ふわっと包み込まれるリラックスチェア。ニーチェアエックスを詳しくご紹介します。
こんにちは。
Re:CENO TOKYOの大森です。
50年以上経った今も販売を続ける
日本のデザイナーズチェア「ニーチェアエックス」。
我が家でも2年前から愛用しており、
ふわっと包み込まれる感覚がクセになり、
前を通る度に思わず腰掛けてしまう、
そんなチェアです。
今回の記事では、
「ニーチェアの基本情報や座り心地」
「どんな方に適しているチェアなのか」
を深掘りし、ニーチェアエックスについて
詳しくご紹介いたします。
それでは、まいりましょう。
ニーチェアエックスとは?
Nychair X(ニーチェアエックス)は、
日本人デザイナー新居猛さんにより作られた、
ラウンジチェアやリビングチェアと呼ばれる
ジャンルの一人用の椅子。
その誕生は1970年ですから、
50年以上も販売を続けるロングセラー商品です。
日本の住環境にマッチするよう、
「折りたたみ可能なコンパクトさ」と
「シンプルで美しいデザイン」を両立した
まさに日本の名作チェアの1つと言えます。
「カレーライスのような椅子づくり」デザイナー 新居猛の信念
「座り心地を落とさず、とにかく安く、
道具のように役に立ってこそ椅子」
「多くの人から愛されるカレーライスの
ような椅子づくり」
新居猛さんは、そんな信念のもとに
ニーチェアをデザインしたそうです。
また、輸送コストにも着目し、
かさばらないようにと「折りたたみ椅子」に
向き合い、ニーチェアエックスが誕生しました。
ニーチェアエックスが、50年以上も愛される理由
ニーチェアは日本国内にとどまらず、
海外でも人気を博しているチェアです。
では、なぜ50年以上もの間、
人々を魅了し続けてきたのか。
その理由について、実際に使用してみて
感じたことをベースに紐解いてみましょう。
持ち運びしやすい、軽量コンパクトさ
折りたたみできることで、
「持ち運び」がしやすい形状になります。
左右のアームがぎゅっと近寄るため、
両手で持ちやすく、脇に抱えながら
楽に移動できます。
テラスやバルコニーにさっと持ち出して
外の空気を味わいながらくつろぐ時間に
とても最適です。
折りたたみ時の幅は、たったの15cm
新居さんがこだわり抜いた「折りたたみ椅子」。
日本の住環境は海外に比べると狭く、
限られたスペースの中で居住しなければなりません。
その中に一人用のチェアを置くことは、
希望としてはありつつも、スペースの問題で
半ばあきらめてしまう人もいるでしょう。
ニーチェアであれば、
折りたたみ幅は、たったの15cmです。
デスクの隣の隙間や、リビングの壁際に置いても
邪魔にならずにさっと取り出すことができます。
シンプルさと美しさの両立
ニーチェアの構成は至ってシンプル。
脚部と骨格を成すフレームと2本の肘掛けアーム。
それに、座面と背面を支える帆布の3つです。
簡素な作りからは想像できない、
秀逸な座り心地については後述いたしますが、
そのシンプルで美しい見た目は、
インテリア性をぐっと持ち上げてくれます。
それでいて、頭までカバーできるほどの
背面の高さがあるため、存在感もあり、
非常にデザイン性が高いチェアです。
選べるシートカラーとアームカラー
リセノでは、ナチュラルヴィンテージに合う、
ホワイト、キャメル、グレーの3色展開。
トーンを抑えた、落ち着いたカラーリングです。
アームカラーは、ナチュラルとダークブラウンの2色。
シートカラーと組み合わせると、
計6パターンからお選びいただけます。
ご自身のお好みやインテリアテイストに合わせた
カラーリングを楽しめることも、
長く愛されてきた理由の1つではないでしょうか。
また、「ニーチェアエックス Shikiri」については、
専用の2つのシートと2つのアームが選択でき、
計4パターンとなります。
それではここから、オットマンを含めた
5種類のニーチェアをご紹介します。
ニーチェアエックスの種類
ニーチェアは現在、形状の異なる3つのタイプと
オットマン、さらにShikiriという特別タイプが
販売されています。
それぞれのタイプを、座り心地や使用感とともに
ご紹介いたします。
長時間じっくりと座る方へ「ニーチェアエックス」
人間工学に基づいて設計されたニーチェア。
つまりは「人の体に適した形をしている」
ということです。
たった布一枚で体を支えながらも、
適度なお尻の位置、首元から腰にかけての
優しく包み込まれるような感覚。
さらに、ただの布ではなく、
倉敷帆布という最高品質の帆布を使用。
さらっと肉厚の生地は、肌触りも良いです。
こちらのタイプは、床に対して脚が水平で、
安心感があります。
また3タイプの中で一番目線が低いことから、
読書や映画鑑賞などの「長時間座ることが多い方」に
おすすめです。
「今日はじっくりお酒を楽しむぞ」
というお酒好きの方にもぴったり。
心地良い揺らぎのひとときを「ニーチェアエックス ロッキング」
こちらはロッキングタイプで、
筆者愛用のニーチェアです。
なんと言っても、その得も言われぬ「揺れ」。
足を少し離すだけで前後にゆったりと動き、
その浮遊感がたまらなく気持ち良いのです。
揺れの角度によって、
荷重がかかる体の場所が変わるので、
飽きずに座っていられます。
普段の使い方を振り返ると、
「何かをするために座る」
というよりは、
「揺れを感じるために座る」
ということがほとんどで、
それぐらいクセになる気持ちの良い揺れです。
前を通る度に、とりあえず座って
ぼーっとしよう。
そんな使い方ができるチェアが自宅にあると、
なんだか嬉しい気持ちになるのです。
アクティブ&コンパクト「ニーチェアエックス 80」
背もたれが低く、3タイプの中で一番コンパクトに
折りたためるのが「ニーチェアエックス 80」。
たたんだ時のサイズは
幅22cm×奥行き67cm×高さ78cmと、
非常にコンパクトです。
普通車、軽自動車でも入りそうなサイズ感で、
自宅から持ち出してアウトドアに使用できる
アクティブさを兼ね備えています。
タイプ別で見ると、背面の背もたれが
一番起き上がっているのがこちらのタイプ。
「ニーチェアエックス」
「ニーチェアエックス ロッキング」
は、ともに「体を預ける」感覚に近く、
どっしりと寄りかかるタイプでしたが、
「ニーチェアエックス 80」は、
「体に寄り添う」ような感じです。
それでいてお尻周りの安心感は健在で、
ふわっとした心地よさを感じます。
フットレストで更に快適「ニーチェアエックス オットマン」
足を伸ばせば、さながらベッドの上に
横になる感覚で、とてもリラックスできます。
「ニーチェアエックス オットマン」を
フットレストとして使えば、足を思う存分伸ばせて、
快適さが倍増します。
日本古来の道具がモチーフ「ニーチェアエックス Shikiri」
格子・簾・障子などの空間をゆるやかに
仕切るための日本古来の道具。
それらをモチーフに、ニーチェアを新たに
リデザインして誕生したのが
「ニーチェアエックス Shikiri」。
左:ダークグレーカラー 右:ライトグレーカラー
柄模様でアクセントをプラスでき、
特別感を味わえる仕様です。
さらに、アームは無垢のオーク材を使い、
ソープフィニッシュかチャコールブラックの2つから
お選びいただけます。
こんな方にニーチェアをおすすめします。
ニーチェアでくつろぐ娘。いつも気持ち良そさうです。
ここまでニーチェアについて深掘ってまいりましたが、
まとめると以下のような方におすすめです。
- 省スペース(ワンルームや1K)でもくつろぎたい方
- 座る場所をリビングの中で転々としたい方
- ソファーとは違うリラックス体験をしたい方
- ベランダやバルコニー、アウトドアに持ち出して使いたい方
- 自分だけのパーソナルチェアをコンパクトに持ちたい方
ニーチェアを一言で表すのは難しいですが、
「自分のための特別なチェア」というのが
ぴったりかなと思います。
自分が行きたい場所に連れて行けて、
パッと広げて、すぐにくつろげる。
個人的には、外に持ち出すことは少ないにしろ、
リビングの窓辺に持っていくこともあれば、
ソファー前に配置することもあったりと、
座る場所を限定しないというメリットは大きいです。
そして何より、ソファーでは感じ得ない、
全身が優しく包み込まれる感覚。
浮遊しているようなふわっと支えられる感覚。
そんな心地良さを備えた日本のデザイナーズチェアを
一度は体験いただきたいなと感じています。
【わたしの愛用品】省スペースで最大限のリラックス。ニーチェアXの魅力を3つご紹介します。
こちらの記事では、スタッフ愛用者の声を
まとめておりますので、ご参考になれば幸いです。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
ぜひ店頭でニーチェアエックスをご体感ください。
ご来店をお待ちしております。