6畳ワンルームのレイアウト実例を
間取りタイプ別にご紹介
こんにちは。プロサポートの笠嶋です。
一人暮らしの住まいに多い、6畳ワンルームの間取り。
「限られたスペースの中で
インテリアを楽しむには一体どうすれば...」
とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、実例を交えて、
6畳ワンルームのレイアウトのコツをお伝えします。
これからワンルームにお引越しされる方や、
お部屋を見直したいとお考えの方に、
お役立ていただけたら嬉しいです。
6畳ワンルームの間取り よくある2パターン
「6畳ワンルーム」といっても、間取りはさまざま。
中でも、よくある間取りが
「長方形」と「正方形」の2パターンです。
それではまず、それぞれの間取りの特徴と、
意識したいポイントをお伝えします。
「ワンルーム」という言葉は、一般的に、
ひとつのお部屋で衣食住をする間取りのこと
として使われています。似たような間取りの「1K」とは、
下記のような違いがあります。ワンルーム
キッチンスペースとお部屋に
仕切りがなく、ひと続きの間取り1K
キッチンスペースとお部屋が
扉で仕切られている間取り
本来は、このような違いがありますが、
このマガジンでは一般的なイメージに沿って、
「1K」も「ワンルーム」として表現しています。
① 長方形タイプ
長方形タイプは、
お部屋に入った時に自然と奥行きを感じる間取りです。
両サイドの壁面の入口側に
背の高い家具を配置すると更に奥行きが生まれ、
お部屋を広く見せる効果が得られます。
② 正方形タイプ
正方形タイプは、長方形と比べて奥行きが小さいため、
狭く見えやすい間取りです。
そのため、家具の位置のほか、
背の低い家具を選んだり、
家具の色・トーン選びに注意を払うなど、
よりお部屋に抜け感を作る工夫が必要です。
6畳ワンルームのレイアウト 5つのコツ
6畳のワンルームにお住まいの方からは、
「広く見せたい!」
「住みやすい配置にしたい!」
とのお悩みをよくいただきます。
そんな時、私達プロが意識する
レイアウトのコツが5つあります。
それは主に、視覚を操ること。
それぞれのコツを見てみましょう。
① 家具の色・トーンを揃える。
「トーン」とは、色の明るさと鮮やかさを
組み合わせた度合いのことで、
それを見たときに感じる印象に深く関わります。
【動画】ナチュラルヴィンテージの作り方| Vol.2 トーンを合わせた家具を揃えましょう。
【動画】ナチュラルヴィンテージの作り方| Vol.3 面積の大きいインテリアも、トーンを合わせましょう。
家具の色とトーンを揃えることで、統一感が生まれ、
それだけでスッキリ整った印象になり、
お部屋が広く見える効果があります。
反対に、揃っていないと、
お部屋をキレイにしていたとしても、
バラバラの色やトーンを目がノイズと認識してしまい、
散らかった印象を受けてしまいます。
そのため、家具の色とトーンは、
できるだけ揃えましょう。
② 低めの家具を選ぶ。
入口からの視界が開けているほど、また、
床や壁に対して、家具が占める面積が少ないほど、
お部屋は広く見えます。
これは、天井までの空間が広く保てることで、
開放感が増すからです。
そのため、低めの家具を選ぶように意識しましょう。
お部屋を広く見せるための、簡単な3つのポイント
③ 背の高い家具は入口側に置く。
人は、ある空間に入った時、
無意識に1番遠い場所に目を向ける性質があり、
その箇所が広く抜けていると、
お部屋自体が広いと目が錯覚します。
そのため、背の高い家具は入口側の壁面に置いて、
視界に入りくくしましょう。
圧迫感の心配なし!背の高い家具を上手に取り入れる、2つのポイントとは?
④ ミラー、間接照明を置く。
ミラーには、お部屋を広く、
奥行きがあるように見せる視覚効果があり、
大きなサイズになるほど、その効果は高まります。
お部屋を広く、明るくみせる。ミラーの置き方をご紹介します。
また、間接照明には、
夜間のお部屋を広く見せる効果が。
これは、明かりを灯した時に、光の陰影によって、
お部屋に奥行きが生まれるためです。
自分へのご褒美に「間接照明」を迎えませんか?
どちらも、暮らしを豊かにするアイテムのため、
ぜひ、取り入れましょう。
⑤ バルコニーへの出入り幅が確保できれば、窓の前に家具を置いてもOK。
「窓の前には家具を置いてはいけない。」と
思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、
生活動線に支障がなければ、全く問題ありません。
ワンルームの主な生活動線は、バルコニーへの出入り。
出入りするための幅として「60cm前後」確保できれば、
窓の前に家具を置くレイアウトも検討しましょう。
限られたスペースでも、
レイアウトの選択肢が広がります。
間取りタイプ別 6畳ワンルームのレイアウト実例
それでは、「長方形」「正方形」の間取りタイプ別に、
5つのコツを意識しながら
3Dシミュレーションで作成した、
レイアウト実例を見てみましょう。
お部屋づくりの楽しさを味わってみませんか?3Dシミュレーターでできる、3つのことをご紹介します。
お部屋を広く見せることを重視して、
必要最低限のアイテムのみを配置した「広々プラン」
機能性を重視して、暮らしにメリハリを与える
アイテムを加えた「機能性プラン」
それぞれ、ご紹介します。
① 長方形タイプ(広々プラン)
広々プランには、暮らしに最低限必要な、
こちらのアイテムを配置しました。
- シングルベッド
- ローテーブル
- TVボード
- 洋服収納(ワードローブ)
- ミラー
- ラグマット
- フロアライト
奥行きが大きいことで、
入口すぐのスペースに広がりが出て、
お部屋が広く見える効果が得られます。
入口からの光景がこちら。
背の高い洋服収納が視界に入りにくくになり、
視線の先がスッキリ抜けていることで、
圧迫感を感じさせません。
② 長方形タイプ(機能性プラン)
長方形タイプは、奥行きが大きく、
壁面に家具をより多く配置できます。
また、奥行きを活かすことで、お食事や作業ができる、
コンパクトなダイニングセットの配置も可能です。
6畳のコンパクトなお部屋では、
角がない円形のダイニングテーブルを選ぶことで、
圧迫感を軽減する効果が得られます。
【動画】センスのいらないインテリア|暮らしに「円形家具」を取り入れましょう。
作業とくつろぎスペースを分ける、
メリハリのある暮らしをご希望の方に
おすすめの機能性プランです。
③ 正方形タイプ(広々プラン)
正方形タイプは、奥行きが小さいため、
家具を置く壁面が少なくなりますが、
その分、幅が広いため、ベッドとTVボード間の
くつろぎスペースが広く取れるメリットがあります。
入口からの光景がこちら。
長方形タイプ同様に、
背の高い洋服収納が視界に入りにくく、
圧迫感を感じさせません。
④ 正方形タイプ(機能性プラン)
幅が広いメリットを活かすことで、
奥行きがコンパクトサイズの
ソファーの配置が可能になります。
ソファーに座ったり横になったり、
「くつろぎ感」を重視されたい方おすすめの
機能性プランです。
TVボードとソファー間のスペースは狭くなりますが、
奥行き小さめのローテーブルや、
折りたたみタイプのものを選べば、
窮屈さを解消できます。
レイアウトのコツをつかんで、6畳ワンルームで快適に暮らしましょう。
それでは最後におさらいです。
6畳ワンルームをレイアウトする時の
5つのコツがこちら。
- 家具の色・トーンを揃える。
- 低めの家具を選ぶ。
- 背の高い家具は入口側に置く。
- ミラー、間接照明を置く。
- バルコニーへの出入り幅が確保できれば、
窓の前に家具を置いてもOK。
今回ご覧いただいた実例はあくまで一例で、
窓の位置など、間取りはさまざま。
お客様のお部屋にあった、
最適なレイアウトをお知りになりたい場合は、
お気軽にオンラインの
プロサポートにご相談くださいませ。
ヒアリングを行いながら、
お客様だけのプランをご提案いたします。
プロにインテリアコーディネート相談をしよう。必要な事前準備とは?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。