ウサギノネドコ/二条駅周辺

こんにちは、ののむらです。

今回のおすすめカフェでは、今年9月にオープン
したばかりの、京都の二条駅近くにある
「ウサギノネドコ」というカフェへ行ってきました。

「お店」と「宿」と「カフェ」の3つが併設された、
2棟続きの落ち着いた京町家。

そんな京都らしいお店に一歩足を踏み入れると、
そこはまるで博物館のような不思議な空間が広がっているんです！

今回は、カフェでありながらも、
博物館に来たかのような、独特の雰囲気が味わえる
異空間カフェをご紹介したいと思います。

自然の造形美を感じることができる「ウサギノネドコ」

二条駅から、御池通りを西へ8分ほど歩いた場所に
あるのが、今回訪れた「ウサギノネドコ」です。

昭和初期の町家を改装した、京都らしい趣きのある建物。

暖簾の掛かった手前側が、お店と宿。
そして、その右隣の建物がカフェになっています。

こちらでは、「自然の造形美を伝える」
ということをテーマにされていて、カフェの中には
様々な自然の標本が、ありのままの美しい姿でたくさん展示されているんです。

では、早速中へ入ってみましょう。

まるで博物館！　自然の標本に囲まれた美しいカフェ空間

お店と宿の建物に隣接するカフェは、今年9月にオープンしたばかり。

私の自宅のご近所さんということもあって、
「博物館みたいなカフェが新しくできたらしい！」
という情報を耳にしてから、ずっとずっと気になっていたお店なんです。

ガラスの引き戸を開けて中へ入ると、そこはまるで博物館！

入ってすぐの場所には、10人掛けの特製ガラステーブルに、透明なチェアーがずらり。

現在カフェの店内では、
「自然の造形美展2　ウニのない人生なんて」
という展示が行われており、
ガラステーブルの中に飾られたウニの標本や、
壁に掛かった美しい写真を眺めながら食事をすることができるんです！

何とも斬新なスタイルですよね。

店内を見回すと、ライトアップされた透明棚に動物の骨が飾られていたり・・・

後ろを振り向けば、こちらにもまたウニの標本があったり。

博物館さながらの展示品の数々に、ついつい見入ってしまいました。

ちなみに店内は、奥へ進むとガラステーブルの
席以外にも、違ったテイストのテーブル席や
お座敷も用意されているので、お子様連れでも
気軽に利用することができますよ。

上の写真は厨房前のテーブル席。
先ほどのガラステーブルの席とはガラッと変わり、
シックで落ち着いた雰囲気です。

町家特有の奥行のある空間を活かして、
席のエリアごとに違った表情が楽しめるところも、
こちらのカフェの魅力の1つだと思います。

カラフルで楽しい芸術作品のようなメニュー

自然の造形美をテーマにしたウサギノネドコでは、
カフェメニューでも、食材本来の色や形を大切にされているそうです。

ランチメニューは、
「鯖のグリルとトマトソースのサンド」
「ローストポークとマッシュポテトのサンド」
「お野菜のワンプレート」
この3つの中から選ぶことができ、
お好みでドリンクやデザートをセットにすることもできます。

今回私は「鯖のグリルとトマトソースのサンド」に
ドリンク＆デザートのセットを付けて注文してみました。

こちらが、鯖とトマトソースのサンドに、
キウイと葉物のサラダ、そして
バターナッツかぼちゃのスープも付いた、
ボリューム満点のワンプレートランチです。

見た目もカラフルで美しく、厚めのパンに塗られた
バジルソースがアクセントになっていて、とっても美味しかったです。

そして、食後のデザートに注文したのがこちら。

赤い鉱物をイメージしたブラックココアのケーキです。

果実の甘酸っぱさと、ブラックココアのほろ苦さが
癖になる、ちょっぴり大人なスイーツ。

味はもちろんのこと、フレンチレストランに
出てくるような繊細な盛り付けにも、思わずうっとりしてしまいました。

ちなみに食事に使ったカトラリーは、ポルトガルの
カトラリーブランド「Cutipol（クチポール）」の
もので、とっても持ちやすく、モダンなデザインがカフェの雰囲気にぴったり。

コーヒーのミルクピッチャーは、HARIOのミニビーカーを使われています。

こういった細かい部分にも、お店のこだわりが感じられますよね。

料理もインテリアも空間も、全てが芸術的で、
まるで博物館でアート鑑賞をしているかのような、
楽しいランチタイムでした。

世界中から収集された標本が揃うお店

最後は、カフェと隣接しているお店と宿の方も覗いてみることに。

長～いガラス窓のディスプレイに、様々な標本や
木の実たちが並べられていて、外からでも
中の様子をうかがい知ることができます。

こちらのお店では、先ほどのカフェで展示されて
いたような標本や、「ウサギノネドコ」の
オリジナル商品を購入することができるんです。

店内に入ってみると、大きなフジヅルから
植物がぶら下がっていたり、
所狭しと並べられた商品が間接照明で照らされ、
独特の世界観が醸し出されています。

壁際には、神々しく飾られた動物の骨が展示されていたり・・・

不思議な感覚に陥る鏡のテーブルには、
様々な種類の美しい鉱石・・・

そしてレジ前には小さなウニの骨格標本がきれいに並んでいます。

中には、このウニの骨をキノコに見立てて作られた
「ウサギノネドコ」オリジナルの「uninoco」
という可愛らしい商品も販売されていました。

あのトゲトゲしたウニのビジュアルからは、
想像もできないくらい美しい色と形ですよね。
ウニを支えるキノコの柄の部分は、
なんと3Dプリントで成形されているんだそうですよ。

さらに、下の写真の「sola cube」も、オリジナル商品。

4cm角のアクリルキューブに、たんぽぽの綿毛が
すっぽり収まっています。
いずれ枯れてしまう植物たちも、こんな素敵な
キューブの作品に生まれ変われば、
美しい姿をいつまでも眺めていられますよね。

ぜひ、カフェと一緒にこちらのお店の世界観も
楽しんでみてください。

さらにお店の2階は1日1組限定の宿になっていて、
町家の奥には、綺麗にお手入れされた
中庭があったりと、どこか懐かしくて
ゆったりとした雰囲気がとっても魅力的です。

ホテルでは味わえないアットホーム感が、
「京都で暮らすように泊まりたい」
という方々に、ぴったりの宿泊施設ですね。

何度でも訪れたいウサギノネドコカフェ

お店に入った瞬間、独特の世界観と雰囲気に
圧倒されてしまったウサギノネドコカフェ。

店内に飾られている、美しい標本の数々を目に
して、普段は見過ごしがちな自然の美しい姿を
改めて感じることができました。

さらに、店内の空間演出だけでなく、料理の
クオリティの高さにもびっくり。
出てきた瞬間に「わぁっ！」と驚く見た目の美しさも必見です。

ディナータイムには、アルコールメニューが
加わり、食事メニューもグッと増えるようなので、
今度はぜひ、夜のウサギノネドコを体験しに行きたいと思います。

京都は今、ちょうど秋の観光シーズン。
綺麗な紅葉を見ながら、ぜひこちらのカフェにも
訪れてみてください♪

お店の基本情報