ナチュラルブラウンの床でつくるインテリアのコツとは？　
実例をご紹介

こんにちは。プロサポートの笠嶋です。

コーディネートに関してよくいただくご相談が、

「床の色と家具の色は合わせた方がいいですか？」
「このお部屋の内装に合う家具の色を教えてください」

などの「床色と家具の相性」のこと。

中でも、明るく親しみのあるナチュラルブラウンは、
賃貸の床にもよく用いられる定番カラーです。

そこで今回は、ナチュラルブラウンの床でつくる
インテリアのコツを、実例と共にご紹介します。

これからお引越しされる方や、
お部屋の模様替えをご検討の方に、
お役立ていただけたら嬉しいです。

ナチュラルブラウンの床がもたらすメリット・デメリットとは？

広い面積を占める床は、
選ぶ色によってお部屋の印象を大きく左右します。

ナチュラルブラウンの床にも、
メリットとデメリットが。

それぞれお伝えします。

ナチュラルブラウンの床がもたらすメリット

ナチュラルブラウンの床がもたらすメリットは、
お部屋を明るく、広く見せること。

明るいカラーのナチュラルブラウンは、
実際の面積よりも大きく見える
「膨張色」に分類されます。

お部屋が広く見える効果が得られるため、
賃貸の床にもよく用いられるカラーです。

また、床が明るいことにより、
お部屋全体がキャンパスの役割を果たし、
カラーアイテムや植物・お花が綺麗に映えます。

ナチュラルブラウンの床がもたらすデメリット

出典：無印良品の家
広く普及していて馴染みがあり、膨張色である
ナチュラルブラウンの床がもたらすデメリットは、
無個性でのっぺりしたお部屋になりやすいこと。

そのため、実はテクニックが求められる床色です。

そう言われるとハードルが高く感じられますが、
当店が唱えるセオリーを用いれば、
デメリットを解消できますのでご安心ください。

ナチュラルブラウンの床でつくるインテリアの3つのコツ

私達プロが、ナチュラルブラウン床の
お部屋を素敵に見せるために意識している
３つのコツがあります。

順番に見ていきましょう。

①　コーディネートプランを明確にする。

ナチュラルブラウンの床は、
どんな家具・カラーコーディネートとも相性が良く、
幅広いインテリアコーディネートに適しています。

選択肢が広い = 自由である分、
コーディネートの方向性がブレないように
しっかりとイメージをかためる必要があります。

それでは、同じナチュラルブラウンの床でも、
方向性によりお部屋の印象が違って見える
コーディネート例を見てみましょう。

アクセントカラーが効いた、メリハリタイプ

グラデーションを楽しむ、馴染ませタイプ

いかがでしょうか？

同じナチュラルブラウンの床でも、
全く異なる印象のお部屋に仕上がることを
お分かりいただけたかと思います。

具体的なイメージのかため方は、
こちらのマガジンで解説しておりますので、
ぜひ、ご覧になってください。

意外とシンプル。コーディネートを成功させる4つの手順　Step① 理想のイメージをかためましょう。

②　複雑性のあるデザインをアクセントに選ぶ。

シンプルでのっぺりした印象になりがちな
ナチュラルブラウン床のお部屋のアクセントには、
複雑性のあるデザインのアイテムを選びましょう。

「複雑性」は、凸凹とした質感や、
織ったり編んだりした質感のアイテムから得られます。

アクセントとして取り入れることで、
空間にリズムが生まれ、のっぺり感を解消できます。

③　植物や生花を取り入れる。

明るいナチュラルブラウンの床色には、
植物や生花のカラーがとてもキレイに映えます。

物足りない印象になりやすい
ナチュラルブラウン床のお部屋ですが、
植物や生花を置けば、たちまち華やかに。

さらに、葉っぱの陰影や枝の造形によって
空間に奥行きが生まれ、
表情豊かで垢抜けた印象のお部屋づくりが叶います。

【動画】センスのいらないインテリア｜棚やテーブルに、植物を飾りましょう。

【動画】センスのいらないインテリア｜お部屋に大きな植物を取り入れましょう。

ナチュラルブラウンの床でつくるインテリア実例

それでは、3つのコツを意識しながら
コーディネートしたインテリア実例を、
家具のカラーごとに見てみましょう。

①　ブラウン家具×ナチュラルブラウン床

床と家具とのコントラストが強く、
家具が引き立つ組み合わせです。

メリハリ・個性・温かみ
などのキーワードを重視される方におすすめです。

LDK

ソファーカバーのダークグレーや
アートのブラックをアクセントにした、
温かみのあるメリハリタイプのコーディネート。

複雑性のあるクッションや大きめの植物によって、
緑豊かで落ち着きのある
ナチュラルヴィンテージテイストに仕上がります。

リビング

メリハリ感を強く出しすぎず、
個性のあるコーディネートを楽しみたい方には、
淡めのカラーや控えめな柄ものアイテムを
加えることをおすすめします。

こちらのリビングでは、線細めのストライプが入った
ライトグレーのソファーカバーや
ベージュのラグマットなど、
床と家具の中間色に当たるカラーをプラス。

「北欧ヴィンテージ」というイメージを再現しつつ、
調和の取れたコーディネートとなっています。

ダイニング

床と家具のコントラストが強めの、
メリハリタイプのコーディネート。

ブラックカラーのアクセントや
柄物アイテムと合わせることで、
個性的なダイニングに仕上がります。

ワンルーム

ブラックのアクセントカラーや植物、
複雑性のあるクッションやバスケットなど、
3つのコツを散りばめたワンルームです。

中でも、ブラックのアクセントによって、
空間がキュッと引き締まります。

ちなみに、ブラックのアイテムは、
煙たがられがちな真っ黒なテレビやPCモニターと
インテリアを馴染ませる役割も担います。

そのため、インテリア上級者が
さり気なく取り入れているカラーのひとつ。

頼りになる、イチ推しのアクセントカラーです。

②　ナチュラル家具×ナチュラルブラウン床

床と家具のコントラストが低いため、
統一感のあるお部屋に仕上がり、
お部屋が広く見える組み合わせです。

明るさ・柔らかさ・開放感
などのキーワードを重視される方におすすめです。

LDK

明るいナチュラルヴィンテージテイストの中に、
ブラウンやブラックをアクセントとして取り入れた、
ほのかに落ち着きを感じさせるコーディネート。

植物や複雑性のある小物をふんだんに取り入れて、
物足りなさやのっぺり感を解消しています。

リビング

ラグやソファーカバーをベージュで統一して、
カーテンのイエローや植物のグリーンを主役にした、
明るく開放的なリビング。

カラーアイテムを引き立てる
ナチュラルブラウンの床だからこそ活きる、
華やかなコーディネートです。

ダイニング

アクセントカラーを取り入れず、
ベージュカラーのグラデーションでまとめた、
馴染ませタイプの代表的なコーディネート。

手軽に統一感が得られて、
柔らかな印象のお部屋に仕上がるため、
インテリア初心者の方にもおすすめです。

ワンルーム

濃いめのベージュやグレーをプラスすれば、
ナチュラルな中に上品さが漂う空間に。

明るさと落ち着きを両立した、
リラックス感が漂うコーディネートです。

いかがでしたか？

同じナチュラルブラウンの床でも、
選ぶ家具の色やアイテムによって、
様々な表情のお部屋になることを
お分かりいただけたかと存じます。

その他、床の色に関するインテリア実例は、
こちらでもご紹介しています。

よろしければ、ご覧になってください。

ナチュラルヴィンテージのお部屋をつくろう。～濃い色の床編～

「床の色」と「家具の色」から見る、コーディネート実例

床の色と家具の色の合わせ方は？　床色別のコーディネート実例をご紹介

コツをおさえ、ナチュラルブラウンの床でつくるインテリアを楽しみましょう。

それでは、今回のおさらいです。

ナチュラルブラウンの床でつくる、
インテリアの3つのコツがこちら。

1. コーディネートプランを明確にする。
2. 複雑性のあるデザインをアクセントに選ぶ。
3. 植物や生花を取り入れる。

ナチュラルブラウンの床でつくる
インテリアに悩んだときは、
お気軽にプロサポートにご相談くださいませ。

長年インテリア業界で経験を積んだスタッフが、
お客様だけのインテリアをご提案いたします。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。