マルニカフェ/五条新町
こんにちは、ののむらです。
今回ご紹介するお店は、京都の五条新町にある
「マルニカフェ」
築50年の古いビルを改築し、
2012年秋に「つくるビル」という名前で、
新たに生まれ変わった建物の中にあるお店です。
アーティストやクリエイターのために
つくられたこのビルには、カフェの他にも、
作家さん手作りのアクセサリーショップや、
お花の雑貨屋さん、風呂敷専門店など、
様々なお店が入っているんです。
今日は、そんなクリエイティブなビルに
入居している、作家さんやショップの
ご紹介と共に、202号室の「マルニカフェ」を
ご紹介していきます。
様々な作家さんが集うアトリエビル
たくさんの車が行き交う、五条通りに面した
大きな4階建てのビル。
その2階にお店を構えているのが、
今回ご紹介する「マルニカフェ」です。
一見普通のビルなのですが、
ちょっと他とは違う、おもしろい特徴を
持ったビルなのです。
一体どういう場所なのかというと・・・
「つくるビル」
という名前の通り、
"つくる"ことをテーマにした
アトリエビルなんです。
つくるビルHP:http://www.tukuru.me/
イラストレーター
アクセサリー作家
フラワーコーディネーター
フレームビルダー
漆造形作家
美術家
・
・
・
などなど、あらゆるジャンルの作家さん達が、
日々思い思いの作品を生み出したり、
活動の拠点として過ごしている場所です。
仕事の作業場として利用したり、
自身の作品を販売するショップとして
利用したり・・・
入居者同士はもちろん、私たちのように
ビルに訪れる人々も、「つくる」ことの
創造性に触れられる場所となっているんです。
五条通りに面している1階は、作家さんの
作品が直接購入できるショップになっていて、
向かって右側が風呂敷専門のお店。
外からでも、色とりどりの風呂敷が
飾ってあるのが分かりますね。
風呂敷本来の使い方だけでなく、
バッグにしたり、ストールにしたり、
風呂敷の新たな使い方を提案されている
お店だそうです。
そして、左側にはアクセサリーショップが2軒。
入ってすぐ右手にある、パールや真鍮を使った
アクセサリーショップ、
「Roi du chanvre ~un magasin~」
(ロアドゥシャンブル)さん。
普段使いはもちろん、結婚式や二次会など、
フォーマルな場所へ行く時なんかにも活躍しそうな、
素敵なアクセサリーがたくさんあります♪
カフェへ行く前にちょっとだけ寄るつもり
だったのが、ついつい見入ってしまいました。
webショップでも販売されているようなので、
気になった方はこちらもチェックしてみて
くださいね。
ロアドゥシャンブル:http://roiduchanvre.shop-pro.jp/
つくるビル2階の「マルニアトリエカフェ」
さて、ここからは本題に戻って、
カフェのご紹介です。
先ほどご紹介したショップが並ぶ
五条通りの入り口からではなく、
ビルの東側に面する新町通りの
入り口からビルに入ります。
風呂敷専門店の角あたりに、
お店の看板と一緒にこんな可愛い
たい焼きのオブジェがあるので、
その角を左折し、新町通りへ。
すると、ビルの壁にマルニカフェの
標識と、矢印の案内が描かれているので、
それに沿って入り口まで歩きます。
ビルに入り、2階まで上がっていくと・・・
目的地の202号室「マルニカフェ」へ到着です!
店内はこじんまりとしていて、大きなテーブルが
3つと、カウンターテーブルが2ヶ所。
今回はこちらの壁側カウンターに
通していただきました。
店主の塩津さんによると、このカウンター席と
窓側のカウンター席は、前日に作られたばかりで
以前はなかったんだとか。
ちょうどいいタイミングで、できたて
ホヤホヤの席に座ることができて、
なんだか得した気分。
カウンター席があるお店だと、一人で来た時でも、
気兼ねなくゆっくりできるのでありがたいです。
さらに店内を見回してみると、カウンター席の
真後ろには大きな5人掛けの席。
店内にはあと2つ、この大きなテーブルが
あるのですが、これらは、以前マルニカフェの
オーナーさんだった方が、手作りで
作られたんだそうです。
ちなみに床のタイルもお手製とのこと。
やはり皆さん、「つくるビル」に
関わる方というだけあって、
クリエイティブですね。
入り口付近の書棚にも、アート関係の本が
たくさん置いてあります。
天井からは、照明と共に植物が
ぶら下がっていたり、店内のところどころに
お花が飾ってあったりして、なんだか癒されます。
裸電球の照明も、雰囲気があって
おしゃれだな~と思いながら
何気なく見ていると・・・
なんと、リセノでも販売している
エジソンランプでした!
自分のお店で販売している商品を
見つけると、やっぱり嬉しくなりますね。
一気に親近感が湧きました。
ほっこりランチと14時からの絶品スイーツ
この日は、お昼過ぎに訪れたので、
ランチメニューを注文することに。
日替わり定食、オムライス、
ハンバーグ、カレー、サンドイッチ、
おにぎり・・・
どれも手が込んでいて美味しそう
だったのですが、迷いに迷った末、
オムライスランチを注文。
サラダとお味噌汁も付いて、ボリューム満点!
見た目も鮮やかで食欲をそそられます。
綺麗に包まれた卵は、とっても肉厚で
しっかりとした食べごたえ。
濃厚なデミグラスソースとの相性も抜群です。
付け合せのお味噌汁は、やさしいお出汁の味が
体に滲みる、ほっこりした味わいでした。
さらに今回は、ちょっと欲張って
デザートも注文。
それがこちら!
看板メニューのたいやきです!
これを前からずっと食べてみたかったんです。
生地が型から大胆にはみ出た
インパクトのあるビジュアル。
京都を紹介する雑誌の表紙にも、ドドンと
掲載されるほど、話題のたいやきなんですよ。
「プレーン」・「きなこ」・「抹茶」の
3種類のうち、今回はオーソドックスな
プレーンを注文してみました。
生地の表面はパリっと香ばしく、
中はふっくらモチっとした食感。
中身に使っている自家製餡は、
北海道産の小豆で、ホクホク感がたまりません。
なかなかボリューミーなたいやきですが、
甘さ控えめでさっぱりしているので、
ペロッと食べられちゃいます。
テイクアウトもできるみたいなので、
ちょっとした手土産や、食べ歩きの
お供にもよさそうですね。
ただ、14時からしか注文できないので、
要注意です!
マルニカフェのお隣さん「NUPLI 4 BIKE 」
お腹もいっぱいになったところで、
カフェのお会計を済ませると、
店主の塩津さんが
「マルニカフェのカウンターテーブルを
作ってくださった方が、同じ階に
いらっしゃるんですよ。」
と教えてくださったので、ちょっと
そちらも覗いてみることに。
部屋の前には、個性的な自転車が
かっこよくディスプレイされていて、
興味津々で見ていると、
「中の部屋も見ていきますか?」
と、この部屋の入居人である
「NUPLI 4 BIKE 」の中野さんが、
快く作業場に招き入れてくれました。
部屋の中には、見たことのない機械や
様々な工具が所狭しと並べられています。
てっきりテーブルなどを作る家具職人
さんかと思っていたら、
「フレームビルダー」と呼ばれる、自転車の
フレーム作りや修理をされている方
だったのです。
天井にも自転車の部品である
タイヤがかかっていたり、
後ろを振り向けば、反対側の壁にも
工具がびっしり。
こちらでは、自転車を一から作って
いるそうなのですが、マルニカフェの
カウンターテーブルなど、自転車以外のものも
作られるんだとか。
五条通りに面した1階のかっこいい看板も、
中野さんの作品なんだそうですよ。
初対面にもかかわらず、とっても気さくで
いい方でした。
NUPLI 4 BIKE:
http://www.tukuru.me/residents/%E4%B8%AD%E9%87%8E%E6%99%BA%E8%A3%95.html
たくさんの「つくる」を感じられる場所
今回は、「つくるビル」に入居されている、
様々なお店とカフェのご紹介でした。
どのお店も個性豊かで、手作りの
温かみを感じられるところばかり。
さらに、入居者の方との距離が近く、
アットフォームな雰囲気も魅力的な
場所でした。
マルニカフェで美味しい料理を食べた後は、
ぜひ作家さんたちのショップ巡りを
楽しんでみてください。
「つくるビル」では、ワークショップや
イベントなども、定期的に開催されている
ようなので、クリエイティブなことに
興味のある方は、そちらにも
参加してみてくださいね。
お店の基本情報
店名 | マルニカフェ |
---|---|
住所 | 〒600-8108 京都市下京区五条通新町西入西錺屋町25番地つくるビル2階202号室 |
電話番号 | 075-344-0155 |
営業時間 | 11:30 ~ 21:00(L.O 20:30) |
URL | https://instagram.com/marunicafe/ |