- 生活に必要な家具の種類を考える
- お部屋のレイアウトを考える
- インテリアショップで確認する
それぞれ詳しく解説していきます。
① 理想のインテリアイメージを定める
はじめにやってしまいがちなことが、
ぱっと見の好みで決めてしまうこと。
めぐり逢いを大切にすることも素敵ですが、
大きな家具は気軽に買い替えができないため、
少しだけ慎重に。
まずは理想のインテリアイメージを定め、
そこに近づけていくというイメージで
家具を選ぶのがおすすめです。
まずは、メディアでたくさんのアイデア事例を見て、
お手本となるお部屋を探してみましょう。
▼ おすすめのメディア
- 雑誌(Casa Brutus/&Premium)
「好みのインテリアスタイルの見つけ方」として、インテリアの様々なスタイルと特徴をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/beforestyling/u4/2025-04-04.php② 生活に必要な家具の種類を考える
生活スタイルや人数によって、
必要な家具の種類、数は異なります。
▼ ひとり暮らしの場合
- ベッド
- ソファー or ダイニングテーブル・チェア
(または両方) - TVボード
- 収納家具
▼ ふたり暮らしの場合
- ベッド
- ダイニングテーブル・チェア
- ソファー(2人掛け以上)
- TVボード
- 収納家具
▼ 3人以上のご家族の場合
- ベッド
- ダイニングテーブル・チェア
- ソファー(3人掛け以上)
- TVボード
- 収納家具
たとえばひとり暮らしの場合、
- 「お部屋の広さの関係から、ダイニングは諦めてソファーを中心に暮らしたい」
- 「TVを持っていないから、TVボードは不要」
など、ある程度の取捨選択が可能です。
今の生活スタイルに合わせて、
最低限必要な家具をリストアップできていると、
今後の家具選びがスムーズに。
また、家具には暮らしや人数の変化にも
長く対応できる種類があります。
- 伸長式家具:家具のサイズを伸縮できるもの。テーブルや棚に多い。
- ユニット式家具:基本の形を自由に組み替え、サイズ変更や用途の変更ができるもの。ソファー、棚、ベッドなどに多い。
生活に長く寄り添ってくれるような
家具選びができるとより良いですね。
長く愛せる家具の選び方は、
以下の一覧からご覧いただけます。
◎長く愛せる家具の選び方
③ お部屋のレイアウトを考える
必要な家具がわかったら、
お部屋のレイアウトを検討しましょう。
まず確認したいことは、
- TVのコンセント位置
- 必須になる生活動線(掃き出し窓への通路・隣室への通路など)
店頭でも、お客様とレイアウトを考える場合は、
必ずここから確認します。
また、お部屋が広くない場合は、
スペースの使い道に優先順位を定めておきましょう。
たとえば、リビングで過ごす時間が長い場合、
ダイニングはコンパクトに。
ソファーは大きいものにして、
スペースをゆったりとるというのもひとつの手です。
美しいレイアウトの基礎知識や具体的な寸法について、
以下のマガジンよりご確認いただけます。
センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「レイアウト」のセオリー前編をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/vasestyling/u4/2024-08-09.phpセンス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「レイアウト」のセオリー後編をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/vasestyling/u4/2024-08-10.php④ インテリアショップで確認する
ある程度イメージが整ったら
実店舗へ家具を試しに行きましょう。
実店舗へ足を運ぶことで、オンラインショップでは
実感できない部分もしっかり確認できます。
▼ ショップで確認したいことリスト
- 使い心地・座り心地
- 素材の質感
- サイズ感
レイアウトや、家具の選び方など迷ってしまう場合は、
是非ショップスタッフにご相談を。
ショップによっては、お部屋の3Dシミュレーションを
してくれる場合もありますので、
より具体的なイメージが可能になります。
リセノでもインテリアの無料相談を承っております。
ふわっとしたイメージでも大丈夫ですので
一緒にお部屋づくりを楽しんでいきましょう。

「ふつうのお家を、美しく」というテーマのもと、お部屋を美しくスタイリングするためのセオリーを提唱し、オリジナルの家具や雑貨を展開するインテリアブランドです。
https://www.receno.com/prosupport/パターン別!お部屋づくりのポイント
ここからは、お部屋づくりのポイントを
パターン別にご紹介します。
- 家具を一から揃えたい方
- 徐々に家具の入れ替えをしていきたい方
- お部屋の雰囲気を手軽に変えたい方
今後の家具選びの参考になりますと幸いです。
① 家具を一から揃えたい方
まず、面積の大きなアイテムから揃えていきましょう。
一般的な家具を揃える優先順位はこちら。
- ダイニングテーブル
- ソファー
- カーテン
- 収納家具(TVボード・サイドボード)
ここでポイントなのが、
「トーンを合わせた家具を揃える」
ということ。
また、「カーテン・ソファー・ラグなどの
大きな面積を占めるファブリックアイテムも、
統一感のあるカラーにする」ことをおすすめします。
上記2点を押さえると、
お部屋のベースがきれいに整います。
リセノが提案する「ナチュラルヴィンテージテイスト」を丁寧に解説。第2回目は「トーンを抑えた統一感のある家具」を紐解きます。
https://www.receno.com/pen/howtonv/u4/2022-01-28.phpリセノが提案する「ナチュラルヴィンテージテイスト」を解説。第3回目は「トーンを抑えた統一感のあるインテリアアイテム」を紐解きます。
https://www.receno.com/pen/howtonv/u4/2022-02-10.php② 徐々に家具の入れ替えをしていきたい方
少しずつ家具の入れ替えをしたい方は、
急いで揃える必要がないため、理想のイメージに
向けてじっくり吟味ができるチャンスです。
順序は変わらず、大きな家具から揃えていきましょう。
まずは1つ、理想のイメージに合う家具を購入し、
そこに合わせて徐々に変えていくのがおすすめ。
面積が広いアイテムから手をつけていくと、
着地点のイメージがしやすく、迷いがなくなります。
「家具の色がバラバラでまとまらない」そんなお悩みを解決する方法をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/coordinate/u64/2024-08-07.php③ お部屋の雰囲気を手軽に変えたい方
家具は変えずにお部屋の雰囲気だけを変えたい
という方へ、家具以外のアイテムだけでも印象を
ガラッと変えることが可能です。
- ファブリック(ラグ・クッションカバー・カーテン)を変える
- 多灯照明にする
- 大きな植物を取り入れる
ここは「ポイントスタイリング」にあたる部分ですが、
今のお部屋がなんとなく理想のイメージに
はまらないという方は、ぜひ一度試してみてください。
インテリアがさらに楽しくなる模様替え。手軽にできる模様替えのコツをお話しします。
https://www.receno.com/pen/coordinate/u62/2024-10-02.phpリセノが提案する「ナチュラルヴィンテージテイスト」を解説。第5回目は、照明の「選び方」と「配置のポイント」を紐解きます。
https://www.receno.com/pen/howtonv/u4/2022-03-07.phpお部屋のアクセントになり、癒し効果もある植物。150cm以上の大きな植物を取り入れ、お部屋作りを楽しみましょう。
https://www.receno.com/pen/coorderule/u4/2022-01-14.phpベーススタイリングを整えて、
理想のお部屋に近づきましょう。
いかがでしたでしょうか。
それでは、今回の内容のおさらいです。
▼「ベーススタイリング」整える手順
- 理想のインテリアイメージを定める
- 必要な家具の種類を検討する
- お部屋のレイアウトを考える
- インテリアショップに行く
▼おすすめの家具を揃える優先順位
- ダイニングテーブル
- ソファー
- カーテン
- 収納家具(TVボード・サイドボード)
検討に迷ったら、ぜひ店舗へご相談ください。
経験豊富なスタッフがお部屋づくりの
お手伝いをいたします。
今回の記事が、インテリアを整えたい方への
参考になりますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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デザイナー 木下
編集部 武尾
編集部 増田
BM 山本
元京都店 舌
品質管理 遠藤
編集部 江上