お部屋にまとまりが無いと感じたら...
簡単に取り入れられる「ゾーニング」を試してみませんか?
こんにちは。 プロサポートのかさしまです。
今回のマガジンは、お部屋をまとめる
「ゾーニング」というテクニックのお話です。
先日、「お部屋にまとまりが無くて...」
とのお悩みを立て続けにいただきました。
「まとまりの感じ方は人それぞれで、
明確な答えを出すことは難しい...。
でも、視覚から得た情報が紐づいていることは
間違いない。」
そう考えていたところ、
ある解消方法に行き着きました。
それは、「ゾーニング」です。
人は、視覚から情報を得る割合が87%と言われます。
今回ご紹介する方法は、
視覚にアプローチする方法なので、
分かりやすく効果が実感できます。
同じお悩みをお持ちの方は、ぜひ、ご覧ください。
「ゾーニング」の意味とは?
「ゾーニング」とは、「区分けする」という意味です。
都市計画や住宅計画に用いられる言葉で、
用途や目的を考慮して配置することを指します。
インテリアにおけるゾーニングは、
お部屋の中で空間を分ける時や、
棚まわりの物をまとめる時に使います。
「ゾーニング」を取り入れると、
雑多な印象が抑えられ、まとまりが生まれます。
また、視覚的に、整った印象を与えることができます。
お部屋を「ゾーニング」する方法は?
では、お部屋のまとまりの無さを解消するには、
どのようにゾーニングをすれば良いのでしょうか?
代表的な2つの方法をご紹介します。
1. 空間ごとにラグマットを敷きましょう。
1つ目は、リビングやダイニングなどの空間ごとに、
ラグマットを敷く方法です。
ラグマットを敷くことで、
リビングとダイニングにそれぞれの島ができます。
この島によって、
点在している家具がグループ分けされ、
空間全体がまとまります。
ちなみに、
ラグマットを敷いていないお部屋がこちらです。
なんだか、パラパラとした印象を受けませんか?
2枚の画像を通して、
ラグマットを敷いた場合の空間のまとまりを、
感じていただけたかと思います。
ラグマットを敷くことで、
他にも様々なメリットがあります。
2. 空間のあいだに家具を置きましょう。
2つ目は、異なる空間のあいだに、
ソファーやシェルフなどの
腰高の家具を置く方法です。
異なる空間側に、背を向けてソファーを置けば、
ゆるやかに仕切ることができます。
ソファーの向きを変えるだけなので、
手軽にお試しいただけます。
空間を分かりやすく仕切るなら、
シェルフがおすすめです。
背板のないオープンタイプを選ぶと、
どちらの空間から見ても違和感がなく、
物を取り出しやすいメリットもあります。
家具で空間を仕切ることについては、
下記のマガジン・動画でもご紹介していますので、
ぜひ、ご参考になさってください。
【動画】コーディネートレッスン8|仕事スペースとくつろぐスペースのある、リビングコーディネート
「ユニットシェルフR.U.S」でつくる ON・OFFの切り替え空間のつくり方をご紹介します。
棚まわりを「ゾーニング」する方法は?
棚の上や中など、
棚まわりのまとまりの無さを解消するには、
収納する物をグループ分けしましょう。
グループ分けは、
置いている物に共通点を見い出すと簡単です。特に、色や素材で分けるとまとまります。
さらに、細々とした雑貨のグループは、
ステージグルーピング
というテクニックを組み合わせることで、
まとまりに加えて、素敵に見せる効果も得られます。
【動画】リセノ式センスのいらないインテリア|「ステージグルーピング」を学びましょう。
「ゾーニング」を取り入れて、まとまりのあるお部屋づくりを。
「ゾーニング」という言葉は
難しく聞こえるかもしれませんが、
方法はとってもシンプルです。
それでは、最後におさらいしましょう。
- ゾーニングとは、「区分け」すること。
- お部屋をゾーニングするには、
空間ごとにラグマットを敷いたり、
あいだに腰高の家具を置きましょう。 - 棚まわりをゾーニングするには、
物を「グループ分け」しましょう。
私も、効果を実感してからは、
コーディネートする際には、
必ず取り入れるようになりました。
この記事を通して、
お部屋のまとまりの無さでお困りの方々に、
「ゾーニング」の効果を
お知りおきいただけたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。