東京都　K様 邸

コーディネート概要

限られた空間のワンルームを少しでも広く見せ、快適にお過ごしいただくことを念頭に、アイテムを選定いたしました。

高さは低く、フォルムはスマートに、カラーは淡いトーンと、さまざまな角度から「開放感」にこだわりました。

ミッドブラウンとブラックカラーを基調とした、「スタイリッシュなナチュラルヴィンテージスタイル」をテーマにコーディネート。

間接照明を用いたライティングにより、昼も夜もリラックスしていただける空間に仕上がりました。

レイアウト

テレビ配線位置を鑑みて、クローゼットと洗面扉の間に、TVボードとデスクを横並びで配置しています。

TVボード正面に、ラグマットでゾーニングした、リビングスペースを設けました。

キッチンとリビングの距離はどうしても近くなりますが、ラグマットでリビング空間を区切ることで、メリハリを付けるようにいたしました。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜ラグマットは、必ず敷きましょう。

▼ お部屋にまとまりが無いと感じたら...簡単に取り入れられる「ゾーニング」を試してみませんか？

生活スペースを広く確保するため、セミダブルベッドは掃き出し窓の前に設置しています。

窓にかかってしまうレイアウトですが、低床タイプのベッドを選ぶことで、なるべく光を妨げず、洗面扉への行き来もし易いようにいたしました。

デスクとTVボード、両方をレイアウトする場合、洗面扉への動線がどうしても狭くなってしまいます。

クローゼット側の壁面サイズが不明瞭とのことなので、もし今回のシミュレーションよりもスペースが狭かった場合を考慮して、デスクのないパターンも検討いたしました。

まず、デスクありの場合は、デスクに幅92cmの【 R.U.S おすすめセット #44 】、TVボードに幅136.5cmの【 R.U.S おすすめセット #18 】を組み合わせています。

連結させた場合、幅が合計約228cmを占めます。

人が通行するスペースの目安は【 幅60cm 】ですが、こちらのレイアウトの場合、ベッドサイズがセミダブルということもあり、壁面寸法によっては60cmを確保することが難しい可能性がありますので、ご注意ください。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜ダイニングまわりに必要なスペースを知りましょう。

デスクなしのパターンでは、TVボードに幅150cmの【 TVボード LINE 幅150cmタイプ 】、収納スペースとして幅47cmの【 R.U.S 基本セット 高さ165cm×幅47cm（シェルフボード44） 】を組み合わせました。

こちらの組み合わせは、幅197cmとなり、先にご案内のプランよりも31cm幅が小さくなります。

デスクが必ず必要でない場合や、壁面寸法が小さい場合は、こちらの組み合わせもご検討いただければと思います。

お部屋の見晴らしを良くして、圧迫感を感じさせない空間に。

高さをなるべく抑えたり、細身なシルエットや脚のあるアイテムをセレクトすることで、ワンルームのお部屋をなるべく広く見せるようにいたしました。

お部屋の中でも、ベッドは最も大きな面積を占めるアイテムなので、どうしても目に入りやすくなります。

【 ヘッド付きフロアベッド PIATTO 】は、高さを抑えたロータイプのベッド。
見た目の圧迫感を極力減らし、お部屋を広く見せることができます。

また、ソファーが置けないワンルームでは、ベッドはソファー変わりにもなる存在です。
腰掛けるにもちょうどよい高さで、床座から気分を変えたい時には、ぜひベッドにも座っておくつろぎください。

高さを抑えながらも、脚があることで通気性も良く、抜け感を感じられるメリットもございます。

ヘッドボードには、奥行き10cmのコンパクトな棚板がついているので、目覚まし時計や小さなグリーンなどを置いていただけます。

コンセントが2口付いていますので、就寝時にスマホを充電してお休みいただけます。

生活スペースの重要なアイテムとなるテーブルは、【 こたつテーブル FAM／BR 長方形 幅105cmタイプ 】をご提案いたします。

上から下にかけて細くなる「テーパード脚」と、天板縁に斜めにカットが入った「船底天板」によって、軽やかに見えるデザインが特徴です。

▼ こたつテーブルFAMをご検討中の方へ。購入前に知っておきたい「3つのポイント」をご紹介します。

味わい深い節の入ったオーク材を使用した、木材の力強さとヴィンテージ感を感じさせるこちらのテーブル。

天板サイズは幅105cm×奥行き60cmと、1～2人のご使用に適したサイズですが、ご来客時には最大4名様までお座りいただくことも可能です。

冬はこたつとしてもご使用いただけますので、1年を通じて快適にご使用いただけます。

TVボードとデスクは、同一シリーズの【 R.U.S ユニットシェルフ 】を使った、統一感のあるコーディネートに。

細身のアイアンフレームや、背板のないデザインが、圧迫感を感じず、開放感に繋がるデザインとなっています。

TVボードにご提案いたしますのは、【 R.U.S おすすめセット #18 】の「ブラック×ミッドブラウン」カラーです。

※画像は「ホワイト×ナチュラル」となります。

キャビネットはガラス扉なので、ホコリを防ぎながら、AV機器類のリモコン操作も可能です。

脚部アジャスターや、引っ掛け金具の真鍮素材が、さりげない上品さを演出します。

▼ MORE FUN with R.U.S

【 R.U.S おすすめセット #44 】は、フレームに棚板を2枚取り付けた構造のデスクです。

5cmピッチで高さ調節が可能なので、お好みの高さでお使いいただけます。

▼ ユニットシェルフ R.U.S でつくる、「デスク」の魅力をご紹介します。

デスク用のチェアーには、【 ダイニングチェア folk 】のブラックカラーを組み合わせました。

オーク材とペーパーコード、異素材を組み合わせた王道デザインのチェアーは、「見心地」「使い心地」両方においておすすめしたいアイテムです。

特にブラックカラーは座面のナチュラルカラーとのコントラストが美しく、お部屋のアクセントとしての役割を担ってくれます。

▼ 【お家で使ってみた。】リセノスタッフ3名が、新作「folk」チェアをレビューします。

冷蔵庫の隣にも、同じシリーズの最も幅の狭い【 R.U.S 基本セット【通常】 高さ91cm×幅25cm（シェルフボード22） 】をレイアウト。

キッチンとリビングスペースの距離はどうしても近くなってしまいますが、リビングアイテムと同一のアイテムを導入し、少しでもスペースを区切れるようにいたしました。

▼ 【動画】バイヤーおすすめアイテム ｜ちょっとした隙間を有効活用する、ユニットシェルフR.U.S 22cm幅

ファブリックアイテムで、明るくさわやかな印象をプラス

高さやフォルム以外にも、開放感を与えるために工夫した点が、カラーコーディネートです。

木製家具のベースカラーは、ミッドブラウンやブラックなど、ヴィンテージ感を演出する濃い目のカラーをセレクトしています。

その分、ファブリックアイテムにはアイボリーやライトグレーなど、軽やかなカラーをセレクトし、空間を広く見せるようにいたしました。

床には【 ベルギー産 ウィルトン織り ラグマット BOHEM／135cm×190cm 】を敷きました。

ふっくらとした厚みのあるラグマットで、床での生活でも底付き感を感じにくく、長時間ゲームをする時にも快適にお過ごしいただけます。

ベニワレンラグを思わせるデザインで、端部にはフリンジのようなデザインが入っている点もさりげないポイントです。

高密度で耐久性の高いウィルトン織りのラグマットは、永くご愛用いただけるかと思います。

▼ 「織り方」の違いから、自分にあったラグマットを選ぼう。

カーテンは、コットンとリネンをブレンドした【 リネン＆コットンカーテン Spring 】がおすすめ。

生地に一度洗いをかけ、天然素材の風合いを引き出し、ユーズド感を感じさせる肌なじみのよい質感に仕上がっています。

透け感のある生地は適度に光を通し、さわやかなライトグレーカラーがお部屋の印象を明るくしてくれます。

▼ 【動画】ナチュラルヴィンテージの作り方｜ Vol.3 面積の大きいインテリアも、トーンを合わせましょう。

ワンルームの場合は、生活感が出やすいベッドも同じお部屋に配置することになります。

クッションやブランケットでベッド周りに彩りを添えることで、生活感を軽減し、インテリア性を高めることができます。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜寝室には、ブランケットを置きましょう。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜枕元には、クッションを余分に置きましょう。

今回は、クッションに【 クッションカバー WOOLEN／Bタイプ 】と【 クッションカバー folk／オリーブ 】、ブランケットに【 リネンブランケット linoo Daina／ナチュラル×グレー 】をコーディネートいたしました。

水洗いできない、または洗うのに手間がかかるファブリックアイテムにお使いいただける、メンテナンスキットもご用意しております。

お使いいただく前にケアすることで、汚れを未然に防ぐことができる、便利なアイテムです。

▼ 【動画】家具を汚れから守るテキスタイルプロテクターについてご紹介します。

今回ファブリックアイテムは、「さわやかさ」や「スタイリッシュさ」を意識して、アイボリーやライトグレーなど、無彩色を中心としたカラーにてコーディネートしています。

ミッドブラウンやブラックカラーを引き立て、お部屋を広く見せる配色です。

ファブリックアイテムをベージュ系に変更すると、ほっこりとした印象に。

あくまでもトーンは明るめに保ちつつ、暖色系を取り入れることで、あたたかみを感じるコーディネートにすることも可能ですので、こちらも併せてご参考ください。

＜コーディネートアイテム＞
・ラグマット BOHO／サンド×ブラウン
・リネンカーテン Mar／ベージュ
・リネンブランケット linoo Benona／ナチュラル
・クッションカバー CACTUS
・クッションカバー folk／オリーブ

なお、ラグマット上の円形クッションは、9月中旬頃に発売予定のラウンドシートクッションをイメージしています。
詳細は発売開始後、WEBサイトにてご覧いただけますので、よろしければ併せてご検討くださいませ。

ナチュラルヴィンテージの世界観を深める照明たち

最後に、インテリアの重要な要素である照明について、ご案内いたします。

主照明の他にも、間接照明もご検討いただいているとのことでしたので、お部屋の一番奥の角部にフロアライト、R.U.S ユニットシェルフ上にテーブルライトを導入しています。

まず、お部屋のメイン照明には【 ペンダントライト Oilparch 】を選びました。

ペンダントライトはダイニングテーブル上でよく使われるイメージですが、実はワンルームにもおすすめです。
シーリングライトよりも低い位置に吊るすため、目に留まりやすく、空間にも立体感や動きが出ます。

【 ペンダントライト Oilparch 】は、シェードに特殊な紙を使用しており、カーフ素材のような凹凸感が味わい深いライトです。

独特の素材感と深みのあるブラウンカラーが、ヴィンテージテイストの世界観を深めてくれます。

▼ 【動画】レザーのような特性紙を使った、オリジナル照明：vol.5｜【商品紹介／リセノTV】

【 フロアライト GRASP 】は、美術品のような支柱部分の彫刻と、自然素材を用いたシェードが印象的。

お部屋の奥に配置することで、入り口からも目に入りやすく、フォーカルポイントとしての存在感を発揮します。

また、角に設置することで、光を照らした際も壁面に光が映し出され、夜間は美しいライティング効果が期待できます。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜「フォーカルポイント」を学びましょう。

▼ 【動画】ホッとリラックスできるお部屋は「フロアライト」でつくる！

光源は数が多いほど、奥行き感のあるライティングが叶います。

冷蔵庫横やデスクの【 R.U.S ユニットシェルフ 】の上にも、ぜひ間接照明を置いてはいかがでしょうか。

【 テーブルライト COPYING 】は、ウォールナット材の美しくしなやかなくびれが印象的。

フロアライトとともに、お部屋に個性を与えてくれます。

▼ まるでオブジェのようなテーブルライト?!凛とした上質な佇まいに、惹かれました。

白い壁面は、お部屋に開放感を与えますが、何もないとなんだか物足りない印象にも繋がります。

壁面をアートや時計でデコレーションしていただくと、白壁に映える上、ナチュラルヴィンテージの世界観を深めてくれます。

特にアートはお部屋の印象もワンランク上に引き上げてくれるアイテムなので、ぜひご検討ください。

▼ 暮らしにあったアートの選び方

▼ 賃貸にもおすすめの壁掛けフックを、ご紹介します。

担当：プロサポート　中島