大阪府　S様 邸

コーディネート概要

現在お悩みでいらっしゃる「チグハグ感」を解消するべく、基調となる家具は、床色に近いミッドブラウンカラーで統一し、空間としての「まとまり」を重視して、コーディネートいたしました。

また、過度に落ち着きすぎず、重厚感が出ることを避けるために、要所に淡いベージュカラーを組み合わせて、明るさや軽やかさも取り入れました。

「明るさ」と「落ち着き」を両立させ、リラックスしてお過ごしいただける、大人のナチュラルヴィンテージスタイルをご提案いたします。

レイアウト

LDKの中央が開けており、最も広い空間を確保できるため、ゆとりのあるサイズ感のダイニングを中央にレイアウトしています。

お持ちのピアノは、入り口の脇にレイアウトし、キッチンの手前に、200cm四方のラグマットを敷いたリビングスペースを設けました。

入り口から階段やキッチンへの動線、キッチンからリビングへの動線も、人一人が通るための目安である【 60cm 】以上を確保できているので、ストレスのないスムーズな行き来が可能です。

キッチンとダイニングも近い距離にあるため、配膳に際しても便利な位置にございます。

ダイニングテーブルと垂直方向にTVボードをレイアウトしているため、ダイニングのどの位置からも、TVをご視聴いただけます。

LDKの奥、掃出し窓の前にリビングを設けておりますので、明るい窓際に面した、人の行き来が少ない場所で、ゆったりとおくつろぎいただけます。

ダイニングで過ごす時間を心地よく。機能美に優れたダイニングのご紹介

LDKの中央にレイアウトいたしましたダイニングは、お部屋の中でも最も目につく位置にあります。

毎日何度も目に入るその場所で、優しく静かに佇む、やわらかな印象のアイテムをセレクトいたしました。

【 伸長式ダイニングテーブル folk／BR 】は、直径110cmから、幅170cmの楕円に伸長が可能なテーブルです。

ダイニングで必要な最小スペースは、一人当たり「幅 60cm×奥行き 40cm」が目安です。
こちらのテーブルを伸長すると、「幅 170cm×奥行き 110cm」のため、目安よりもかなりゆったりとしたサイズ感になります。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜人数に合わせた「ダイニングテーブルの大きさ」を知りましょう。

お子様お二人も大きくいらっしゃるので、ぜひゆとりのあるサイズで、テーブルをお囲みください。

お客様がいらっしゃった場合は、短辺側にもお座りいただけますが、その場合でも狭さを感じることなくお座りいただけます。

チェアーは、ペーパーコードという「樹脂を含ませて撚った紙ひも」を座面に使用した、異素材ミックスのチェアーを2種類ご用意しました。

【 ダイニングチェアー PAPERCORD CHAIR／BR 】は、ベーシックなデザインなので、座面部分が意匠としてのアクセント効果を発揮します。

「鹿の子編み」を採用した座面は、適度な弾力がありますが、沈み込みすぎることもなく、長時間座っていても疲れにくいのが特徴です。
ソファーがないLDKにおいても、ゆっくりとくつろいでいただける座り心地の良さで、食後もリラックスしてお過ごしいただけます。

また、手仕事のあとを感じられるディテール感は、デザインとしても美しく、あたたかみを感じさせてくれます。

【 ダイニングチェア PAPERCORD／BR Round arm 】は、先にご紹介のチェアーよりも背もたれが低く、丸みを帯びています。

半円状のアーム部分は、肘を置いたり、立ち上がりの際の支えとしてお使いいただけます。

また、高さを抑えたデザインが、空間における圧迫感を軽減してくれます。

同じシリーズのデザイン違いを2脚ずつ組み合わせた「ミックススタイリング」で、空間としてのまとまり感は保ったままに、ささやかな空間のアクセントを加えました。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜ダイニングチェアの選び方「ミックススタイリング」

リビングとダイニングの境目には、壁掛け時計と観葉植物をレイアウト。

フランス語で「田舎」を意味する【 電波時計 Campagne 】は、その名の通り素朴さもありながら、シンプルな上質さも感じるデザインです。

直径約30cmというサイズと、認識しやすいフォントの文字盤は、お部屋のどの場所からでも見やすい、視認性の高さがあります。

観葉植物は、ひとつあるだけでインテリアの印象をぐっと高めることができる、心強いアイテムです。

目に付きやすく、日当たりや風通しの良い場所に、お部屋の象徴となる「シンボルツリー」をぜひ取り入れてみてください。
あいにく、当店では観葉植物の取り扱いがございませんので、以下の動画をご参考いただけますと幸いです。

▼ 【動画】お部屋をぐっとセンス良く見せる「シンボルツリー」の飾り方

▼ 【動画】お部屋にあう観葉植物の選び方をご紹介します。

リビングで思い切りリラックスしていただくための、アイテムをご紹介します。

リビングスペースも、ミッドブラウンカラーを基調としていますが、アイボリーやベージュなども加えているため、さわやかな印象です。

主に床でお過ごしいただくため、ラグマットは手触りの良さとサイズ感を重視した、【 別注プロダクト｜ラグマット LUCE 四角形タイプ（200×200cm）】を選びました。

カラーは、明るく淡いトーンが印象的な「サンドベージュ」をセレクト。

アップで見ると、ところどころにカラフルな糸がミックスされているのがわかります。
強く主張することなく、さりげないアクセントになるので、飽きることなくご使用いただけます。

約20mmと毛足長めのふわふわとやわらかな肌触りで、素足でお過ごしいただくにもおすすめのラグマットです。

1本1本の毛が細く、毛足は長めでも、さらっとした触感なので、1年を通して快適にお過ごしいただけます。

『ソファーを置くにはスペースが足りない...』
そんなお部屋におすすめしたいアイテムが、折りたたみ式のラウンジチェアー【 ラウンジチェア Nychair X 】です。

「チェアー」と名乗っていますが、その座り心地はソファーにも匹敵するほど、くつろぎに特化したチェアーです。

人間工学に基づいて設計された座り心地と、シンプルなデザインを両立させたこちらのチェアーは、1つあればどこでもリラックスタイムを過ごすことができる、日本の名作と名高いアイテムです。

▼ 【動画】ひとつあると便利なインテリア｜あったら、いいもの。NychairX編

▼ 【動画】体をやさしく包み込む、日本の名作チェア。50年愛され続ける「Nychair X」を紐解きます。

こんな風に、少しの隙間スペースに収納が可能なので、使わない時はスマートに仕舞っておけます。

持ち運びもしやすいため、リビング以外の場所でも、このチェアーさえあれば、どこでもくつろぎ空間を作ることが可能です。

TVボードには、通常のTVボードよりも奥行きと高さを抑えた【 TVボード WIRY／BR 幅150cmタイプ 】をおすすめいたします。

ダイニングテーブルと同じ、オーク材を使用したシンプルな本体デザインに、真鍮パーツとブラックアイアンを組み合わせた、上品な佇まいのTVボードです。

一般的なTVボードの奥行きと比較すると、【 7cm 】薄くなります。

「たかが7cm」と思われるかもしれませんが、限られたスペースでの7cmは、思った以上にお部屋を広く感じさせる効果があります。

また、高さも35cmと低めなので、床でお過ごしいただく場合は、TVも見やすい高さになります。

TVボードの脇には、ダイニングに使用しているチェアーと同じシリーズの【 ダイニングスツール PAPERCORD STOOL／BR 】をレイアウトしました。

PAPERCORDシリーズは、大変軽量なところも魅力の一つで、こちらのスツールは、重量なんと3.2kg。
ご来客時にも、手軽にダイニングまで片手で持ち運ぶことができるほどの軽さです。

また、スツールは腰掛けるだけでなく、サイドテーブルや、ちょっとした物置き、ディスプレイ場所など、さまざまな用途でご使用いただけるため、1つあっても損はないアイテムです。

▼ 【動画】スツールの使い方と購入時のポイント｜【あったら、いいもの。スツール編】

LDKの収納を一手に引き受ける、暮らしに寄り添うユニットシェルフ

キッチン部分には、【 R.U.S ユニットシェルフ 】を横方向に3つ連結させて、大きな収納スペースをご用意しました。

リビング・ダイニングは、スペースの確保を優先したため、収納家具をレイアウトしておりません。
その分、キッチンと階段下スペースを活用して、LDK全体の収納スペースとしてご使用いただければと思います。

【 R.U.S ユニットシェルフ 】は、「暮らしに、はまる」をコンセプトにした、シンプルな構造と、永く使える可変性や多様性が魅力のアイテムです。

フレームとウッドパーツは、各3色の中から選択できるため、幅広いお部屋のテイストに対応が可能です。
また、パーツの種類やサイズも多岐に渡るため、ご使用用途やシーンに応じて、自由自在に組み合わせていただける魅力が詰まっています。

大きな収納家具は、どうしても圧迫感が生じてしまいがちですが、細身のフレームと背板のないデザインで、圧迫感を最小限に低減させる効果が期待できます。

▼ MORE FUN with R.U.S

【 R.U.S おすすめセット #4 】は、キッチン用品を中心に収納いただくことを想定した、高さ165cmの大型収納です。

キャビネットを上下に2つと、オープン収納を組み合わせているので、家電や食器・食品など、調理に必要なアイテムや備蓄品をたっぷり収納できます。

▼ R.U.Sユニットシェルフ、こんな組み合わせはどうですか？「キッチン編」

カラーは、リビング・ダイニングと意匠を合わせて、「ブラック×ミッドブラウン」カラーで統一していただくと、LDKとしてより一体感を感じていただけます。

【 R.U.S おすすめセット #11 】は、高さ91cmの腰高サイズのタイプです。

天板部分は、炊飯器など蒸気が出る家電を置いていただけますし、ディスプレイもお愉しみいただけます。

そして階段下に差しかかる部分には、薄型タイプの【 R.U.S おすすめセット #21 】を連結しています。

通常タイプが奥行き43cmに対し、薄型タイプは奥行きが約半分の23cmとなります。

階段下スペースは、幅があまり広くなさそうなので、動線を鑑みて薄型サイズを設置させていただきました。

同じシリーズの収納で揃えているので、お部屋のどこから見ても、整然とした、統一感を感じていただけます。

『Re:CENO product』は、ナチュラルカラーもご用意がございます。

今回ご紹介した木製のアイテムたちは、全て当店オリジナルの『Re:CENO product』であり、明るい「ナチュラル」カラーのバリエーションもございます。

▼ Re:CENO product　特設ページ

参考までに、「ナチュラル」でコーディネートした場合の画像も、比較検討の材料として、ご案内させていただきます。

「ナチュラル」の場合、「ブラウン」と比較すると、床色など内装との色差が出ますので、より家具の存在が際立つ印象ですが、家具木部のカラーを揃えていただければ、問題なくコーディネートしていただけます。

より明るく、さわやかな印象をお望みでしたら、「ナチュラル」をご検討くださいませ。

担当：プロサポート　中島