
1日の大半を占める睡眠。快適な朝を迎えるために、マットレス選びのポイントをおさえましょう。
https://www.receno.com/pen/beds/u63/2022-09-30.php公開日 2025年04月21日(月)
こんにちは。
品質管理チームの仮屋﨑です。
1日8時間睡眠として人生の
3分の1の時間を過ごすことになるベッド。
日々を快適に過ごすためには
睡眠の質はとても大切です。
自分に合ったマットレスを
お探しの方に向けて
ポケットコイルマットレスについて
特徴から選び方、おすすめの商品まで
紹介していきます。
まず、マットレスには大きく分けて
クッション材として高反発ウレタンや
ファイバーなどを使ったノンコイルマットレスと
コイルスプリングを使ったコイルマットレスの
2種類があります。
ノンコイルマットレスはウレタンなどを
使用しているため軽量で比較的安価に購入できます。
しかし、コイルマットレスに比べて通気性が悪く
へたりやすいため、耐用年数が短いものが多いです。
コイルマットレスはクッション層がバネになるため
通気性に優れ、耐用年数も長いものが多いです。
また、反発力が高いため寝返りや起き上がりの際の
腰の負担を軽減することができます。
さらに「コイルマットレス」には
ボンネルコイルとポケットコイルの
2種類があります。
「ボンネルコイル」は
コイルがすべて連結された構造になっており、
身体を面で支えるため硬めの寝心地が特徴です。
メリットとしては以下の通りです。
ただし、デメリットとして
コイル全体が連結されているために
体圧分散性が低く、腰に負担が掛かりやすいです。
また、横揺れもしやすいので2人以上で寝る際には
隣の人の振動が伝わるため、
複数人で使う場合には不向きです。
そのため、体格が良い方やおひとりでお使いになる方、
お手頃な価格で購入したい方におすすめです。
ポケットコイルはその名前の通り、
コイルが一つひとつ独立した構造になっています。
メリットは以下の通りです。
コイルが独立した構造のため
ボンネルコイルと比較すると
耐久性と通気性は劣ります。
デメリットとしては
その構造上、製造の手間がかかるため
価格が高いものが多いです。
体圧分散性に優れているため
腰痛が気になる方や2人以上で
お使いになる方におすすめです。
腰痛持ちの方は下記のマガジンで
マットレスの選び方について詳しく解説しています。
ぜひご一読ください。
1日の大半を占める睡眠。快適な朝を迎えるために、マットレス選びのポイントをおさえましょう。
https://www.receno.com/pen/beds/u63/2022-09-30.php
リセノでは、ボンネルコイルに比べると
価格が高くなってしまいますが
身体への負担が少なく、理想の寝姿勢を実現できる
ポケットコイルマットレスをおすすめしています。
ポケットコイルの特徴をより詳しく解説していきます。
それぞれのコイルが身体に合わせて沈み込むため、
特定の箇所に集中して圧力がかかることなく
バランスよく身体全体を支えてくれます。
優れた体圧分散を実現し、
理想の寝姿勢を保つことができます。
ボンネルコイルとは異なり、
寝返りの際に横揺れやきしみ音が少なくなります。
また、2人以上で寝る際も隣の人の
寝返りや動きの影響が伝わりにくいため、
快適に眠ることができます。
コイルを一つひとつ独立させるために
個別に不織布で包む構造になっています。
ボンネルコイルに比べると少し劣りますが、
通気性は悪くなく、定期的な換気をすることで
カビやダニの発生を軽減できます。
それではここから
ポケットコイルマットレスを
構成する重要な要素のコイルについて
選ぶ際の指標を解説していきます。
コイルに使われる線材は
硬鋼線とピアノ線の2種類があります。
マットレスの品質表示には
線材の種類を記載していることが多く、
「硬鋼線」の場合は「SWRH」
「ピアノ線」の場合は「SWRS」と書かれています。
硬鋼線は一般的なコイルマットレスで
広く使われている線材で、
炭素含有量、マンガン保有量で
耐用年数が変わってきます。
ピアノ線は高級線材であり、
しなやかで丈夫な特徴をもっているため、
基本的に10年以上の耐用年数を誇ります。
10年以上使い続けたい場合は
ピアノ線が使われているものか
硬鋼線の品質が良いものをお選びください。
コイル数は基本的に数が多ければ
体圧分散性が高くなり、
理想の寝姿勢を保ちやすくなります。
ただしコイル数が多くなると
その分価格も高くなってきます。
一般的なポケットコイルマットレスであれば
シングルサイズで約450個ほどの数のものが多いです。
快適な寝姿勢を作るためには
コイルのゾーニングが重要になります。
マットレスに横になった時に
一番重く沈み込むのがお尻部分です。
沈み込みすぎると腰への負担となります。
ゾーニングが施されているマットレスの場合
腰にあたる部分のコイルを太く・硬くし、
沈み込みを抑える仕様になっています。
ゾーンによって硬さを調整することで、
身体のセンターラインがまっすぐになる
理想の寝姿勢をつくります。
ここからはリセノでお買い求めいただける
ポケットコイルマットレスをご紹介していきます。
柔らかさについては、目安を記載しておりますが、
体感には個人差がありますので、
あくまで目安として認識いただけますと幸いです。
また、マットレスは実際に使うまで
身体にあっているかわからないものです。
リセノでは京都・東京・福岡の実店舗で
展示もしておりますので、
お近くの際はぜひ体感しにいらしてください。
コイル数が450個ほどの
少し柔らかめの寝心地のマットレスで、
「3ゾーン」構造にゾーニングされています。
寝ている時に一番体重のかかる、
お尻から腰あたりのコイルだけが硬くなり、
反発力が強くなっています。
それにより、自然と快適な寝姿勢を保ちやすく、
腰に負荷がかからないようサポートしてくれる
構造になっています。
コイル数が741個ほどで、
やや硬めの寝心地のマットレスです。
ゾーニングは先ほどと同じく
「3ゾーン」構造ではありますが、コイル数が多い分、
より身体全体に合わせてフィットし、
理想の寝姿勢を保ってくれます。
コイル数が1250個と
一般的なポケットコイルマットレスより
約3倍ほどの数が、きめ細やかに配置された
マットレスになります。
さらに、ゾーニングも「7ゾーン」構造となっており、
柔らかい部分と、硬い部分を細やかに分け、
身体をより一層優しくサポートします。
寝心地も、全体的に硬いというよりかは、
柔らかい部分と硬い部分のバランスが丁度良い
寝心地になっています。
ポケットコイルマットレスは
比較的耐用年数が長いものが多いですが、
毎日使うものですので、より長く使うためにも
定期的にお手入れをおすすめします。
健康な成人が一晩にかく寝汗の量は、
平均してコップ1杯(約200㎖)程度と言われています。
通気性の良いマットレスでも湿気は溜まりますので、
定期的に換気を行うことで
カビやダニの発生を防ぎます。
ポケットコイルマットレスを換気する際は
重量が重いので無理に壁に立てかけることはせず、
ベッドフレームとの間に書籍などを挟んで、
空気の流れを良くして換気してください。
また、毎日同じ場所で寝ていると
荷重のかかりやすい頭や肩、腰あたりの
マットレスの劣化が早くなります。
ローテーションと言って、マットレスの
上下裏表をひっくり返す作業を
半年から1年ほどを目安に行ってください。
それでは、今回のおさらいです。
ポケットコイルの特徴は以下の3つ。
ポケットコイルマットレスを選ぶポイント
ポケットコイルの特徴から
選ぶポイントの指標まで紹介しましたが、
いかがでしたでしょうか。
耐久性の高い素材が使われているマットレスは
その分価格も高くなります。
合わせて寝心地の好みや何人で使うかなど
各ご家庭によって検討要素はさまざまです。
一度購入すれば5年10年と
使い続けるものですので
このマガジンを参考に
慎重に検討いただけますと幸いです。
ご一読いただき、ありがとうございました。
ポケットコイルマットレスとは? ボンネルコイルとの違いや選び方を徹底解説
マットレス選びで気になる「コイル」の種類。快適な寝心地を保つ「ポケットコイルマットレス」の特徴と選び方を解説します。
シングルベッドを2つ並べて使うメリットを解説! 寝室に必要な広さも検証します。
「シングルサイズの2台使い」と「クイーンサイズ」、どちらが良いのでしょうか? それぞれの利点と選び方について解説します。
2人暮らしでゆったり眠れるベッドサイズは? 同棲・夫婦におすすめの選び方
2人暮らし = ダブルと思われがちなベッド選び。もしかすると、2人に合うのはクイーン・キングかもしれません!