あか抜けたお部屋は「余白」がつくる。
具体的なポイントをご紹介します。
こんにちは。
Re:CENO TOKYOの中野です。
お店にいらっしゃるお客様からは、
日々、さまざまなご相談をいただきます。
「お部屋がいまいち垢抜けない」
「ごちゃごちゃして窮屈に感じてしまう」
インテリアのお悩みは十人十色ですが、
今回は「余白」にまつわるお話です。
インテリアでいう「余白」は、
上質で垢抜けたお部屋をつくる上で
切っても切れない重要なポイント。
「余白」= 感覚やセンスが必要なのでは?
と、難しく思われるお客様も多いのですが、
実はとっても簡単なルールで解消できます。
そこで、今回のマガジンでは、
余白上手なお部屋づくりのポイントをご紹介します。
床の余白は、「3分の2」がちょうどいい。
1つ目は、床の余白について。
家具がたくさんあるお部屋は、
それだけ視界に入る情報が多く、
どうしても窮屈な印象になりがちです。
家具が占める理想的な割合は、
床の面積の3分の1。
つまり、余白となる
床が見えるスペースは、
「3分の2」がベストバランスとなります。
安易に大きな家具を増やさないためには、
ご購入前の段階で、
本当に必要な家具かどうかを見直すこと。
ご自身や一緒に生活する方が、
お部屋の中でどのように過ごしたいかを考えると、
イメージをつかみやすいです。
お店でもご相談をいただくことが多い、
リビングダイニングルームを例に考えてみましょう。
例えば、「リビング」で過ごす時間が長い人は?
お食事後は、リビングのソファーで
ゆったりとくつろぐ時間が長い。
ご来客時は、自由な体勢でリラックスできる、
リビングで会話を楽しみたい。
このような方は、AGRAシリーズのような
3人掛けやカウチタイプ等、
大きめのソファーがおすすめです。
ネストテーブル dareels TWO NEST
ソファーが大きくなる分、
その他の家具は、なるべくコンパクトにし、
メリハリを付けることが大切です。
あえてローテーブルは配置せず、
必要最低限のサイドテーブルにすることで、
大きな家具を減らすことができます。
1番ほしい家具は我慢せず、
その周りのアイテム選びで工夫するのが、
インテリアを楽しむコツです。
続いて、「ダイニング」で過ごす時間が長い人は?
パソコン作業やお子様のお勉強など、お食事以外でも
ダイニングテーブルを使う頻度が多い。
ご家族やご友人と会話をしながら、
ダイニングでゆっくりお食事やお酒を楽しみたい。
このような方は、WIRYシリーズのような
お食事とくつろぎ空間を一体化できる、
ソファーダイニングがおすすめです。
WIRYのリビングダイニングセットは、
リラックスしてお食事ができ、
その後もダイニングで過ごしたくなる、
低めのテーブルとソファーの組み合わせ。
ゆとりのあるソファーダイニングは、
リビングとダイニングをひとつの空間に
まとめることができるので、
結果として家具の数を減らすことができ、
床の余白を確保することができます。
壁の余白は、シンプルに「9割」から。
2つ目は、壁の余白についてです。
一般的なお部屋は、
四方を壁で囲まれていることがほとんど。
わたしが暮らしている
賃貸のお部屋もまさにそうです。
窓やドアがあるとはいえ、
お部屋で過ごしていると
床や天井よりも、
断然、壁が目に入ります。
まずは難しく考えず、
足し算より引き算を意識してみましょう。
いちばんバランス良く見える壁の余白は、
8割と言われています。
しかし、慣れていない方にとって、
残りの2割に何をディスプレイするかは、
なかなか悩ましいもの。
まずは、「これだけは飾りたい!」という
お気に入りのモノをひとつだけ
決めてみてはいかがでしょう。
簡単にできるスタートラインとして、
余白の割合は9割です。
例えば、リビングの壁に一つだけ飾るとすれば、
実用性があり、手軽に取り入れられる
掛け時計がおすすめです。
配置のポイントは、壁の中央よりも、
左右どちらかに寄せること。
アシンメトリーな配置にすることで、
お部屋がぐっと垢抜けます。
おまけ:余白と収納の両立アイテム「R.U.S」
「壁の余白は9割」
「お気に入りをひとつだけ」
そうは言ったものの、
お気に入りをひとつだけにするなんて、
実際なかなか難しかったりします。
わたし自身、
お部屋は狭いし、
飾りたいモノはそこそこあるし、
収納したいモノに関しては山ほどあるのが現実です。
そんな方には、余白と収納を両立できる
ユニットシェルフR.U.Sがおすすめです。
細身のパーツを組み合わせるR.U.Sなら、
フレームの間から壁が見えるので、
しっかり余白を感じることができます。
ここで大事なのは、収納物やディスプレイ品を
ぎゅうぎゅうに詰め込むのではく、
ちょっとゆとりをもたせること。
これなら狭いお部屋でも、
余白と収納の両立が叶います。
わたしも愛用者の一人。
収納する量は変わらないのに、
以前使用していた木製の収納家具よりも、
断然、お部屋を広々と感じるようになりました。
自分に合った方法で、余白上手なお部屋をつくりましょう。
今回は、お部屋に余白をつくる
簡単なポイントをご紹介しました。
余白があるからこそ、空間にメリハリができ、
お気に入りの家具や飾り棚を
より一層ステキに見せることができます。
それでは、内容のおさらいです。
- 床の余白は「3分の2」
・お部屋での過ごし方を考え、本当に必要な家具かどうかを見直しましょう。 - 壁の余白は「9割」
・まずは、お気に入りのモノをひとつだけ飾ってみましょう。 - 余白と収納の両立なら「ユニットシェルフ」
・安易にモノを詰め込まず、ゆとりをもたせるのがコツです。
お住まいのお部屋の状況やお悩みに合わせて、
ご自分に合った方法をお試しいただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。