元理学療法士が選ぶ!
腰痛におすすめのポケットコイルマットレス
こんにちは。Re:CENO FUKUOKAのサカイです。
自己紹介をすると、
前職は理学療法士をしておりました。
しかし、好きなインテリアに囲まれて
仕事がしたいという強い想いを抑えきれず、
インテリア業界へ。
理学療法士としての経験を活かして、
身体にフィットする家具の選び方を
ご提案しております。
みなさんは、快適に質のいい睡眠をとれている
実感はありますか??
1日の中でも多くの時間を費やす「睡眠」は
日常を快適に過ごす中で重要な時間です。
そんな時間が、「腰痛で快適に寝れない...。」と
お悩みの方も多いようです。
今回は、そんな睡眠時の腰痛に悩んでいる方に向けて、
元理学療法士の私が、選び方のポイントと
おすすめのマットレスについてご紹介いたします。
腰が痛くなるマットレスの特徴と原因
「寝起きに腰が痛くなる。」
このようなお悩みのある方は
多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな腰の痛みが発生する原因は、2つ。
- 長時間同じ姿勢が続いてしまうこと。
- 寝具が身体にあっていないこと。
原因① 長時間同じ姿勢が続いてしまう。
1つ目の原因については、
同じ姿勢が続くことで血流が悪くなり、
筋肉が固まってしまう。
それにより腰痛を引き起こすことが考えられます。
そこで就寝時大事なことは、
寝返りを打つこと。
人は寝ている時、自然と徐圧することで、
腰への負担を減らしています。
そのため、寝返りをスムーズにできる就寝環境を
整えることが大切です。
原因② 寝具が体に合っていない。
Re:CENO product 木製ベッド folk/NA
2つ目の原因は「寝具が身体にあっていない」こと。
例えばマットレスが硬すぎて、
腰回りや背骨、肩周りなどに圧力が大きくなり、
痛みを生じてしまう。
逆に柔らかすぎると、寝返りが打ちづらく、
腰痛の原因になってしまいます。
このように寝具が身体に与える影響は
とても大きいのです。
ですので、ご自身の身体に合った
マットレス選びが快適な睡眠への第一歩です。
腰痛の方がマットレスを選ぶ3つのポイント
腰痛を防ぐために、マットレス選びが大事で
あることはご理解いただけましたでしょうか。
次は、マットレスを選ぶ際に気を付けたい
ポイントについて、具体的に解説していきます。
ポイント① 体格に合わせた硬さ
「腰痛がある方は、硬いマットレスが良い。」
みなさんもよく耳にするのでないでしょうか?
しかし、誰もがその条件に当てはまる訳では
ないんです。
大切なのは、
体型に合わせたマットレスを選ぶ。
ということ。
例えば、ガッチリとした体型の方が、
柔らかいマットレスで寝ると、沈み込みます。
その結果、寝返りがスムーズにできず、
腰痛の原因になるため、ガッチリとした体型の方には
硬いマットレスがおすすめです。
しかし、その反対に痩せ型の方が硬いマットレスで
寝ると、圧力が大きくなり腰痛の原因になるため、
少し柔らかめの方がおすすめなんです。
このように、
「体型に合わせたマットレスを選ぶ。」
必要があります。
そこで硬さ選びの基準として、
コイル数を見ましょう。
コイル数が多いほど硬く、
少ないほど柔らかいマットレスになります。
ガッチリとした体型の方にはコイル数が多いもの。
痩せ型の方には、少ないものがおすすめです。
硬さに関わるポイントは他にもございますが、
今回はコイル数についてご紹介しました。
ポイント② 片側に20cmのスペースを空ける。
前述では、人は寝返りを打つことで、
腰痛を自然に防いでいることをお伝えしました。
寝返りをうちやすくするためには、
マットレスの硬さ選びに加えて、
寝返りがスムーズにできるスペースを
確保する必要があります。
1人あたりの幅は、
- 男性は「60cm」
- 女性は「50cm」
左右に15~20cmのスペースがあると、
ゆとりを持って寝ることができ、
寝返りもスムーズにできます。
ベッド、マットレスサイズ選びの際に
参考にしてみてください。
また、2人暮らしのベッドサイズについては、
下記のマガジンで詳しく解説しています。
こちらもぜひ参考にしてみてください。
2人暮らしのベッド、ダブルで大丈夫?クイーン・キングサイズを選ぶ、メリットと注意点とは。
ポイント③ ポケットコイルを選ぶ。
コイルのマットレスは、2つに分けることができます。
- ボンネルコイルマットレス
- ポケットコイルマットレス
他にもコイルの使用がないタイプもありますが、
今回は、コイルを使用したタイプについて
お話ししたいと思います。
ボンネルコイルマットレスは、
コイルが連結していて1つの面になっているのが特徴。
価格は比較的安く、耐久性に優れているのがメリット。
デメリットは、コイルが連結しているため、
体圧の分散がしづらく、腰への負担が
かかりやすいです。
ポケットコイルマットレスは、
コイルが1つ1つ独立しているのが特徴。
メリットは、点で身体の各部位に
沿って支えてくれます。
そのため、体圧分散性に優れ、
理想的な寝姿勢を保ちやすいです。
デメリットは、
ボンコイルネットより比較的価格が
高い傾向にあります。
上記の特徴をふまえると、
体圧分散性に大きな違いがあるのが分かります。
ポケットコイルマットレスの方が、朝の腰痛に
悩まれている方には適していると言えるでしょう。
しかし、コイル数や線径、巻数によって、
硬さが異なります。
ポケットコイルを使用した、
なおかつご自身の体型に合わせた硬さを
選ぶことが必要です。
腰痛の方におすすめのポケットコイルマットレス3選
腰痛向きのマットレスの選び方のポイントを
お伝えしてきました。
ここからは、腰痛におすすめとご説明してきた
「ポケットコイルマットレス」に絞って、
リセノでお買い求めいただけるマットレスを
ご紹介していきます。
柔らかさについては、目安を記載しておりますが、
体感には個人差がありますので、あくまで
目安として認識いただけますと幸いです。
また、京都・東京・福岡には実店舗もございます。
お近くの際はぜひ体感しにいらしてください◎
痩せ体系の方に
「プレミアムポケットコイルマットレス」
「プレミアムポケットコイルマットレス」は、
コイル数が450ほど。
少し柔らかめの寝心地のマットレスで、
痩せ型さんにおすすめです。
さらに、このマットレスのおすすめポイントは
「3ゾーン」構造といって、寝ている時に一番
体重のかかる、ちょうどお尻から腰あたりの
コイルだけが硬くなり、反発が強いところ。
よって、自然と快適な寝姿勢を保ちやすく、
腰に負荷がかからないようサポートしてくれる
構造になっています。
普通体型の方に
「ゴールドプレミアムマットレス」
「ゴールドプレミアムポケットコイルマットレス」は
コイル数が741ほどで、やや硬めの寝心地。
普通体型の方におすすめなマットレスです。
こちらも、先ほどご説明した「3ゾーン」構造に
なっているため、腰あたりのみ反発力があり、
しっかりと負担をカバーしてくれます。
価格とクオリティのバランスも良く、
リセノでは一番人気のマットレスです。
がっちりとした体型の方に
「ナノテックプレミアムマットレス」
「ナノテックプレミアムポケットコイルマットレス」は
リセノで取り扱いのマットレスで、
最高級の仕様になっています。
一番の魅力は、コイル数の多さで、硬めの寝心地です。
通常、シングルサイズのポケットコイルマットレスは、
コイル数が約500個程度のところを、
このマットレスは1250個を設置しています。
きめ細やかに配置されたコイルが、
体圧を効率的に分散してくれます。
さらには、先ほどもご説明してきた
負荷のかかる部分だけコイルを
増やしてカバーする「3ゾーン」構造ですが、
ナノテックプレミアムポケットコイルマットレスは、
なんと「7ゾーン」構造。
柔らかい部分と、硬い部分を「7ゾーン」まで
細やかに分け、身体をより一層優しくサポートします。
寝心地も、全体的に硬いというよりは、
柔らかい部分と硬い部分のバランスが丁度良い
寝心地になっています。
腰痛対策に。おすすめの寝る時の姿勢
腰痛におすすめのマットレスを選んだら、
寝姿勢についても、気を付けたいポイントがあります。
様々な寝姿勢がありますが、
腰痛対策としては以下のポイントが重要です。
- 背骨が綺麗なS字を描いていること。
- 背骨が一直線になっている。
特に、腰痛対策におすすめな寝姿勢は、
横向き です。
腰の角度を自由に変えることができ、
腰への負担を軽減してくれます。
足の間に枕を挟むと骨盤と脚がフラットになり、
さらに効果的。
「寝る際には、仰向けじゃないと。」
なんて方は、膝の下にクッションを入れてみましょう。
背骨が一直線になり、腰がそりにくい状態になるので、
負担を和らげてくれます。
腰痛に適したマットレスを選んで、毎朝を快適に。
最後にマットレス選びのポイントのおさらいです。
- 体格(体重)によって、硬さを選ぶ。
- サイズは、片側に15cm~20cmのスペースを確保する。
- 体圧分散性に優れているポケットコイルマットレスを選ぶ。
あくまでも、朝の腰痛に悩んでいる方が
対象になります。
腰痛には様々な原因がありますので、
生活に支障をきたしている場合は、
病院で治療を受けることをおすすめいたします。
マットレス選びにご不安をお持ちの方は、
お気軽にお問い合わせください。
ちなみに、マットレスの買い替えをご検討中の方に
以下の記事ではマットレスの捨て方を解説しています。
マットレスの捨て方って?素材別に見る処分方法
少しでもみなさまの1日の始まりが、
快適になりますように。
腰痛にお悩みの方におすすめの
ソファーの選び方については以下の記事で
解説しています。
ソファーと腰痛には関係がある?腰痛の原因とおすすめのソファーの特徴をご紹介します。