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【あの部屋、この人。】vol.1|
2人のリセノスタッフが語った、お部屋づくりのコツ

こんにちは。
撮影チームの辻口です。

みなさまは、お部屋づくりを
楽しまれているでしょうか?

インテリア好きが集まるリセノでは、あの人も
この人も、自分好みのお部屋を作り上げては、
日々暮らしを楽しんでいるご様子。

そんなリセノスタッフへの取材を日課にしている
僕ですが、インタビューの中で必ず聞き出したい
のは、その人だけが持つ「お部屋づくりのコツ」。

いろんなスタッフにインタビューを重ねる中で
見えてきたのは、お部屋にはその人の持つ記憶や経験、
個性がしっかりと反映されるということ。

リセノスタッフ達が語ってくれた
お部屋づくりのコツは、きっとみなさまの
暮らしのヒントになるはずです。

今回は、過去のインタビューの中から、
お部屋作りにまつわるお話を抜粋・再編集。

すぐに実践したくなる
「リセノスタッフ流・部屋づくり」について
お届けさせていただきます!

名作家具に憧れて。
コーディネートの「因数分解」

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1人目は、入社3年目・制作部でカメラマンを務める
濱田さんです。Youtube動画やインスタライブでは
ナビゲーターとしても活躍されいて、
ご存知の方もおられるかもしれません。

社内でも「インテリアオタク」と名高く、
一目置かれる存在の濱田さん。

深すぎるインテリア愛や、そのルーツが
語られる中で、濱田さんが実践されている
「論理的なお部屋づくりのコツ」についても
お伺いすることができました。

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20211024234339.jpg

辻口:
暮らしを大切にする濱田さんが、
生活に深く関わりのあるインテリアが好きだと
いうのは、何となく納得のいく話です。

いつからインテリアに興味が
あったんでしょうか?

濱田:
そうですね、中学生の頃には頻繁に部屋の
模様替えなんかして遊んでいたような
気がします笑

辻口:
早いですね!
ちょっと驚きです笑

濱田:
両親の影響が強いと思います。
特別おしゃれな家ではなかったんですが、
洋服が好きだったり、食に関しても
こだわりがあったり。

とにかく暮らしを楽しむということに関心が
あった家庭だったので、自然と家具に興味を
持つようになっていったのかなと思います。

辻口:
濱田さんはどういったインテリアが
好きなんでしょうか?

濱田:
そうですね、名作家具と呼ばれる
椅子たちには心が踊ります。

2020_11_13_0257pp68_ブログ_名作合わせ.jpg

辻口:
古くから現代に至るまで使用され、長く
愛されているものを、インテリアの世界では
「名作家具」と呼びます。

濱田:
はい。

長い間誰かの生活に寄り添って、
現代まで受け継がれているということは、
なにかしらの理由があるわけで。

それがデザインや機能性なのか、
もしくはその家具の持つストーリー性なのか
わかりませんが、ついつい、
トラディショナルなものに惹かれてしまいます。

20210705110443.jpg

辻口:
リセノでも、デンマークの近代家具の巨匠
であるハンス・J・ウェグナーの「PP68」や、
ボーエモーエンセンの「J39」といった名作と
呼ばれるチェアを取り扱っています。

僕が入社した当初、ちょうどこの二つの
チェアの撮影があったのですが、濱田さんが
しきりに「美しいなぁ」と呟きながら
撮影されていたのをよく覚えています。

濱田:
その話、ちょっと恥ずかしいですね笑

辻口:
この人、本当にインテリアが
好きなんだなぁと笑
今日はそんな濱田さんのお部屋を
少し見せていただけるということで。

濱田:
本当に少しなんですが笑

20210705110812.jpg

辻口:
洗練された印象の、素敵なお部屋です。
使用されているアイテムについて
解説して頂いてもよろしいでしょうか。

濱田:
右手前のユニットシェルフはリセノプロダクト
のR.U.S、照明はルイスポールセンのPH4/3、
真ん中のチェアは「ELD INTERIOR
PRODUCTS」のCAFE CHAIRですね。

20210705110918.jpg

辻口:
右奥の上には、おしゃれな人の家でよく見る
Tivoli Audioのスピーカーがありますね。
なんだか変わったところに置いてあります笑

濱田:
TivoliのModel TWOですね。
料理をしながら音楽やラジオ聴きたいので、
キッチン上のスペースに収めました笑

辻口:
リセノでも取り扱いのある
「Model One BT」のステレオバージョンですね。

スツールを置いて、その上にディスプレイを
つくるのは、撮影でもよく取り入れられている
コーディネートです。

こちらはどんなアイテムでしょうか?

20210705111025.jpg

濱田:
スタンドライトは塗装して自作したもので、
上に乗っているのはメキシコの民藝品、
スツールはシャルロット・ペリアンの
ものになります。

辻口:
ペリアンは「世界初のインテリアデザイナー」
とも称される建築家・デザイナーですね。家で
使われているアイテムもしっかり名作揃いです。  

ちなみに、床がカーペットになっていますが、
これは元からでしょうか?

濱田:
家の床はもともと無垢材のフローリングなん
ですが、あえてカーペットを買って敷き詰めました。

ホテルの客室なんかでよくある、カーペットの
上を靴のまま歩く感じがなんとなく好きで笑

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辻口:
無垢材のフローリングって、
インテリア好きなら結構憧れるところだと
思うんですが、大胆ですね笑

自分好みの部屋作りに悩んでいる人も
多いと思うんですが、何かポイントは
あるでしょうか?

濱田:
そうですね、まずは自分の好きなスタイリング
がどういうものなのか理解して、
そのスタイリングを構成している要素を
分析して、取り入れてみることでしょうか。

辻口:
リセノであれば、「ナチュラルヴィンテージ」
というスタイルのコーディネートを
推奨しています。

濱田:
ナチュラルヴィンテージであれば、
「シンプルでナチュラルな内装」「トーンを
抑えた統一感のある家具」「味わいのある
ヴィンテージアイテム」といった要素で構成
されています。
   
そうしたスタイリングの要素を取り入れる
ことで、憧れのテイストに近づけたり、要素を
掛け合わせることでミックスしたスタイルを
作り出すことができるということですね。

14.jpeg

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濱田さんが持つこだわりとお部屋づくりのコツ、
いかがでしたでしょうか?

自分好みのお部屋を作るためには、
スタイリングを要素に分解して取り入れることだと
語ってくださった濱田さん。

名作家具やカーペットが取り入れられたお部屋は、
確かに濱田さんらしい個性的なお部屋へと
仕上がっていました。

お部屋づくりのコツ以外にも、暮らしや仕事について
たくさんのエピソードを語ってくださった
インタビューの全貌も、ぜひご覧くださいね!

▼「リセノのあの人」
カメラマンの濱田さんへインタビューしました。

ザ・ナチュラルヴィンテージ。
好きなものがたくさん飾れるテクニック

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二人目は、入社6年目・制作部と撮影チームの
リーダーを務める中原さんです。

デザイナー・バイヤー・カメラマンと幅広く
活躍され、一部のスタッフからは「巨匠」や
「先生」と慕われる大きな存在。

ヴィンテージアイテムや、自作されたDIYの
作品が並ぶ、独自の世界観が繰り広げられた
お部屋は、まさに圧巻です。

アーティスティックな空間の中にも、
実はしっかりと意識された「お部屋づくりのコツ」
が隠されているのでした。

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Skype_Picture_2021_10_22T14_58_57_723Z.jpeg

辻口:
今でも、中原さんのご自宅で撮影された写真が、
リセノのサイト内では度々登場しています。

今回はその素敵なご自宅を見せて
いただけるということで。

中原:
まだまだ作り込めてないので、
ちょっと恥ずかしいんですが...。

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辻口:
いや、十分すぎるほどの世界観だと思います笑

DIYの作品や、古いものが随所に散りばめられていて、
まさにナチュラルヴィンテージといった感じの
素敵なお部屋です。

Re:CENO productのアイテムも見られますね。

中原:
リビングのソファーはfolk、天井照明は
OIL PARCHですね。やっぱりヴィンテージを
取り入れた部屋との相性が良いです。

Skype_Picture_2021_10_22T14_59_12_722Z.jpeg


辻口:
ダイニングの天井には何やら変わった
照明がついていますね。見たことないタイプの
照明ですが、素敵です。

中原:
それは元々持っていた照明をカスタマイズして
自作した照明なんだよね。

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辻口:
さらっと大作が出ました笑

中原さんのご自宅で一番印象的なのは、
なんと言ってもこの書斎スペースだと思います。

すごく素敵な空間になっていますが、
これは元々備え付けられたものでしょうか?

中原:
いえ、ここは元々納戸みたいな
スペースになる予定だったんです。

見取り図を見た時からこの書斎の構想があったので、
建築屋さんに「ここ書斎に変えるので、壁は
作らないままで」って相談したんですが、
資材の関係で変えられず、結局部屋が完成してから
友達の大工に頼んで...。

辻口:
ちょっと待ってください。
つまり、新築ができた後すぐに壁を壊して、
この書斎を作ったということでしょうか?

中原:
そうだね笑

辻口:
大胆すぎませんか?笑
奥様はどういう反応だったんでしょう。

中原:
「かっこよくなるならなんでもいいよ」
みたいなことを言ってたと思います笑

辻口:
素敵すぎるお話です!

ちなみに、Re:CENO Magでは中原さんの奥様が
エッセイを執筆されていて、素敵なご家庭の
様子を垣間見ることができます。

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中原:
それは本当に照れるんで、ノーコメントで笑

辻口:
失礼しました笑
話を戻しまして...。

物量が多いのに、とてもまとまりがあるように
感じるのですが、何かスタイリングのコツが
あるんでしょうか?

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中原:
一言で言うと、「リズムを持たせる」でしょうか。

丸、四角、大、小、縦長、横長を
組み合わせて、余白を埋めていくイメージで
コーディネートしています。

ごちゃごちゃしてしまうと思われそうですが、
ヴィンテージアイテムはどれもいい感じに
朽ちているので、自然と統一感が出てくれます。

辻口:
なるほど。
「リズム」と「アイテムの統一感」を意識すれば、
好きなものをたくさん並べても、まとまりの
あるお部屋に仕上げられるということですね。

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中原さんの独自のお部屋づくり、
いかがでしたでしょうか?

「好きなものをたくさん飾りたいけど、何だか
ごちゃごちゃしてしまう」というのは、
よく耳にするお悩みです。

色や素材感の近いアイテムを固める
「統一感の意識」と、形の違いを使って演出する
「リズム感の意識」はすぐにでも真似して
みたくなるお部屋づくりのポイントでした。

お部屋づくりの他にも「ナチュラルヴィンテージの
誕生秘話」といった裏話や、「蚤の市で業者と
間違えられる」といった楽しいエピソードもたくさん
語っていただきましたので、ぜひ本編も御覧くださいね!

メディアチームの中原さんへインタビューしました。

あの人いれば、この部屋在り。
お部屋と人についてお送りしました。

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インテリアのプロである2名の
リセノスタッフが語ってくれたお部屋づくりのコツ、
いかがでしたでしょうか?

「読んでいる本を知れば、その人が分かる」
「聞いている音楽に、その人の個性が表れる」
というのはよく聞くお話ですが、
お部屋にも同じことが言える、と僕は思います。

「あの人だから、この部屋なんだ」という
視点で誰かのおうちを見てみるのも面白い!
と思っていただけたらなら、幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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