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インテリア選びの失敗がグーンと減る!
配色の基本「類似色」と「補色」を、写真で学ぼう。

家具や、インテリアアイテムを選ぶときの
色合わせって、難しいですよね。

「めっちゃ、かわいい♪」って思って買ったものの
いざお部屋に配置してみると「なんか違う・・・」
ってことが、結構あります。

気に入った家具を買って、大好きなお部屋になる
はずだったのに、これではとっても残念ですね。

こんな「なんか違う・・・」っていう印象を
紐解くと、実は「配色」の失敗がとても多いんです。

色が心理に与える印象はとても大きいので、
家具の様に面積が大きいものが、チグハグな配色に
なると、とっても気持ち悪いんですね。

でも、逆に言うと、配色にさえ気を付ければ、
お部屋づくりの失敗は、一気に減ります。

今日のスクールは、そんな配色の基本を、実際の
コーディネート写真とともに学んでいきたいと思います。

配色は、ぜんぜん難しくない。
たった2つの基本配色を覚えましょう!

さて、インテリアの配色は、基本のパターンさえ
押さえておけば、ぜんぜん難しくありません。

まずは、簡単に解説していきます。

色相環を使って、「類似色」と「補色」の関係を知りましょう。

20150911073300.jpg
出典:http://www.sikiken.co.jp/

色同士の関係性は、上のような画像で表します。
この画像は、「色相環(しきそうかん)」と言います。

この色相環を見れば、それぞれの色の相性が一目で分かります。

相性の良い関係のひとつめは、「類似色」。
これは隣り合った同士のことを指し、隣り合った
同士の色は、1つの空間にあっても、いい感じに見えます。

もうひとつは、「補色」。
これは円の反対側の色を指し、1つの空間の中でも
それぞれがお互いを引き立てあって、これまたいい感じに見えます。

インテリアの配色で意識したいのは、この
「類似色」と「補色」のどちらか、もしくは、
両方を使うことだけです。

家具配色は「トーン分類図」の色相環がおすすめです!

上の色相環は、もっともベーシックなものですが、
とは言っても、上の色相環みたいにビビッドな
ものだと、インテリアの配色では使いづらいものです。

そこで、家具の配色の時には、下の画像の様に
「トーン分類図」に基づいた色相環を用います。

20150911071929.jpg
出典:http://www.sikiken.co.jp/

このトーン分類図を、実際のコーディネート写真に
あてながら、配色の基本を、一緒に見ていきましょう。

「類似色」をコーディネート写真で学ぼう!

まずは、類似色でまとめたインテリアコーディネートです。

20150911090637.jpg

このコーディネートは、色相環の右あたりの
ブルー&グリーンを配色しています。
まとまりがあって、キレイですね。

次は、トーンを抑えた類似色。

20150911092524.jpg

左上あたりの配色です。

オレンジのレザーと、ブラウンの家具、レッド系の
ラグと、基本に忠実なコーディネートです。

メンズライクなカッコいい色合いに仕上がっていますね。

次は、さらにダークトーンな類似色を使いましょう。

20150911081545.jpg

明度、彩度ともに低めの色相環です。
これもいい感じです。

類似色は、色相環の隣同士の色を使うので、
まとまりのあるインテリアコーディネートを
作りやすくなります。

もっとも失敗の少ない配色なので、初心者にも
使いやすい配色といえます。

「補色」をコーディネート写真で学ぼう!

さて、次は補色でまとめたコーディネートを
見ていきましょう。

補色は、それぞれが引き立て合う色を使うので、
より「色」の強調されたインテリアが作れます。

まずは明るめの北欧テイストのインテリアコーディネートから。

20150911090716.jpg

ブルー×イエローの補色を使うことにより、
お互いが引き立てあって、とってもきれいなコーディネートです。

ブルー・イエローともに、ポップで主張の強い色
ですが、色を補色で使うことにより、きれいに仕上がります。

続いては、パステルに近い薄めの配色です。

20150911082548.jpg

ナチュラル×ライトブルーのさわやか補色コーデです。

清潔感を感じさせながら、ブルーのきれいな色が
目にしっかりと入ってきますね。

うすめのブルー色でも、補色と合わせることにより
こんなに印象的なインテリアになります。

補色、いいですね!

さて、お次はトーンを落とした補色です。

20150911081239.png

こちらはダークブラウン×カーキ色の補色コーディネートです。

これもそれぞれのカッコよさを引き立ててくれる
配色ですね。

補色は、色相環の反対側の色を使って、
お互いの色を強調し合うので、見る人に強い印象を与えてくれます。

友達に「いいねー!」と言ってもらえるような
印象に残るお部屋作りに最適でしょう。

配色の基本を知れば、インテリアはもっと楽しい♪
失敗コーディネートも、グーンと減ります。

さて、配色の基本は、お分かりいただけましたか?

「類似色」と「補色」の2つの基本配色を覚える
だけで、「なんか違う・・・」という失敗は、グーンと減ります。

色相環を見ながら、2つの配色に該当しない色を
避けさえすれば、ちょっと冒険かな?と思うような
派手な柄物も、アクセントとして、気軽にお部屋に
取り入れられるのも、良いところです。

ちなみに色相環は、暗記する必要はありません。

自分の部屋の持っているアイテムと上の色相環を、
写真で撮ったりしておいて、インテリアショップで
それを見ながら、インテリアのカラーを選んでくださいね。

Re:CENO STYLING BOOK

明日は、インテリアの配色をRe:CENO KYOTOの
実例とともにお届けしますので、明日のマガジンも
お楽しみに!

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