THUMBS UP MARKET / 兵庫県 尼崎
みなさま、こんにちは。
おかもとです。
今回のウェブマガジンは、
私、岡本が住んでいる街、兵庫県尼崎市の
武庫之荘という場所にあるカフェ、
「THUMBS UP MARKET」さんのご紹介を
させて頂きたいと思います。
カフェメニューが美味しいのはもちろんなのですが、
店舗外観や店内のディスプレイなど、
元鞄職人の店主が作るこだわりの空間は、
見ているだけでも楽しめるとても素敵な空間。
インテリアが好きな方にとっては、
きっと訪れてみたくなる、
とても素敵なおすすめのカフェです。
ぜひ最後までお読み頂ければと思います。
昔ながらの街に突如現れる、海外のお店のような佇まい。
「THUMBS UP MARKET」
兵庫県尼崎市にある、阪急神戸線の「武庫之荘」駅から
バスで約10分ほど。どっちかというと車のほうが
行きやすいであろう武庫元町というエリアに
「THUMBS UP MARKET」さんはあります。
昔ながらの商店街と、人もそれほど多くないエリアで、
割と古くから建っているであろう店舗や民家が
並んでいる所に、突如そのお店は現れます。
まるで海外に古くからあるスーツ屋さんのような
外観に、大きな時計とCOFFEEの文字が入った、
趣のある佇まいのお店です。
入口のドアに書かれているロゴも外観にぴったり。
古い時代を感じさせながらも、時代を問わず、
ずっとあるベーシックな雰囲気がいいです。
ガラス越しにあるサボテンも変わったものが多数。
ディスプレイかと思いきや、SALEと書かれているので、
販売もしているようですね。
店主の選りすぐりのアイテムで作られた、
個性あふれる空間
中に入ってみると、14-5席の程よい広さの空間。
狭すぎず広すぎず、コーヒーでも飲みながら、
店内をぼーっと眺めながら、時折お店の方とも
話せる、そんな印象です。
茶色とくすんだ黒でまとめられたカウンターが
かっこよく、凸凹のある側面や、角まで装飾された、
天板が、これまた古びた雰囲気にはまっていて
とても良い感じ。
1階がカフェスペース、2階が雑貨を売られていたり、
ワークショップが行われたりしています。
とにかく古いものが好きという店主によって
作られた空間は、何十年もの時を経た選りすぐりの
アイテム達が、それぞれが素敵に見えるよう
店内の色々な所にディスプレイされています。
店内入って右側にあるコーナーには、外観でも
インパクト大だった時計の姿が。
岡山のヴィンテージショップで買い付けた、
チェコスロバキア製のパラゴトロンというメーカーの
もので、店内でも存在感は抜群。外を通る子どもたちに
「時計のお店」と覚えてもらいたく置いたのだとか。
こちらの文字が書かれた布のようなポスター。
「バスロール」というものだそうで、
昔のバスの行き先が書かれたものらしく、
ひとつひとつが地名になっているのだそう。
到着するごとにバスの行き先が回転するアレですね。
古いものが好きな方の中では人気のアイテムの1つ
だそうです。
座席で普通に使われているチェアーもかなり古く、
ヨーロッパ生まれの1940年台あたりのものだそう。
細かく装飾されたデザインが今には無い良さを
出しています。
他にも古い地図や、何かのイベントで使われたで
あろうフラッグや真鍮皿の天秤など、店内の色んな所に
ヴィンテージアイテムが飾られています。
元々当時はインテリアのために作られたものでは
無いので、今の時代から見たら、
「これ何に使うんだろう?」と思わされるのも、
ヴィンテージアイテムの面白さの1つ。
ただ飾るだけではなく、裏側にそれぞれのストーリーが
あるというのが素敵ですね。
自家製ミートソースを使った、
人気のホットドッグ
「THUMBS UP MARKET」さんの人気メニューの
1つがこのホットドッグ。
僕も何度か食べさせてもらってるんですが、
素材にこだわって作られている自家製の
ミートソースとウインナーの組み合わせが、
とても美味しくおすすめのメニューです。
よくあるホットドックは柔らかいパンが多いかと
思いますが、ここのはバゲットを使ってて、
食べごたえ抜群。一緒についてくるコンソメスープにも
とってもよく合います♪
ちなみに写真は朝のモーニングのセットでコーヒーも
付いています。
コーヒーもこだわりがあって毎回その場で引き立ての
豆を使って淹れるようにしているとのこと。
ちなみに使用されているミルを見させてもらったところ、
こちらも見たことのないとても変わったデザイン。
1960年代辺りのスポングというブランドのもので、
作業台に直接取り付けて使用するタイプのミルで、
元々は肉のミンチを作る機械から発想を得て
作られたものだそうです。
店主のツルカワさん曰く、自分たちが本当に美味しいと
思うものをお客様には食べて頂きたいというのが基本
で、ミートソースもコーヒーもベーシックな素材で
何度でも飽きずに食べられる味を意識しているとのこと。
お店の名前もそれに通じており、すべてのサービスで
思わず「GOOD」と言いたくなるようなお店づくり
という意味で「THUMBS UP」という言葉を使っている
そうです。
気の分かり合う仲間たちだからできた、お店づくり
冒頭でも触れた「THUMBS UP MARKET」さんの
店舗へのこだわり。外観も内装も全部こだわって
作られています。
それができた理由の1つが、自分の身の回りの
気の分かり合う仲間や知り合いが一緒にやって
くれたからできたとのこと。
普通の業者さんでは、作業的にすまされてしまうで
あろう部分も、一緒に作ってくれる人たちが
世界観をわかってくれているので、「こっちの方が
この店っぽくない?」とか、施工する側からも
アドバイスをくれたり、みんなの理解や協力が
あったからここまで作り込んでこだわったお店づくりが
できたのだそうです。
この写真の扉も内側だけエイジング加工がされていたり、
店内のカウンターも色が剥げやすくなるよう、下地に
ロウ引きをしてから、こだわって決めた色の塗料を
塗ってわざと剥がれやすくしたり、細かなこだわりや
技が色んな所に盛り込まれています。
ちなみにガラスに貼られていたロゴも、裏から見ると、
筆の書き後がついていて、手書きのハンドサインだと
いうことがわかりました。
こういう細かな作業の積み重ねが、雰囲気ある
お店づくりにつながっているんだなと感じさせられました。
元鞄職人の店主ならでは。
カバンからアクセサリーまでのオリジナルアイテムづくり
店主のツルカワさんは、元鞄職人。
僕自身も使っていた有名な鞄メーカーの工場長を
やられていたということもあり鞄作りはお手の物。
こちらのカバンもツルカワさんが作られており、
カフェの店内で販売されています。ちなみに緑の
カバンは元々テントの張地に使われていたものを
使われていたりと素材にもやっぱりこだわって作られています。
暇さえあれば二階の作業場でカバンを作っているとのことで、
取材当日も空きを見つけては二階で作っておられました。
また、カバンの他にもアクセサリーも作られており、
ヴィンテージのアメリカ製の鍵を加工して、
指輪を作られたりもしています。
その他にもこの壁際に貼られたフラッグもなんとお手製。
仕事の合間や帰ってからコツコツとやるのが好きだそう。
基本的にモノヅクリに対しての時間は惜しまないらしく、
時間さえあれば何か作っている、仕事といっても
好きなことなんでとさらっと言われるのが素敵でした。
「THUMBS UP MARKET」さんの
お店紹介はいかがでしたでしょうか?
カフェメニューだけなく、すべてのアイテムに
こだわって「GOOD」と思ってもらえるお店づくり。
だから「CAFE」ではなく「MARKET」なんだそうです。
皆様も是非お店に寄っていただいて、
「THUMBS UP MARKET」さんの良さを、
感じて頂ければと嬉く思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
お店の基本情報
店名 | THUMBS UP MARKET |
---|---|
住所 | 兵庫県尼崎市武庫元町1-26-8 |
電話番号 | 06-6435-9512 |
営業時間 | [火~金] 9:00~19:00 [土日祝] 8:00~18:00 |
定休日 | 月曜日 |
URL | https://thumb.theshop.jp/ |