印象を変えるひとさじの工夫。
お部屋に「コントラスト」を取り入れましょう。
こんにちは。
カスタマーサポートの嶋本です。
今回は、お部屋の印象を変える
テクニックの1つ
「コントラスト」について、お話します。
コントラストとは、
色や形、明るさ、質感などの「差異」のこと。
コントラストを取り入れることで、
お部屋がより味わいのある
豊かな空間に仕上がります。
無地と柄物のファブリックによるコントラスト
統一感はあるけれど、
どうしても味気ない印象の
お部屋になってしまう...とお悩みの方へ
スタイリングのヒントになれば幸いです。
コントラストの作り方
円形と四角形の壁掛けディスプレイによる、かたちのコントラスト。
お部屋の中に、すでにあるものと
逆の要素をいくつか加えることで、
コントラストが生まれ、
アイテム同士が際立ちます。
ただ、やみくもに取り入れてしまうと、
ちぐはぐなスタイリングになることも。
コントラストを上手に作るコツは、
逆の要素の中にも
色や素材、木材の種類など、
共通点を見つけることです。
円形のミラーと四角形のアートフレームによるコントラスト。色味に共通点を持たせています。
リセノが提唱している
「ナチュラルヴィンテージ」も、
一見、真逆のスタイルを
かけ合わせたように見えます。
ただ、アイテムのトーンや
素材を揃えることで、
味わいはありつつ、統一感のある
スタイリングになるのです。
トーンを抑えた統一感のある家具にヴィンテージ感のあるアイテムをミックスしています。
コントラストの例:角張った×丸みを帯びた
リセノのスタイリングを参考に、
コントラストの例を
いくつかご紹介します。
こちらの写真には、
「 角張った / 丸みを帯びた 」アイテムの
コントラストが隠れています。
例えば、壁面に飾られた
アートフレームと浅型バスケット。
あえて横に並べることで
コントラストがより強調され、
目を引きます。
また、バスケットと同じ色を
フレームの1つに取り入れることで、
まとまりが生まれています。
コントラストの例:明るい×暗い
こちらの写真には
「 明るい / 暗い 」アイテムの
コントラストが隠れています。
例えば、ベッドの上にあるクッション。
同じ素材のクッションカバーですが、
ベージュとブラックを並べることで
色のコントラストが生まれています。
また、アートフレームや、
フロアランプのシェード、壁掛け時計など...
このお部屋には、カバー以外にも
いくつかブラックカラーが配置されています。
そうすることで、
レピテーションの効果が生まれ、
統一感のある印象になります。
【動画】センスのいらないインテリア|「レピテーション(繰り返し)」を学びましょう。
コントラストの例:無地×柄もの
こちらの写真には
「 無地 / 柄物 」アイテムの
コントラストが隠れています。
例えば、無地のソファーカバーに
対照的な柄物のラグ。
クッションカバーについても、
無地と柄物を並べています。
どちらも色味を揃えることで、
全体のバランスが良く仕上がっています。
「質感」のコントラスト
色やかたちの他、「素材・質感」も
お部屋全体の印象に大きく関わります。
のっぺりとした印象のお部屋は、
アイテムの素材が
どれも同じであることが多いです。
印象がグッと変わりますので、
異なるタイプの素材や
質感を取り入れてみましょう。
例えば、このお部屋にも
様々な質感のアイテムが
配置されています。
- 木目が美しい「ベッドフレーム、テーブル」
- ペーパーコードが貼られた「スツール」
- ラタンで編まれた「かご」
- ふんわりとした「ウールブランケット」
- 手織りで立体的な柄の「クッションカバー」
- きめ細やかな毛並みの「シープスキン」
- ファブリックシェードの「照明」
- 風合いを感じる「リネンカーテン」 など
みなさんも、お部屋に
どんな質感のアイテムがあるか
ぜひ、探してみてください。
お部屋がフラットな印象から
抜け出せないときは、
質感のバリエーションが
さらに必要かもしれません。
「コントラスト」を取り入れて、豊かなお部屋作りを。
お部屋の印象を変えるテクニックの1つ
「コントラスト」について、
いかがでしたでしょうか。
それでは、内容をおさらいです。
コントラストとは、
- 色や形、明るさ、質感などの差異のこと。
- コントラストを取り入れることで、アイテム同士が際立つ。
コントラストの作り方は、
- お部屋の中に、すでにあるものと「逆の要素」を加える。
- 逆の要素の中にも、色や素材、木材の種類など、「共通点」を見つける。
統一感のあるお部屋へ
逆の要素を取り入れるには、
少し勇気が必要だと思います。
ただ、一歩踏み出してみると、
不安な気持ちは楽しさへ変わるはず。
少しの工夫で、お部屋の印象が
より豊かになりますので、
ぜひ、お試しください◎
それでは、また次回。